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─隔離空間・ふわだまり多発地帯─
おはぁ!?
[一歩踏み出すと、足がずぼっとふわふわに嵌った。バランスを崩し、リーは前のめりにふわふわの中へと倒れ込む]
『……貴様まで嵌ってどうするのであるかこの馬鹿者が!!』
すったらだごどしゃんべったってしゃーんめーっぺー。
こご歩ぐのぁバランスとんの難しっぺ。
[怒鳴られたけれど、そのままふわふわを掻き分けるようにしてティティエンのところまで行き、自分の肩へと乗せる。そうして今度は出口へと向かって進んで行った。ふわだまりから抜けると、また肌蹴た右袖からぽろぽろとふわふわが落ちて行く。流石に着崩れが酷くなってしまったため、一旦帯を解いて浴衣を着直した]
さぁて、ほいだら次行ぐべなぃ。
[気を取り直して次の場所へと向かって行った]
―隔離結界・通路―
[どこにいくか決めずに適当に歩く。
通路にもふわふわが増えているように見えるのは魔力に抵てられて増えたふわがあふれ出しているせいだろうか]
……なんかこう……これ、どうなるんだろうなあ……
[はあ、とため息をついたときに、パステルカラーのもふもふなライオンが通路を横切ろうとしていた。
こちらが気づいたと同時にあちらも気づいたようで]
って、そういや捕獲対象だった。
まてこら!
[呟きと同時に逃げ出そうとするもふらいおんを捕獲する風の網をなげた{3}]
/*
>>+47
「なんだよー。
ちっとぐれぇ遊んだって良いだろ」
>>+53
「ふわふわ気持ち良いだろー!」
「分かった分かった。
今行くって」
>>+55
「んなこと言ったって仕方ねーだろー。
ここ歩くのはバランスが難しすぎる」
「さぁて、そんじゃあ次行くかな」
[そも、夢見を拒絶している、という事の可否はさておいて。
不自然に呼び込まれた眠りは、逆に意思を無視してそこへと至らせる。
見えるものは、様々で。
例えば、身に宿した魔獣と最初に出会った時の事とか。
その力の暴走で、故郷である『魔獣使いの郷』を半壊させ、両親と幼馴染たちを文字通り『喰らい尽くした』事とか。
……そんな自分を、これまた文字通りの命がけで止め、引き取ってくれた養父との事とか。
そうかと思うと、学院に来てからの事。
ケンカ屋として暴れまわった日々の事とか。
(この辺りは、ひっそり記録に残っているかも知れない)
ナターリエと出会う切欠となった、迷宮試練での事とか、卒業前にやらかした、魔獣との存在をかけた盟約戦とか。
宮廷占星術師となってからも、騒動がなかった試しはなく。
長となってからは、多分、より一層顕著なわけで。
……どうにも平穏ではない人生の記録の早送りは、無意味に長かった]
[それでも、総じて。
今は、全て、受け入れようとしている事で。
完全に、割り切れている訳ではないけれど。
目を逸らさないと決めた──右の腕に刻まれている、とある印にかけて、誓ったから。
寝顔は特に苦しそうとか、そういう事もなく。
むしろ、普通に寝てる様子は、外見年齢と比しても幼いというかなんというか。
それだけで十分ネタになるくらい、かわいいものだったとかなんとか]
逃げたものは仕方ない。
[もふらいおんの恐ろしさは知らないので、あっさりと結論付けた。
百足もどきの大きさからすれば意外と多かった欠片を袋に詰め込んでから、その場を後にする。
彼が去るまで他のクリーチャーが妙に静かだったのは多分気のせいではない]
宮廷占星術師長 ライヒアルトは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
―夢の中―
『あきらめちゃえば……』
そうは言っても愛しい故郷だ。そう簡単にはなあ……。
『でも、帰れた人……いるの』
……。
[シチとの会話か。学院に入った当初はまだ元の世界に帰る方法があるはずと望みがあった。
調べれば調べるほど絶望することになった。]
―夢の中―
「こんなところで寝転がって……。」
こ、ここはどこだ……。
「どこの言葉を使っていらっしゃるのかしら?
……まあいいわ。今日は機嫌が悪いの。拾って差し上げます。」
[ガブリエラと出会った記憶か。よく分からない理由で拾われ、保護されることになった。
あの時拾われて生き延びることがなければ、ここまで苦しまずに済んでいたかもしれないとは思う、正直。]
「私に拾われたのだから、そんな顔をせずに笑いなさい。
私は笑い話が好きですの。何かお話になって?」
―平原エリア―
[ぱちり、と目を覚ます。
隣を見ればまだライヒアルトは眠っていた。
その寝顔は幼く見える。]
……。
『……やっちゃう?』
ああ。
[同じく起きたシチ―あとから聞いた話によると、どうやら人間になってゲルダとかくれんぼして遊んだ夢を見たらしい―と、目を合わせて頷き一つ。]
―平原エリア―
[ハインリヒはゆっくりとライヒアルトの顔の真横に左手をつき、彼の顔を真上から見下ろして、ゆっくりと――
――右手の赤いカラーペンで頬にぐるぐるを描いた]
/*
こんなところで99を出すとはラ神め。
ところで、
>>61
シチの夢の内容が可愛すぎる件について。
[中の人は悶えている!20のダメージ]
―隔離結界・通路―
[上手いこと発動した風の網はもふライオンにまきついてその足をとめるのに成功した]
よしっ。
ここであったが百年目、ってわけでもないが、大人しく成敗されてくれ。
[いやいやと首を振るもふらいおんの意思表示などは無視して風の精霊に頼む]
風よ、見えない刃よ。汝が手に囚れしかの者を切り裂け!
[真空の刃がふわふわでもふもふならいおんへと襲い掛かる66]
―隔離空間・ふわだまり発生地帯―
あったー。とうっ。
[ふわだまりを見つけると、勢い良くダイブ。
ふわだまりの中で遠慮なく半身を魚へと変えると、
はりついた服の気持ち悪さから開放されてようやくひと心地着いた。]
ぬくぬくだねー。
[ついでにのんびりふわだまりのなかを泳ぎ始めた。
ふと、ふわだまりの中にふわふわじゃない何かを見たような…。{6}]
―隔離結界・通路―
[じたばたと暴れるもふらいおんに襲い掛かった風の刃は、だいぶダメージは与えたようだけど息の根をとめるほどではなく]
っと、中途半端だなあ。
うむ、暴れられると困るから、仕上げと行こう。
[よりいっそう暴れるもふらいおんが風の網から抜け出したのを見て、慌てて術を構成する]
わー、まて!
風よ、水よっ、氷の刃をのせかの者を巻き込みうず巻け!
[ふわらいおんを中心とした竜巻の中に氷の刃が出現する。60]
─平原エリア─
[ちなみに、白もふと漆黒も、一緒に同じ状態になっていたわけですが。
しばらく前から体内に戻っていたため、忘れられていた黒もふだけは、きっちり起きており]
『何を、している、か』
[不意に響く、高めの声。
するり、と身体の中から抜け出すように黒もふが現れる。
現状を見て取った黒もふ、ゆらり、と不機嫌そうに尻尾を揺らし]
『ついでに、瞼にも、目、描いちゃうの……』
そうだな。
[今度は黒のカラーペンできゅっきゅっと、彼を起こさないようにらくがきをする。
両頬に赤いぐるぐる、そして瞼に第二の瞳。まつげもばしばし。]
これでいいだろ。
[布袋から小さめの琥珀を取り出すと、ライヒアルトの顔の真上にかざして]
……覚えろ琥珀、これがお前がとどめるべきもの、伝えるべきもの……
[ハインリヒ本人は真剣そのものだ。でも傍目から見るとまぬけ。シチは笑いをこらえている。
熱写よる映像の記録化は難しい。何度も挑戦してもピンボケになる。ハインリヒのレベルではコントロールが効かなかった。]
『だめ。ボケてる。やり直し……』
あーくそ、起きちまう……。
―隔離空間・ふわだまり発生地帯―
…。
「…。」
[ふわだまりの中に埋もれていた、うさぎに似たクリーチャーと目が合った。]
…ぬくもってた?
[との問いかけに、うさぎもどきはこっくり頷く。
ちなみに見てくれは可愛いのだが、口を開けば牙が鋭く、おまけに一角も持っていてなかなかに侮れなさそうな。多分。]
うーん、ぬくもってた所悪いんだけど…。
欠片回収しないといけないんだよねー…。
[じー。と見つめた後に両手でえいやとうさぎを捕まえようと手を伸ばした5]
―隔離空間・ふわだまり発生地帯―
[うさぎもどき、素早く回避。軽くかすっただけじゃどうにもならない。
手を出したおかげで向こうも臨戦態勢に入ってしまった。]
うーん、やっぱり大人しく捕まってくれないかぁ…。
[と、こちらも対応するべく精霊を集めたところではたと気づいた。
ここは ふわだまりですよ。]
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