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ランプ屋 イレーネは職人見習い ユリアンに投票を委任しています。
青年 アーベルは職人見習い ユリアンに投票を委任しています。
学生 リディは職人見習い ユリアンに投票を委任しています。
貴族 ミハエル は 騎士 ダーヴィッド に投票した。
騎士 ダーヴィッド は ランプ屋 イレーネ に投票した。
職人見習い ユリアン は 騎士 ダーヴィッド に投票した。
ランプ屋 イレーネ は 騎士 ダーヴィッド に投票した。
未亡人 ノーラ は 騎士 ダーヴィッド に投票した。
少女 ベアトリーチェ は 騎士 ダーヴィッド に投票した。
青年 アーベル は 騎士 ダーヴィッド に投票した。
学生 リディ は 騎士 ダーヴィッド に投票した。
騎士 ダーヴィッド に 7人が投票した。
ランプ屋 イレーネ に 1人が投票した。
騎士 ダーヴィッド は村人達の手により処刑された。
ランプ屋 イレーネ は、未亡人 ノーラ を占った。
次の日の朝、貴族 ミハエル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、職人見習い ユリアン、ランプ屋 イレーネ、未亡人 ノーラ、少女 ベアトリーチェ、青年 アーベル、学生 リディ の 6 名。
…そう言うモノよ…みんな、「もう、大人だから」、って。
小さい頃のように、何でもすぐに転がす、なんてできないもの…
自分の行動には責任を持て。それが…
[言葉を切ると、ぐしゃぐしゃと髪を撫でる感覚に抗わず、視線を落とし…]
ユリアンは…悪い人ではない、って。思ってたけど…
今までの、関係を…壊したく、無かったもの…
嘘の事言われるのも嫌…本当のことを話されて…遠くに行かれるのも、嫌…
だって…同じ、物作りとして…沢山話したし…食事もしたし…
いなくならないで欲しかった…
[その後の言葉にはしばし、躊躇い…小さく]
…うん…
ランプ屋 イレーネは、職人見習い ユリアン を投票先に選びました。
学生 リディは、職人見習い ユリアン を投票先に選びました。
[リディの言葉に、八つ当たりかよ、と呟きながらも手にしていたペンダントを渡し。
それから、一つ、深呼吸を]
んじゃ、いってみますか。
[ふわり。
青年の背に緩く広がるのは銀の翅。
瞳は深い、青銀に。
周囲にこぼれる銀の粒子はやがて柔らかな光球となり、少年を包み込む]
……ちょいと衝撃でけえが、耐えろよ、男なんだから!
[少女の時とは、あまりにも扱いの差が大きい気がするが、それはそれ]
[それとほぼ同時にか。
天から舞い降りる、金の光の珠。
それはしばし、夜空に漂った後、緑の外套をまとった騎士の下へ。
それに合わせるように、銀の光の珠を、広場へと飛ばして]
[金と銀、二色の珠。
空に煌めくそれは、幻想的な螺旋を描き、天へと向かう。
天に開いた、空間の入り口に]
……せえの、っと!
[掛け声一つ。
銀の珠にまとわせておいた力を、弾けさせる。
夜空に銀色の光の粒子が舞い散り──]
未亡人 ノーラは、職人見習い ユリアン を投票先に選びました。
大人なら…それでも”そういった”リスクを抱えてでも
率先して動かなきゃ……じゃなかったら、ただ無くすだけ。
…そして起きてしまった事に責任を持つ…
……動かないのは責任を持ちたくない子供の言い分だよ……
[言っている事は厳しいが、口調は穏やかで
ぽふぽふとあやす様にイレーナの頭を撫でながら]
…………でも、そっか…ユリアンをなくすのが怖かったんだな…………
[と、その時…広場の方角に開く窓から
金と銀が空間を照らすのが見える]
……………!!!
[確かに、覚悟は決めていた、が。
強い衝撃を感じた――と思う間も無く、意識はあっさりと飛んで]
〜〜〜〜〜っ
[覚醒した今も、頭がくらくらとしていて、目の前に星が散るかのような感覚]
[――あの男、戻ったら、一発殴る]
[そんな事を思ったり、思わなかったり]
青年 アーベルは、職人見習い ユリアン を投票先に選びました。
青年 アーベルが「時間を進める」を選択しました。
[ふぁさり、と。
翅は、開いた時と同じ音を立てて、消え失せる。
同時に失せる、瞳の青銀]
……さて、後は。
結界を破壊する時の力をおとりにして、バカ親父を引きずり出すっ……。
……んで、踏み潰してやらにゃ、気がすまねぇっ!
[踏めるものなのかとか聞かれたら、見ればわかると答えるだろう。
多分、きっと]
や。
[そんな少年を出迎えたのは、二足歩行の黒猫と仲良く差し向かいで呑んでる、例のハトコだったりとかして。]
「やー、あんさんもきはりましたかにゃー。いやー、えぇですにゃ。せーしゅんですにゃー♪」
『……踏み潰すって。本気?』
[呆れたような、声が問う]
……そのぐらいしてやらにゃ、気ぃすまねぇぞ、アレ。
妖精にとって、最も大きな力……存在の肯定。
……それが、消えた。それも、子供の心から。
色んな意味で、ダメージ、でかいぜ……?
[金の光に包まれて。
恐らく、浮かんだのは安堵の笑み。
きっとそれは誰にも見られることはなかっただろう]
[僅かな浮遊感。近付く銀の光。
銀の中に僅かに金が見えて、上手く行ったのだろうと思う。
そうして、境界を越える瞬間に]
―――っ!!
[無理矢理に、金の珠を弾き飛ばす。
僅かにでも境界に綻びを与えんが為に。
王の力には半ば打ち消され、散る光は銀より少なかったが]
[立ち上がった騎士の低い声]
[それに応えるかの様に、舞い降りて来た金の光]
[静かに見つめる前で、何処からか銀の光も寄り添って、双方はくるりくるりと夜空に吸い込まれ]
[銀の粒子だけを残して]
[光も騎士も初めから無かった様に]
[ぱちくり。瞬きをしてみれば、其処にいたのは、]
……………
[すたすたすたすた。]
[すっぱーん!]
[何処から取り出したのかさっぱり解らないが、手にはハリセン。
エーリッヒに歩み寄ると、その頭を思い切りすっぱたいた]
未亡人 ノーラが「時間を進める」を選択しました。
……けど、怒ってたのも本当だもん。
[ぽつりと、呟きながらもユリアンから石を受け取って。
ミハエルを包むようにふわりと広がる銀の光に、
僅かに目を細めながらも、その行く先を見つめる。
すぅ、と。夜空へと銀の光が弾ける様に溶けて。]
「そーいえばにゃー、あの赤毛の騎士はんの処遇にゃんでっけどー」
ん?ダーヴィッド?どうなんの?アイツ。
「あんひとの死なせてもた珍獣ってーのは、お后さまのペットから生まれた子なんですにゃ。
てなもんでおそらく…」
おそらく?
「お后さまんとこでしばらく愛玩奴隷にされるとおもわはりますにゃ
なかなか良いおとこにゃし。」
…そりゃまた……
[…かわいそうに、と遠い目。]
[掻き消えた金は男を地上に運ぶ力を持つ筈も無くやがて霧散し。
空中に放り出され、重力に従って落下する]
[体長を戻して体重の差から威力を軽減とも考えたが。
落下距離の問題から結局は変わらないと判断。
広場の方から酷い落下音が響いただろうが、其処には既に*姿はない*]
…何も考えずに、大人に擦り付ける子供もいるけどね。
[そう言うのにはなりたくないの、と小さく呟き…]
日常を壊すほど、恐い物は…無いわ…
でも…ユリアン次第だから…
あたしの、言える事じゃなかったのかも、ね…
[小さく呟くと…窓の外に見えた光に]
…アレは…?
って。
[すぱーんと盛大にはたかれた。まぁ子供の力だからこんなもんだが。]
何やって、って…コイツと宴会。
[きぱ。]
「ささ、あんさんも呑みにゃはれー♪ いや、甘いもんの方がよいでっしゃろにゃ?」
ユリアンはユリアンで動くから…な。
[窓の外を見つつ…]
…………妖精王の力とユリアンの力が作動した…ようだな。
………………広場か?
[青年はそう言うと、すっと席を立ち広場へと向う]
……ま、普通、怒るわな。
[リディの呟きに、頬を掻く]
俺だって、正直……自分に腹たって仕方ねぇもん。
……護りたいのに。
甘えて……辛い思い、させて……。
[言いつつ、口の端に浮かぶのは、苦笑]
……さて、と。
最後の仕上げ、しねぇと、な……。
[作業台の上の紫水晶を思い返しつつ、*小さな声で呟いて*]
[窓の外を見つめていたが、次第に光はおさまっていき…]
…確かに…そう、見えたけど…
ぁ…待って…
[広場へと向かうアーベルの後を追う]
まー、俺なら別に、何処でだってそれなりに生きていけるしー?
適応力にゃそこそこ自信あっからさぁ。
[それでも、耳に届いたつぶやきに多少済まなそうな顔をして。]
ま、お前さんの母上様に心配かけた事とか謝っといて…って…
お前さんも来ちまったし無理か、うん。
[広場には相変わらず、何事も無かったかの様に行き交う人]
[その中で一人、夜空を見つめた侭]
行ってらっしゃい。
[きっと戻って来ると思ったから、そう呟いて]
[後を追ってきたイレーナの歩調に合わせつつ
広場に行くまでの間に、昨日ユリアンから聞いたこと…
仮想エーリッヒな妖精王とその息子のいざこざと
ユリアンが今なにをしようとしてたのかを伝えつつ。]
[派手な光りが到来した筈なのに、対した騒ぎもなく
相変らず屋台だらけの広場に出る。]
………………ノーラ……
[そして、広場に見慣れた女性の姿を見つける]
[ユリアンの、少々怒りが混じった言葉に
一瞬、きょとんとした表情で其方を見上げつつ。
言葉の意味を把握すれば、くつくつと笑みを浮かべて]
……おとーさまの引きずり出しに成功した暁には、
あたしにも踏み潰す権利を進呈してくれると嬉しいのですが。
[と、続く言葉に視線を移して。
その顔に浮かぶ苦笑を見れば、小さく溜息が漏れる。
てやっ、と小さな掛け声と共に
相手の腹部へと軽くパンチを繰り出して]
―――そー思ってるんなら、約束、守ってあげてねっ!
[に、と笑みを向ければ、踵を返して扉を開く。
そのまま、*夜の通りへと*]
[何と無く信用ならないといった目でじっと見詰めていたが、済まなさそうな顔になったのを見れば顔を背けて]
僕は戻るつもりではあるが……謝るならば、自分で謝れ。
僕の知った事ではない。
[自らの名を紡ぐ声に、視線を逸らして其方を見る]
[青年と少女の姿を見て、小さく会釈]
今、騎士さんが金の光に。
[ただ自分が見た、それだけを告げて]
[…アーベルの話を聞きながら、広場へと着き…
会釈をするノーラに、会釈を返す]
…そう、ですか…
[…嘘は付かなかった。
小さく安堵の息を吐き…]
…って事は…後は…ユリアン…?
……金の光りはダーヴィッドか……
[ノーラの言葉に頷…結局話しが聞けなかったもう一人の妖精の名を呟く。]
…………銀の光りは…ここからじゃない…のか?
[銀の光りについて言及をしていない事から
そうなのかな…?と、推測しつつ。]
…ユリアン…じゃ、無いの…?
[銀の光…アーベルの言葉にゆるりと辺りを見回すが…他に、この騒動を知っている者は辺りには居なかった]
…でも…ダーヴィットさんが…行ってくれた、って事は…
ユリアンも…嘘を付く気はない、よね…
[アーベルに頷いて]
銀は別のところから飛んで来たから。
誰か…までは、分からなかったけれど。
[光の来たほうを指し示して]
…そういえば、工房はあっちだったかしら。
其処から、かもしれないわ。
[イレーナの言葉を聞いて、呟く]
まー、どうでもいいんだけどね、うん。
[黒猫にお酌してもらいつつ…]
お嬢さんたち二名は奥の部屋で寝てっから、紳士なら邪魔をしないことー、と。
[どっか投げやりにちまちま呑んでるわけで。]
どうでもよくない、というか、呑むなっ!
[蜂蜜酒を呑み続ける一人と一匹に声を荒げ、黒猫の持つ瓶を奪い取る。
にゃあにゃあと騒いでいるのはこの際、無視して]
二名?
[続いた言葉に、きょとり。]
[ノーラの言葉を聞き…]
…ありがとう、ございます…
あたし、行ってみますね…
[ペコリと頭を下げると、その足をユリアンの*工房へと向けた*]
…………少なくてもミリィを裏切るようなことは…ユリアンはしないと思う
[イレーナの前でこの言葉は酷かな…と心のなかで詫びを入れつつ]
…………工房か……
[ノーラの指し示す方向を見て、コクリと頷き。
情報提供の礼を告げ。]
[工房でユリアンから話しを聞くのか、
それとも途中でリディいとカチあって話しを聞くのか]
[ともかく、青年は工房の方向へ*歩きだした*]
……ユリアンが妖精だと知って…
信じきった少女と、関係が壊れるのを恐れた少女か…
[道すがらそんなことを考えつつ…
なんとなく、納得するようなしないような。]
おもしろいもんだなぁ…
[そんな呟きヲこぼしつつ…と言うかなんだか青年枯れ木状態]
んむ。ミリィとユーディットちゃんと。
まぁ、いーじゃんさ…此処でイライラしててもこっちからじゃなんもできねーし。
…むしろ、お前さんわざわざこっちに来ないで向こうから呼べば…でれたかもしれねぇのにさ。ユーディットちゃんくらいなら。
[アーベルを見送って]
…
[視線は手のつけられぬ侭冷めてしまった、椅子の上の珈琲へと]
…元通りになれば良いのに。
[何もかも、皆]
[小さく息を吐いて、眸を*閉じる*]
……………
[むす、と不機嫌そうな表情]
うるさい。
……もし、出られたとしたって……
ユリアンの問題が解決しなければ、どうにもならないだろう。
[少し言い訳めいた口調で言って]
いい。寝る……、って、ここでも寝られるのか?
[瓶を放り投げれば、黒猫がナイスキャッチ]
[ぶつぶつ言いながらも、その場から消えて何処かへ。
――その瞳に普段と異なる色彩があったのは、*気付かれなかったか*]
[窓の外にはあかるいひかり、
そらのかなたへ飛んでゆく。
子供は、やっぱりと呟いて、
ちいさくわらった]
ノーラさんがいるから良いや
[呟くと、子らが戻ってくる。
それから、子供たちは眠りに落ちた]
少女 ベアトリーチェが「時間を進める」を選択しました。
[そして夜も更けて、子供は起きあがる。
窓の外には、猫の眠った目の月がある。
つきのひかりは冴え冴えと、部屋の様子を照らしている。]
[小さな音をたてて蝋燭がともされた。
揺れる暖かなひかりは、
子供がこの村を好きでなくなったひかりより、
優しくて、静かだ。]
金も銀もいらない。
妖精は妖精の国にいればいいのに
[つぶやきを落とせば、
子供は荷物にむきなおる。
旅の道具は、母とそろえた。
もう少ししたら一緒にいこうね。
約束は守られなかったけれど。]
少女 ベアトリーチェは、職人見習い ユリアン を投票先に選びました。
[ここに来たときは、長かったマント。
今はちょうど良いから。
子供はがさごそと、肩にかける大きいバッグを、
開いてものを探している。]
[子供のうしろで、
ひかりは人の姿を取った。
音もなく静かに。
子供は気づかず、バッグから何かを探す。
その首に、細い腕が、まきついた。]
/中/
独り言が勿体無いので今の内に書いておこう、今回の反省点d(' ' )
☆赤相談少なすぎ
……なんのための赤ログなんだと小一時間。
時間余裕はあったのに、最初にちゃんと方針決めないでいたのが停滞の最大の要因だと思う。
話の流れで襲撃先決めるのは当然だけど、早い段階で絞り込んどけばあのボケはやらずにすんだはず。
常に結果オーライとは限らないんだから、ここはしっかりと。
☆見えないログは見えません
……いつぞやこれで散々人に文句を言っておいて、自分でやる辺りが本末転倒。
赤は限られた者しか見えない、という概念を、常に心に留めましょう。
☆メモ発言注意!
言葉が言刃になる可能性は忘れたら人として大減点。
再度自戒すべし。
……某魔法学院の反省が一部フィードバックしている辺りなんなのかとか。
/中/
しかし、今回なんでかんで大きいと思える反省点はっ。
☆智狼としての能力をRPに生かせなかった……orz
難しいわ、コレ。
いずれリベンジしたいです、はい。
予想していた以上に難しいなー、『智狼』としてのRPは(' ';;
[――結界の中とはいえ、ちゃんと朝は来るわけで。]
………?
あ…れ……?
[昨日に引き続き、眠った記憶が無いのにベットにきちんと寝かされていて。泣き過ぎてぱりぱりになってる睫毛をしばたかせつつ、身体を起こす。]
………どうして…こんなに……
[……目が痛いのかしら、と瞼の上から手で押さえて。
――ふいに蘇る、記憶。]
………っっ!
[衝撃に声も出ないまま、俯いて。両手で顔を覆う。
……指の隅間から、温かな雫が伝い落ちただろうか。]
[――やがて、顔を上げられるようになれば。
ミリィを起こさないように、そっとベットから抜け出して、
腫れぼったい瞼を *冷やしに行くのだろう。*]
学生 リディが「時間を進める」を選択しました。
……寝ぼけてコミットわすれてた…(ねもねも)
……もーだめだ、エピ入ったら、寝よ。
…とか言いながら長時間起きそうな中の人クオリティ。
だって…!°・(ノД`)・°・エピだし
[濡れタオルで顔を冷やし、幾分かマシになった後。
そっと宴会場(?)を覗き込むと、そこにはテーブルに突っ伏しているエーリッヒと、空になった酒瓶を片付けている黒猫の姿があった。
酒の相手が潰れて寂しかったのか、にゃーにゃー酒を勧められるも、ふるふると首を振って。
昨夜――気を失うように眠ってしまった後、何があったのかを問いかける。]
「昨夜、何があったにゃって?
ん〜、このにいさんがちっこいにいちゃんにハリセンされてたくらいかにゃ〜?」
[――その答えに、やはり…と俯いて。
来てすぐハリセンツッコミしただけで寝に行ったらしいと聞き、仮初めの猶予に小さく息を吐く。]
[少年が何処に行ったかは、黒猫にもわからないらしく、
(いや単に酒に夢中で気にしてなかっただけっぽいが)
ならば、と瞳を閉じて――
ゆらり。
意思に応じるよに、周りの空間が揺らぎ、ねじれ――]
[初めての空間移動で、目測が狂ったらしく。
ぽて、と落っこちた先は、少年が眠る部屋のベットの
――足元で。]
ーーーっっ!?
[逃げ隠れせず、ちゃんと怒られようと思って自分から来た…はずなのだけれど。]
[次の瞬間、逃げようと *踵を返す姿があったとか。*]
[夢うつつにいる彼の耳に届いたのは、妙に可愛いらしい落下音]
……………?
[ぱちりと目を覚まして実を起こせば、額に手を当てつ頭を振り]
[指の合間から見えたのは覚えのある栗色の髪]
……ユーディット。逃げるな。
[静かな声で*その名を呼んだ*]
[目が覚めると、一緒に眠っていたはずのユーディットの姿は消えていた。どこに行ったのかは、なんとなく想像がついたので、少女はそっと彼女の涙が報われることを祈った]
[隣の部屋を覗くと、酔いつぶれているらしいエーリッヒ。相変わらず飄々とした様子の黒猫に「にゃあ!」と挨拶される。ダーヴィッドとミハエル、それにユーディットの姿は見えなかった]
あの…猫さん。御聞きしたいことがあるんですけれど。
[丁度いい機会だから、と、どうしても疑問に思っていたことを尋ねてみる]
エーリッヒさんは、妖精王と以前に出会っていたから、連れてこられたんですよね?
でしたら、ユーディットはどうして?
やっぱり彼女が妖精だったから、ですか?
「いやいや、それは、ちょっとちゃうにゃ」
違うんですか?
「妖精を攫うなら、あの騎士を攫えば解決にゃ。妖精王も、たぶん最初はそのつもりだったにゃ」
だったら、どうして?
「そやから、あれでんがにゃ…大きな声では言えまへんがにゃ…」
[声を潜めて、黒猫が少女の耳に、何事かを囁く]
…え?
/中/
やってしまった。だが後悔はしていない。
まあ、妖精王本人の台詞ではないので、修正可能だと思います(え
妖精王=アの人の親戚説がどうしても抜けない(笑)
アの人の甥のユージーンと、妖精王の息子のユリアン、どちらが不幸なのだろう?(酷
─回想・工房にて─
ああ、この騒ぎで迷惑感じたヤツ、全員に踏み潰しの権利があるから、心配すんなっ。
[笑いながらのリディの言葉に、全開の笑顔で頷いて。
その後の一撃は、不意を突かれた事もあって、避けられなかった]
……っとに……わかってる、よ。
[去り際の言葉に、小さく呟き。
それから、ミハエルの来訪でそのまま忘れていたハーブティの事を思い出す]
[台所で冷めてしまったハーブティを淹れなおしていると、また来客。
訪ねて来たのはイレーナで。
今までのこと。
今夜あったこと。
それらを、話して。
彼女の話も、少し、聞いて]
……そっか。
ごめんな、その……ウチのバカ親父のせいで、色々。
[苦笑しつつ、こう言ってから。
細工のことを、少し話して。
紫水晶の細工がもう少しで完成すると話したら、がんばれと言われて。
……その後、自室にこもって創り上げた。
銀の光を抱いた天使を]
─工房前・出店─
[オカリナの音色が、緩く響いて行く。
煌めきを並べた出店の横に置かれた木箱、その上に座って、旋律を紡いで行く。
煌めきの数は大分、減っていた。
残っているのは、ペンダントが2つと、髪飾りが1つ、と言った所。
……そこにまた、客が立ち止まり。
恋人同士らしい二人連れは、同じデザインで石違いのペンダントを買い求めて行った]
……やれやれ……あと、一つ、か。
[ふと浮かぶのは、安堵の笑み]
色んな意味で、そろそろだな。
『そーだねー……フェーン……』
ん?
『……だいじょぶ?』
なにが?
『……昼行灯でお気楽極楽で脳天気で無節操ですちゃらかだけど。
……やっぱり、王は王な訳で』
……ああ。
『……勝てるの?』
…………。
[問いへの答えは、小さなため息]
―回想―
[頭を撫でられた気がした。
やわらかな、ひかりが。腕が。
子供のたいせつな《 》が。
なんだか暖かくなって、
やさしいきもちが流れ込んできて、
ほっとして。
そのまま眠りに落ちていたのかも、しれない。]
―回想―
[頭を撫でられた気がした。
やわらかな、ひかりが。腕が。
子供のたいせつな《きょうだい》が。
なんだか暖かくなって、
やさしいきもちが流れ込んできて、
ほっとして。
そのまま眠りに落ちていたのかも、しれない。]
ま、勝てる勝てないはともかく、さ。
やらねーと。
やるって決めたんだし、準備はできてる。
やる事もやったし……な。
[作業台の上の天使を思いつつ、静かに言って]
ま、ここまで来たら、全力でやるだけだろ?
勝つか負けるか、二つに一つ!
下がる後ろはねぇんだ、ぶつかるしかねーって。
[それから一転、軽い口調でこう言いきった]
[次に気づいたときは、
子供は同じ場所で、
上に毛布がかけられていた。
ほかに誰もいないけれど、
ろうそくの火も消えていた。
それから、ひかりの《 》も。
みんな、消えていた。]
[次に気づいたときは、
子供は同じ場所で、
上に毛布がかけられていた。
ほかに誰もいないけれど、
ろうそくの火も消えていた。
それから、ひかりの《きょうだい》も。
みんな、消えていた。]
[子供が用意した道具は、
何も動かされずにおいてあった。
銀色の指輪のネックレスが、
子供のそばに置かれていた。
子供はそれを、小さな手で握る。
それから、ささやいた。]
『 』
『ほんっと、単純だよねー、フェーン……ユーリィは』
[呆れたようにため息をついた後、相棒は人としての名で青年を呼んだ。
それに、一つ、瞬いて]
……ムダに複雑でうじうじしてるよりは、いいんじゃねーの?
[それから、ごく軽い口調でこんな言葉を返す]
『まあ、そうとも言うけどね』
[それに、相棒はさらりと返して。
彼らの声だけが響く空間には、しばし、笑い声がこぼれた]
『ねー、ユーリィ』
なんだよ?
『ユーリィ、変わったよね』
……変わった……って?
[思いも寄らない言葉に、思わず、とぼけた声が出た]
『上手くは言えないけど。
祭りが始まってから。
……あの二人の声を聞いてから。
二人と話してから。
何か、今までと違う気』
……ミリィと、ダーヴィッドさんと……声を交わすようになって、から……。
[相棒の言葉に、しばし。思案するように、青銀の瞳を伏せ]
まだ、いかないよ。僕は。
もう少し、いけないとおもう。
昨日も、いやなのを見たから、
今日もきっと見るんだと思う。
だから多分、
僕はまだ、出られないし……
お別れも、言わないとだめだから。
ん……そうかも、しんねぇな。
最初は……お前以外と話すのって、もの凄い違和感だった。
誰もいないのが、当たり前。
お前以外に声をかけてくるヤツは、大抵追っ手で。
だから……うん。
……嬉しかった……んだろな、きっと。
[小さく呟く刹那、口元には、微かな笑みが浮かんでいたか]
[なんとなく、ぼんやりしていた少女は、ふと、顔を上げる。どこからか差し込む、月の光]
きっと、もうすぐ…
[予感があった]
『……ユーリィ』
でも、それで。
嬉しくて、それに甘えて。
……少しでも長く、感覚を共有したいなんて考えて。
……なっさけねぇの。
挙句このザマ……みんな巻き込んで、辛い思い、させてさ。
ほんと、なぁにやってんだかな!
[口調だけは明るく。でもどこか苦いものを帯びた声で、言い放つ]
……ま、なんだな。
過ぎたこと、で済ませちまうつもりはないけど。
……決着は、俺の手でつけねーと、な。
[静かに静かに。
空へ向かう呟きには、明確な決意の響き]
『でも、ユーリィ』
……ん?
『終わって。それから。
それから……どうするの?』
…………。
[問いに対する答えは。
ただ、沈黙]
[此方側に来てから、暫くは馬屋に居た。
愛馬にも自分の姿は見えて居ないようで。
落ち込むように項垂れた頭を撫でても反応は無かった。
エーリッヒが酔い潰れた頃に酒場を抜けて。
――猫には散々酒を勧められたが断って――
階段を上がり、自分が使っていた部屋に入る。
置いてきてしまったランプをそっと撫で、眠りにつく]
[そうして、目覚めは漸く訪れる。
疲弊した体と失われた力は本調子に近い状態まで戻っていた]
[――静かな声で、名を呼ばれ。
逃げようとしていた足が力を失い、その場に立ち竦む]
………はぅ…
[一つ、ゆっくりと息を吐いて。恐る恐る…振り返って。]
…ミハエル…さま……。
[それ以上は、何も言えずに。翠玉の瞳を見つめた。]
[目覚めたのは意識の淵に引っ掛かった声の所為だろうか。
結界に阻まれた声は殆ど聞こえては来なかったが]
……何を、考えて居る…?
[声は聞き取れずとも、それに篭められた意志は感じ取れた。
はっきりとした、決意]
[耳を澄ませても、意識を澄ませても、声は上手く聞こえない。
やがて諦め、階下へと降りていく]
「やっと降りてきましたにゃー?呑むにゃー!」
…いや、まて。
[酒瓶抱えた黒猫に軽く眩暈]
職人見習い ユリアンは、青年 アーベル を投票先に選びました。
[寝台の端に腰掛け直し、ゆっくりと息を吐いて]
……一日振り、か?
[以前と違う呼び方に、微かに眉を寄せた]
君……というか、妖精については多少調べさせて貰ったが。
あれで、契約破棄になった訳か?
―回想―
[工房へ続く道を辿れば途中でリディの姿。
そのままイレーナは工房へ向ったが青年は足を止めて
リディに何か見なかったか聞けば…]
[ミハエルと銀の光りと顛末を聞かされ。]
[こちらもダーヴィッドの話しをし]
[どうやら、祭りの終盤にむかって事体は収束しているようで]
[目覚めたばかりだからか、少年の声は酷く静かで。
その静けさが逆に、深い怒りを抑えているのではないかと思えて、眉根が下がる。
一日振りという言葉には、こくりと頷いて。
次いで、微かに眉寄せ、続けられた言葉に息を飲む。]
調べ…た……?
[……何の、為に?
勝手な事をしたと怒られるのではなく。静かに問われる言葉に、戸惑いを隠せずに。]
…はい。
[――あれ、が何を指すかは明白で。
もはや、わかってしまっているのだろう、と。
目を伏せて、肯定する。
手は無意識に項へ伸びて。それをそっと撫でていた。]
全く。強引な話だな。
僕はやった覚えはないというのに。
[ユーディットの様子に、目を眇めて]
色々と言いたい事は……、あるが。
……何故、言わなかった。
─工房前・出店─
……ありがとうございましたっ!
風のご加護が、ありますように。
[最後に残っていた、薔薇水晶の髪飾り。
それに、ささやかな祝福を込めて、新たな手へと託す。
薄紅の水晶は、それを贈られた少女の髪の上で灯火を受け、光の粒子をこぼした]
よっしゃ……無事、完売、と!
[左の掌に、右の拳を打ち当てて呟く。
周囲の出店の主たちがおめでとさん、とか、お疲れさん、とか声をかけてくるのに笑顔で返しつつ、出店を片付け。
一度部屋に戻って、ぐるりとそこを見回す]
五年、かぁ……。
結構長く、いたもんだよなぁ、ここに。
[感慨を込めつつ、呟いて。
きちんと片付けられた作業台の上の天使と、それから、花冠を見やる]
[やった覚えはない、と言われれば、しゅんとなって。]
強引だったのは、認めます…。
でも……解放しようと言う意思を持って、私達に与えるひとは…いませんから……。
[……何故、という問いには。
困ったような…泣きそうな笑みで、ゆるゆると首を振る]
よっしゃ……んじゃ、行くか!
バカ親父を引きずり出しに!
[低く言う瞳には、明確な決意の色彩。
もう一度室内を見回した所で外へ、そして、広場の中央へと足を進める]
─…→広場中央─
―祭り最終前日・広場―
[相変らず祭りの賑やかさは健在で。
広場にあつらえた舞台では、
明日の最終日に向けた準備が急ピッチに行われていて]
[青年も勿論かり出されていて。]
[最終演目前の広間は、祭りに飽いたのか少し静か。]
だろうな。
[それを知っている人間など、殆どいないだろう。
首を振るユーディットの様子に、暫しの沈黙]
……そんなに。僕は、信用がなかったか?
確かに、あの時……僕は、妖精の存在を信じていなかった。
それは、認める、が。
─広場─
[やって来た広場は、多少にぎわいも薄れ。
実行委員の面々が、クライマックスの準備に追われている]
……なんか、あっと言う間だな……。
[進められていく準備を見やりつつぽつり、と呟けば。
肩の相棒がきゅ、と鳴いて頷いた]
[最終日の演目は今日までの村の安全へ感謝と、
明日からも恙無く過ごせるよう、また来年祭りが開けるよう
妖精に感謝し、これからの安全を祈願する
…この祭りの主旨に準えた静かな式典…が行われる。]
[式典で入場者が着用する、白い衣が搬入される。]
/中/
↓投稿中止メッセージ
[そして子供は、あたたかなミルクを両手で抱えて、
そっと外へ出た。
その背には、寒さをしのぐ、
旅のための、薄い緑の色のマント。]
↑
ニコr
[そして子供は、あたたかなミルクを両手で抱えて、
そっと外へ出た。
祭りはもうすぐ終わりだけれど、
子供は広場に近づこうとは思えなくて、
かわりに、そっと、コエをなげる。]
最終日、か……。
なんとか、それには間に合わせられるな。
……さすがに、これに間に合わなかったら、泣けるだろーし。
[初期に取り込まれた面々の事を思いつつ、ふとこんな事を呟いて]
[明日の式典の間は、一度村中の全ての日が落とされ、
舞台で焚かれ、シャーマンの祈りが込められた火を
各自持ち帰ることになるだろう。]
[実行委員が先導し、街灯の替わりの雪灯篭に火を灯しながら
民は各々一番大切にしているランプに火を貰い自宅へ。
そうやって、ゆっくりと広場から灯火が村の至るところへ。]
[……明日は一日村中に雪灯篭を作る事が仕事になるだろう。]
妖精の存在を信じられないのは…仕方のないことだと思います…。
[――私達は、捕まえられるのを嫌いますから。と、
小さな声で呟いて。
それ以上は、何も言えずに…。俯いて、瞳を閉じる。]
[――あの時も、答えずに来てしまった問い。]
「……何故だ?」
『妖精との約束を破ってしまったリディや、妖精なんて嫌いになってしまったベアトリーチェ。
そして誰より…ご主人様が攫われて欲しくなかった。』
「何か、不満でもあったか。」
『不満なんて…何も無い。
だけど、否定してしまったら……何故辞めるのか。
言うまで絶対に許してくれないと思ったから…違うって言えなかった。』
[暗くなった現在、舞台の設営は終盤で。
天井を覆うようにかけられた白い布がトーンダウンした祭りの喧騒に揺れる。]
「今日の所はこのあたりだな。」
[実行委員の誰かがそうつげ、準備に駆り出された面々が開放される。]
――そう、やっとお勤めも終わりね。
[小さく呟き…自身に宿る妖精に声をかけた。
頭の中で、怒られないですむ、とは言うモノの、あまり…嬉しそうには聞こえない声]
…まぁ…今更なのよ。
最初っから…ユリアンを見守っていれば良かったんだから。
[その呟きは喧騒へと消える。
向かう先は…広場]
……………………
[明日の夜には祭りは終り日常が帰ってくる…はずである。]
[そうは言っても、祭りの最中に欠けていった
いくつかの日常がはたして戻ってくるかはわからず。]
[青年は小さく溜息をつきつつ、
準備から開放されたので舞台裏を後にする。]
[その手には二つのガラスが交わり合った装飾。
色は黄色と透明で…光を表していた]
…でも、ね。
ユリアンにとっては、良いチャンスだったんじゃない?
ミリィにも、本当の気持ち、言えたんだし…ミリィは聞いてたかは知らないけどね。
家族にも…本音を言える、チャンスなんだし。
[軽く目を細めると、小さく呟き…]
…だって、ユリアンはユリアンだもの。
まぁ、少し…悲しいけど。
……ミハエル様の信用が、無かったんじゃなくて…。
私が………勝手だった、だけ…なんです…。
『――正直に全て話したら。ご主人様は優しいから、行かせてくれないと思ったんです…。』
[――瞳を閉じたまま、ぽつりと、囁くように。]
『ねぇ、ユーリィ』
……なんだよ?
『一つ、聞きたいんだけど』
……なに?
『……逃げられると、思ってる?』
は……?
[相棒の投げた問いはやや唐突で。
知らず、とぼけた声が出た]
[…すれ違う人々は、火を灯したランプを持っていて。
ソレを見ながら広場へとたどり着き…]
…ともかく…王様には言っておいてよね…
仕事させるんなら、ちゃんと聞く耳持ちなさい、って。
[くす、と小さく笑うと…
雪灯籠からランプに灯を移した]
[青年が舞台裏から…屋台に寄って糖分を補給しようとしたところで
ぼんやりと舞台を眺めるユリアンを見つける。]
[非日常により欠けたに地上が戻るかの要…に、なるのだろうか?]
[そのボンヤリした姿は、とてもそうは思えず。]
[青年は甘いグリューワインと、甘さを押さえたグリューワインの2つを用意し
ボンヤリしたユリアンの後に忍びより
甘くない方のマグカップを、その頭へ軽くぶつけるようにおく。]
逃げるって、何から?
『取りあえず、王じゃなくて。
それ以外のイロイロ』
親父以外のイロイロぉ……?
何だよ、それ。
『…………』
[言われた言葉の意味を理解しあぐねて問えば、相棒、処置なし、と言わんばかりにため息をついた]
[俯いたユーディットを見――溜息。]
[寝台から立ち上がれば、ゆっくりと歩み寄って]
[ぽふり。]
[普段より背の低い少女の頭を撫でる。母が自分にそうするように]
……僕は。
自分の事にばかり感けて。君の心情を理解もせず。
悩んでいるだなんて、知らずにいた。
[翠玉の双眸を、ゆっくりと閉じる]
主として、……不甲斐無いと、思った。
君の勝手を怒りに来たのもある、が。
僕の勝手を謝罪に来たのが、第一だ。
それと。
僕は君を、解雇したつもりはない。
君は約束を守ったのに、僕は守っていないのだから。
……んなっ!?
[頭にぶつかる、軽い衝撃。
その衝撃に物思いから我に返り、はっと振り返る]
一体な……アーベル?
[青の瞳をきょとん、とさせつつ。
カップを手にした青年の名を、ややとぼけた声で呼び]
[ランプに火を灯すと、ガラスはその光で辺りを照らす。
黄色の硝子。
透明な硝子。
そして、曇り硝子。
…金と銀の光を出すつもりで]
ぇ?何?
…良いじゃない。
これぐらいの…手間賃は。
[ポツリと零すと、その視界にユリアンとアーベルの姿が入り…軽く手を振った]
[飲み終わった紙のカップは捨てて、
子供は砂糖の花をもう一瓶、買った。
それから、広場へは向かわず、
村の外れの方へと歩き出す。
人波に飲まれるように、子供は、
丘へと向かう。]
―村の外れの丘―
ノーラさん?
[白い月の冷たい光が、
白い雪を照らしてる。
村の中はあかりでたくさん。
だけれど子供は、
その白の方が好きだった。]
王様の馬を集めても。
兵隊をたくさん集めても。
全てが綺麗に元に戻ることは有り得ないのかもしれない。
――それなら、せめて。
終わるまで、全てを見届けようと。
[覇気の抜けた姿に、もう1つ溜息]
……準備は済んだの…か?
[結界をこわす、妖精王を引き摺り出す…
…………そしてミリィを迎えに行く。]
……ミハエルに先をこされているみたいだが。
[と、先にユーディットに会いにいった少年の事を持ち出す。]
[ホットチョコレートの入ったマグカップを両手で包んで
そっと自室の窓を覗き込めば、ガラスが白く幕を作った。
それに、さほど気にした様子を見せないまま
窓の外から見える、準備作業の進められる広場をぼんやり眺めて]
[問いに、一つ瞬いて。
それから、ああ、と頷く]
やらなきゃならない事は、全部片付けた。
後は、時間を待つだけだな。
[先をこされて、といわれれば、ただ、苦笑するしかなく]
ま、それは……仕方ねぇだろ。
[ため息混じりに言った後、手を振るイレーナに、こちらも手を振り返し]
……あの灯りを見るとさ?
もうすぐ終わっちゃうんだなーっていっつも思うんだよね。
まぁ、村中が灯ると…すっごく綺麗には違いなんだけどさ。
少しだけ寂しくなるの。
[小さく笑みを浮かべたまま
――誰に投げかけるでも無く、ぽつりと呟いて]
―――――。
[ランプを持って二人の元へと向かい…]
…ん、準備はすんだの?
[そう言うと、辺りを見回し]
…コレを見ると…
もうそろそろ、終わり、って感じだね。
…やっぱり。
惚れた女には迷惑かけるわ
年下に先を越されるわ…………成功…させろよ。
そうじゃないと、あんまりに情けない。
[空いた手を、ポン…と、
叩いてるのか撫でてるのかわからない強さでユリアンの頭に。]
そして、ちゃんと言うんだぞ。
[あきれたような溜息。ゆっくりと近づく気配。そして――
ぽふり。
頭に触れた温もりに、刹那…身を震わせて。そのまま
――雪のように静かに降る言葉に、耳を傾ける。]
ああ、やるだけの事はやった。
後は、時間を待つだけってとこだな。
[再び投げられた問いに、同じような答えを返して。
それから、自分もゆっくりと、周囲を見回す]
ん……そうだな。
祭りももう、終わり……か。
いちごがもやされるれ…!!(呆然)
けど本当限界…。今日地下鉄も地元沿線も3つづつ乗り過ごしたCO…。
ちなみに、地下鉄は終点より1つ手前が下車駅。
(=終点について、戻ってまた過ぎたらしい。)
………お、おやすみなさい(力尽きた)
……言いたい放題だな……まあ、否定できねーけど。
[言われた言葉と、頭に乗せられた手にやや、むっとしたような表情を覗かせるも。
最後の一言にそれは影を潜め、ああ、という短い返事が零れ落ちた]
…ん。
[ユリアンの言葉に小さく頷くと…アーベルの言葉に笑いつつ]
…なんというか…ね。
あっという間だったかなぁ…今年も。
[そう言うと、空を見上げ…]
…まぁ…今年は…色々、新鮮だったけどね。
今までのよりも、印象がキツイ、かな。
[謝罪と自責の言葉に、ゆるゆると首を振って――。
此処に来てからあんなに泣いたのに、また涙が零れそうになって、潤んだ瞳を開けば。目の前の人は翠玉の双眸を閉じていて。
言葉にしなければ、伝わらないのだと…震える唇を開き、]
……違うんです…。
私が勝手に……ぐるぐると悩んでいただけで…。
ごしゅ…ミハエルさまは…ハトコのエーリッヒさんが目の前で消えるなんて……信じられない状況だったのに…勝手にいなくなっちゃったし……。
気付かないなんて…当たり前で……。不甲斐なくなんて無いです…。
[ユリアンとイレーナの言葉に頷きつつ]
明日…屋台が片付けられて、
式典が始まって…帰路についたらお終い…だな。
[物を売る屋台の、少なくなった売り物を眺める。]
お気に入りの場所だったの。
此処なら、村も空も良く見えるから。
[初めから来ることが分かっていたかの様に、ただ微笑うだけ]
あっという間、か。
……ほんとに。あっという間に過ぎちまったな。
[呟くように言った後。
印象がキツイ、という言葉に、やや苦笑]
そりゃま、普通に考えたら起こりえねぇだろ……こんな事。
起こした俺が言うのも、なんだけどさ。
だから…私の方が……ごめんなさい…なんです……。
[そうして。瞬いて、睫毛に付いた雫を散らして。]
約束…?
守って…ないって……?
[――お給料代わりに、ちゃんといただいたのに。
言ってる意味がわからないと言うように、見上げて。]
[――結局、黒猫の剣幕に押し負けて。
少し静かになった酒場の机で酒を飲んでいた]
ああ、起きたか。
[空になった酒瓶の数は少ないが、その度数はかなりの物ばかり。
その割にまったく酔ったような様はない]
…ね。
でも、帰るまで…終わらせるまでがお祭よ?
[アーベルの言葉には小さく笑いつつ…]
…ソレもあったけど。
今年は知らない人と良く喋ったりしたかな…って。
…確かに、本物の妖精の力を見る、って言うのも…
ほとんど無い経験だけど。
[妖精さんにあたしのランプをあげたしね。
と、小さく]
……つか、撫でんなっつの。
[無言で撫でるアーベル睨むように見つつ、ぽつりと呟き]
知らない人、かぁ……。
そうだな……確かに今年は、そういう機会も多かったかもしれねー。
[軽い口調で答えつつ。
ふと、妖精の騎士の事を思い出して]
[少女はダーヴィッドとエーリッヒに微笑みかける]
お二人ともあまり飲みすぎないでくださいね。帰った時に酔っぱらっていたら、みんなに呆れられちゃいますよ?
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
[ミリィの言に苦笑をひとつ]
生憎、私は酔えない性質らしくてな。
何を飲んでも変わらないものだから皆に怒られたよ。
勿体無い、などと言われてね。
[今にも傍に居る黒猫が言い出しそうだ]
[少女に近付いて、同じ目線になって]
…いいえ。大丈夫。
ただ…
少し、寂しいなって思っただけ。
[声は変わらず穏やかに]
[金の細い髪に、手を伸ばす]
ランプ屋 イレーネが「時間を進める」を選択しました。
ま、呑まにゃやってらんねーってのもあるわけっすよ、大人にはねぇ。
[テーブルの上に肘ついてぼんやり。]
なんっつーかまぁ、別に戻んなくてもいいかなーって気にもなってっしさ、うん。
[後… … …もね。
ソレは心の中で呟いて]
…なんでだろうね。
やっぱり…そう言うのが集まっちゃう星の巡り、だったのかしら…
[アーベルの頷きに、少し…考え]
…そういえば、アーベルとも…
あまり、喋ったこと無かったしね…
甘いモノ好き、というのも、初めて知ったけど。
[初めてのことが多かったのかしら?
瞼を閉じて、頬を緩めた]
御互い勝手だった……、ということだな。
[黙ってユーディットの言葉を聞いていたが、疑問の響きに瞳を開く]
「給料と休暇」。
それが、君の望みだっただろうに。
僕はどちらも、君にきちんと与えた覚えは無い。
[それに、と付け加え。
手を伸ばして栗色の髪を結うタイをしゅるり、と解く]
これで給料代わりと思われては、納得がいかない。
奪われた訳だしな。
………確かに、ユリアンともイレーナとも……
それよりも、人とこんなに喋った事自体が久しぶりだな
[”甘いもの好き”の件にはグリューワインを一啜りしつつ]
甘いものは…元気が出るからな。
……ったく。
[笑うアーベルの様子に、まだどこかむっとしつつ]
星のめぐり……か。
[小さく、呟く]
……巡り合わせには……感謝したいところが多い、かも、な。
[その声は、風に消え入りそうで]
[エーリッヒの方をちらと見て。
ぼんやりしているその頭を軽く小突く]
戻って貰わなければ困る。
ああ、そうそう。
ユリアンから伝言を頼まれていたんだった。
『後でいくらでも殴られるから』と、な。
…殴りに行ってやったらどうだ?
そういや、しょっちゅう見かけてるわりに……。
あんまり、喋ったりしなかったもんな、アーベルとは。
[それが、なんか気づけば大立ち回りをするようになっていたりして。
明らかに、どこか、以前とは違って]
……変わった……んだな、やっぱり。
………………
[いると信じてた時は見えなくて]
[いないと思っていたと気ぐらいから現われて]
………………………………………………………………
[勝手に信じて、勝手に裏切られたと思っていた。]
[けど、実際はそうじゃなかった。]
…確かにね…
あたしも、お祭の時は…ランプ売ってたし。
[軽く肩をすくめて見せ…]
…来年も、もう少し…話す機会を作っても良いかもね。
[お店だけじゃなくて。
そう呟くと、ユリアンの言葉には小さく笑って]
…そう、思えたなら…良いんじゃない?
そんな小さな声で言わなくても。
[ダーヴィッドの言葉に、少女はこくこくと頷く]
エーリッヒさんが帰らないと、お祭りがつまらないまま終ってしまいますよ!
[ちなみに団長のことはすっかり忘れていた]
折角会えたんだから……巡りあわせは全て感謝したい…な
[ユリアンとイレ−ナを交互に見つつ小さく呟けば。]
もう少し…あの妖精の騎士とも話してみたかった…かな
[「給料と休暇」と言われれば、さっと頬に朱が走って。]
……ぁ…それはそう…なんですけど…。
でも、代わりのものをいただいたんですから―――
[いいんです、と言いかけて。
しゅるりと解かれたタイに、言葉をなくし―――]
お祭りが終わっても。
皆、元通りにはならないから。
居なくなってしまう子も…いるでしょうから。
[それが誰とは言わない侭]
[ゆっくりと、こえは]
[二人に言われた言葉に、そうだな、と呟いて。
アーベルの漏らした呟きに、ふと、空を見る]
……心配すんな。
もう、ちょっとで。
また、会える。
……話す機会なら、それから、持てるさ。
[静かな言葉には、決意が満ちていたか]
つーかですよ、いい歳した男がですよ。
一番心配して帰りを待ってくれてる人が母親ってー現状は正直どうかと思うんだ、うん…。
[果てしなく遠い目。]
前に比べれば、随分……。
『人間らしく』なれた気がする……。
[それがどんな意味を持つのかは、わからないけれど]
むしろ…裏切られるとか…何か期待するとか…
[きっとそれは違うんじゃないかと]
[妖精を信じていた時の、あの心がワクワクする楽しさ
色々なできごとを興味深く眺めていた頃]
[今回は本当にいたけど、もしいなかったとしても]
[自分についてだけは、口に出さずに、
子供はそっと、
小さな砂糖の花の詰まった、
小さなまあるい瓶を、差し出した。]
あ、でもユリアンを殴るのは…
[ぼそぼそと小さく言いかけた少女は、エーリッヒの言葉にきょとんと首を傾げる]
お母様が心配してくださるからこそ、帰らなきゃダメじゃないですか!
…あたしとしては、ルート…
じゃなくて…えっと…リネット、さんと…話して、みたいけど…
[…彼女はどんな風に思っていたのだろうか。
小さく思いながら…]
…そう。
なら…待ってようかな。
[ユリアンの言葉に…視線を空に向け]
[子供はそっと、彼女の手に触れる。
見上げる。
まあるい瓶を、小花の詰まった瓶を、渡しながら。]
ノーラさんが、かなしいの、
僕も、かなしい……
[遠い目のエーリッヒから放たれた言葉にきょとりと瞬いて。
ついでくすくすと笑った]
いいじゃないか、待っていてくれる人が居るのなら。
一人でも心配してくれる人が居ると解っているなら、帰らねばな?
それに、まだまだこれからだろう?
今から幾らだって出会いはある筈だ。
[違うか?と僅かに首を傾げ]
[はっきりと顔色を変え、悲鳴のような声を、上げて。
泣きそうな顔で、ミハエルを見上げるも。]
[さっくりきっぱりはっきり断られ。ぺたん、座り込んで、]
意地悪で結構。
[さらりと言い退けて]
さて……、様子を見に行くか。置いていくぞ。
[すたすた。]
[涙目のユーディットにも構わず、その場を立ち去ろうと]
[その口許には、笑みが浮かんでいたか]
[受け取った瓶を、片手に]
[微笑んで]
大丈夫。
もう…大丈夫だから。
[そしてまた、両手を伸ばして]
[今度は撫でるのではなく]
[す、と意識を凝らす。
空間と、空間の狭間が開くタイミング。
狙うのは、ただ、その瞬間。
ふぁさ……と開く、銀の翅。
青銀の煌めきを帯びる、瞳。
その身を緩く包むのは、銀色の光の粒子]
さあて、と……。
[低い呟きと共に、光の粒子をその手に。瞳は、空間の揺らぎと、そこから差し込む金色の煌めきを捉え]
……勝負だ、バカ親父っ!
[気合のこもった叫びと共に。
その手から、銀の光が放たれた]
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