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ほら、そこにもここにも。
始まりを示す小さな欠片が散っています。
見えていないのか、見えない振りをしているのか、どちらでしょう?
どうやらこの中には、村人が5人、占い師が1人、霊能者が1人、智狼が2人いるみたいですよ?
[空っぽのはずのランタンは蛍火に似た光を宿しています]
[伸びて縮んで揺れる影は、誰が誰かは分かりません]
[ただそうであることだけを影絵のように映すのです]
[魔法のランタンの話もホラントの御得意の一つ]
[けれど本当に影が映ったのは、初めてなのでした]
晴れた夜空にきらめく星は、とっても、きれいですよね!
〔ベリエスの言葉にアナは大賛成。
星よりきらきらしていそうな目で、言うんだ。〕
夜は、ほんとうは、人は夢を見る時間だから。
眠るほうが、良いんですよね。
夜は、ほんとうは、他のものたちの時間だから……。
良かったのう、嬢ちゃん。
[ドロテアが油を持ってきたのを見て、おじいさんは目を細めます]
さて、わしはそろそろ帰るぞい。もう腹がなりそうじゃ。
……うむ、今日は宿屋でご馳走になるのもいいかもしれんのう。
[言って、二人には背を向けて歩き出すのでした]
そうじゃの。
獣や、歌う虫や、それから……
[アナの言葉に背中を向けたまま答えました。
最後に何と言ったのかは、きっとアナには聞こえなかったでしょう]
〔戻ってきたドロテアが差し出した入れ物を、アナは両手でしっかり、受け取った。いったん地面に置くと、小さなリュックにしまって、背負い直そう……として、零れてしまうかと考えたんだろう、抱えていくことにしたようだった。〕
ありがとうございます、ドロテアお姉さん!
きちんと、お返し、しますね。
やれやれ、羊達が落ち着かないから、すっかり遅くなっちまったよ。
宿屋にチーズと羊毛を届ける約束だったけど、明日でもいいかな?まあいいか。
[ふわあ、と大きな欠伸をひとつ、羊飼いは固いベッドの上にごろりと横になりました。ちび羊のフリーが羊小屋から抜け出してベッドの傍に蹲っているのも気付かずに]
あらあら、お引き止めして申し訳ありません、御隠居様。
[帰っていく御隠居に、ぺこり、とお辞儀をしました。]
ええ、でも、慌てなくていいからね?
[アナの言葉にはまた、にっこりと笑います。]
そうだな。
気をつけて。
[のしのしと去って行く男にひとつうなずいたあと、旅人は彼を見送ります。
もっとも、大男に気をつけるなんてことばは不要なのかもしれませんけれど。]
さようなら、ベリエスお爺ちゃん。
〔それから。
その後はアナの耳には届かなかったようだけれど、その先を尋ねる前に、ベリエスは道の先へ歩んでいってしまった。〕
それじゃ、アナも、そろそろ行かなくっちゃ。
ドロテアお姉さんは、まだ、お仕事ですか?
――宿屋――
ばあさんや、ゼルマばあさんや。
今晩はここでご馳走になっても良いかのう?
[玄関から入るや、おじいさんは奥に向かって声を掛けます]
ううむ、良い匂いじゃ。
[そういうおじいさんのお腹は、ぐうぐうと鳴り始めていました]
お仕事は、一段落した所なの。
牧師様は書斎にこもったままだから、ちょっと、蛍を見に行こうかと思って。
アナちゃん、帰り道、気をつけてね?
[聞き覚えのある声にうたたねから目覚めました。]
あらあら、眠ってしまったみたい。
あの声はベリエス?
[急いで迎えに出ていきます。]
牧師さまは、書斎に?
……お昼、やっぱり、邪魔しちゃったかな。
〔ちいさく呟くアナは、反省している様子だった。〕
お姉さん、ひとりで、危なくないですか?
お姉さんこそ、気をつけなくっちゃ。
蛍は、きれいだけれど……。
[背にかけられた声に、大男の背が小山のように揺れました。
腰に巻いた布に挟んだ斧がぎらりと光ります。
いつでも仕事が出来るよう持ち歩いているのでした。
やがて宿に着くと、先客が扉を潜るのが見えました。]
……爺さんも来てたのか。
オイラ邪魔者?
[いかつい顔の大男は変な気を回しましたが、お腹が大きな音を立てて訴えます。]
[それから、旅人もまた森に向かって歩きだします。
しばらくすると、さらさらと小川の流れる音が聞こえて来ます。
木々に紛れて、ちらちらと何かが光るのも見えました。]
やあ。今晩はここにお邪魔しても良いかのう?
[出迎えるゼルマににこにこと微笑みます。
後ろからやってきた大男には]
おお、ドミニクか。
何を言うとるんじゃ、飯はみなで食う方が美味いんじゃ。
早く入った入った。
[そう言って、彼を促すのでした]
昼間?
……ええと、多分、アナちゃんが気にする事はないわ。
牧師様、本を読み始めるとすぐに時間を忘れてしまう方だから。
[反省している様子に、安心させるように笑います。]
ええ、大丈夫、奥までは行かないし、すぐに戻るつもりだから。
……灯りも、忘れずに持ちますしね。
[食卓はきれいに片付いていました。ルイさんと言ったかしら、行儀の良い旅人さんで助かるわ、と思いました。]
ああ、いいのよ二人とも入って頂戴。まだたくさんあるのよ。食べてくれたほうが助かるわ。
まあ、あなたたちの場合お酒も目当てなんだろうけど、度を越さないなら適当に出して飲んで構わないわ。
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