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―回想・二階廊下―
[もう大丈夫だと思う。
ゲルダの言葉を契機に一度エーファの部屋から出た]
マテウス。
ゼルギウスは、どうだった。
[こちらを探してきたという男に短く問う。
二人の間に交わされたものは知らず。大丈夫だと言われれば、それを信じる他は無い。
また休めと言われてそれを拒絶するだけの根拠も無かった。
疲労は溜まっている。それは隣に居るゲルダとて同じはず]
そうか。うん、分かった。
[他にも幾つかの会話が交わされ、部屋へと引き上げる。
だがすぐに眠れる気分でも無かったので、ここ数日の習慣となってしまった道具を取り出した。
用意した板は、4枚。
助けることの出来なかった同居人も、命掛けて終わらせようとしてくれた幼馴染も。
人狼だと言われた少女も、人狼の秘密を語った老婆も。
これだけは等しく]
[それぞれの板の下、名前を刻んでゆく。
Reichard=Morgenstern
Natalie=Scherz
Beatrice=Erhard
だが、様々に気は昂っていても身体は正直で。
Johanna=Ihatov
その名を彫り込んだ所で目の奥に痛みを感じた。
流石に限界かと、道具を片付ける。
休息は思ったよりも長いものとなった。
訪れた眠りは浅く深く]
[回想]
[あの人は「人狼について分かったことがある」といってエーファちゃんを連れ出すと、その爪で存分に彼女を引き裂いた。]
[わたしはうっとりとその様子を眺めていた。]
……む。
[増えた気配。
物思いから立ち返る。
見回し、目に入った姿は]
……蒼花……では、ないな。
[そこに立つ者に浮かぶのは、朱花]
お前、が。
エーファ、か?
[投げかけたのは、短い問い]
/*
今気がついた。
……ここまでで既に1000使ってるのか……。
確かに、休日だし墓だし。
リミッターは切れやすいけど。ど。
─ 一階・広間─
[ゼルギウスが部屋に戻ることは無かった]
[何をするでもなく集会場を彷徨い]
[最終的に辿り着いたのは広間であった]
[窓から外の様子を眺める]
[白の中に人影]
[その中心に鮮やかな紅]
……綺麗に咲いたねぇ。
[くつりと口元に笑みを浮かべる]
[それが誰であるかは気にしなかった]
[その色を見るのが愉しかった]
[乱暴に集会場の出入口の扉を閉められたのはいつだったか]
[誰か外に居たかと思いながら、広間の出入口へと足を向ける]
[青い光を手のひらに包んだまま佇んでいた少女は、かけられた声に茶色の瞳を向ける]
「私は、最初のエーファなの。ライヒアルト」
[短い問いの続きを汲み取るように、少女は青い光を見つめて言葉を繋ぐ]
「この子と私は、対でつがい、そのように産まれて育てられた。でも私が食べられてしまったから、この子はひとりになった」
[青い光がふわりと空に浮かび、風に戯れるように飛び回る]
「この子は全てを忘れるようにと命じられた。でもエーファという名だけは忘れなかったから、それがこの子の新しい名になった」
対で、つがい。
……文字通りの、双花、という訳か。
[飛び回る蒼の光を視線で追い、それから、改めて暗き翠は朱花の少女へと]
新たな、という事は、やはり真名は他にあった、という事か?
しかし、何故。
全てを忘れるように、などと……。
「忘れなければ、壊れてしまうから。愛したことも、信じたことも、憎んだことも、苦しんだことも、全部忘れてしまえば、ただ花として働くことが出来るから」
[少女は飛び回る光に手を差し伸べる。淡い光は、そっとその手に止まった]
「でも、何度も何度も心を消されて、この子の魂はこんなに小さく削られてしまった」
―二階個室―
[目を覚ましたのと前後して、大きな音が響いた]
…今のは?
[続く物音は特にないようだが。
簡単に身支度を整えると、様子を窺うために部屋から出た]
-回想・二回廊下-
[集会場内を探し程なくして、エーリッヒたちに会うことができた。]
ああ、だいぶ疲れが見える感じではあったが、
まぁしかたがないだろうな。
[肩をすくめて]
エーリッヒ達ももう休め。
なにかあったときに疲れて動けないといけないしな。
[笑いかけて自室へと戻る二人を見送り自分も自室へと]
壊れてしまう、か。
確かに。
双花の役割は、最も強く心を切り裂くもの……。
[過ぎるのは、蒼花宿せし友の姿]
ただ、終わらせる事を望んでいたのは……文字通り、それ以外になかったから、という事か。
[小さく呟き。
揺らめく様子に、微か、眉を寄せる]
……消える。
それを望んでいる、のか、お前たちは?
[残された小さな灯火。
嘆息。
手を伸ばしたなら、触れる事はできるか否か。
触れられたとて、無理に捕えるつもりはないが。
ただ、撫でるよにそれぞれに触れるのみで]
……先の世へと転じたとて、同じ事となるのなら……。
[消えた方が幸いなのか、と。
呟きは声にならず、心の内へと、ただ、落ちる]
― 集会所一階・廊下 ―
[顔を上げる。
服には染みの痕。
頬にはじんとした、痛みが残っていた。
濡れた目と、渇いた喉。
水を欲していた。
壁にすがり、立ち上がる。
定まらない視界の中、額に手を当て、歩みだした]
―厨房―
[小気味良い音を立て、刻まれていく野菜。
此処で料理をするのはもう何度目で、そして後何度有るのだろうと、ふと思う]
…終わったら、エーリッヒとマテウス兄さんと一緒に。
[それらの約束を信じてでもいなければ、崩れ落ちそうで。
今はただ日常の名残に縋る。
出来上がった一皿は、アスパラガスのスープ]
……二重人格では、なかろう。
共に、産まれ、育ち。
一方が喰らわれた後、残された方の側に在り続けた……というところか。
本来は二人、文字通りの『対なる双花』だったようだ。
[暗き翠は二色を見つめたまま。
淡々と、言葉を綴る]
置いてゆくのも、置いてゆかれるのも。
辛かったのだろうな。
[過日、ゼルギウスと交わした会話の中、自らが言った言葉を思い出す。
薬箱の中の導眠剤。
皿に盛ったスープの上、入れるつもりは無く、けれど導眠剤の瓶を傾けた]
…。
[扉が乱暴に閉められる大きな音に、首だけを曲げ、その姿勢のまま固まった。
幾ら首を曲げても、何が起こったか見えるはずもないのだが]
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