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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が6名、占い師が1名、霊能者が1名、守護者が1名、囁き狂人が1名、聖痕者が1名、智狼が2名いるようだ。
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。 皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
嵐が去った後、自衛団長はそう言って団員達に指示を出した。
嫌そうな顔をするもの、真面目に緊張するもの、団員達の反応は様々だ。
しかし団長の示した手紙には、結社だけでなく領主のサインすら入っていて。
最終的には全員が頷き、指示に従い動き出すのだった。
そしてその頃。
港には壊された船の残骸に混じって、一体の死体が打ち寄せられていた。
検死のために詰所へと運ばれてゆく遺体は損傷が酷かった。
気づく者は気づいただろう。
人が殺したにしては不可解な痕も幾つか見えたことに。
[店の外に出ると外では雨粒が暴れていた。既に路上に出来た水溜りを弾き飛ばすように雨粒が着弾していく。その中をドッグまで戻る事を考えると一瞬気が怯んだが、頬を軽くパシと叩いて気合を入れる]
うっし。んじゃ行ってくんかんね?
[振り返ってクロエに軽く手を振って。雨が降る路上へと飛び出した。時間にして数分後には息を切らせながらもドッグへと戻る。開けていた搬出入口から風と雨が吹き込みドッグ自体が軽く軋んでいる。ハンドルを回して扉を下ろし、フックをかけて固定する。作業台や部品類を積んだ箇所には風雨避けの油を染み込ませたシートを被せる。全て父親から教わったとおりに出来た。後は]
もしかして…万が一もあるからね。
[いくつかの貴重品と、母の形見の髪飾りを布でくるんで道具箱へとしまい込んだ]
[雷鳴はなかなか鳴り止むことはなく。
いつしか兄たちがつくったスープが食卓に並べば、ほんのすこし遠くなったカミナリに怯えつつ食事をしたりして、嵐が通り過ぎるのを待っている**]
[その後、クロエの店に戻ろうとしたが、雨足が更に強くなり、結局戻る事が出来ず、そのままドッグで雨漏りだの、窓が壊れて吹き込んでくる風への対応などで一晩をドッグで過ごす事になる]
…クロエ、ごめんね。大丈夫かなあ…。
[泣き出しそうな幼馴染の顔と、ついでに焼き菓子の匂いを思い出したが、雨と風の音が緩まる頃に力尽きて予備の帆布にくるまって眠りに落ちた。翌朝、よもや、あのような事になるとは、この時はまだ重いもせずに]
─宿屋─
女物は……うちにゃねぇなぁ。
何せ女っ気すらねぇからよ。
[タオルを配りながらアーベルの問いに少し困ったように答える。この宿屋にはリッキーが住み込みで居る以外、フーゴーの家族は居ない。両親も亡くなって年月が経っているために自分の物以外は置いて居なかった。嫁さんもらってないもんね、とリッキーが口を滑らすと、フーゴーはジト目でリッキーを見やる]
わーるかったな、もてやしねぇ髭親父でよ。
おめぇが手伝ってくれるようになるまでは一人で切り盛りしてたしな。
それどころじゃ無かったんだよ。
[そう言葉を漏らすと他の島民達が笑い始め。その笑いにつられるようにフーゴーも笑い出した。
着替えに関してはアーベルが貸すことで話がついたようで。その顛末を見てからフーゴーは厨房へと引っ込む。スープの準備をし始めたようだ]
―教会 食堂―
[相変わらず怯える子を宥める傍ら、慣れた手で作業を続ける。
幾人かは書庫の客人をちらちら見に行ったりもしていたかもしれないが]
そいや、アイツはどれだけ食うんだろか。
ガキ共の分まで足りるといいが……
[呟きつつ暫く後、鍋の中では海草と野菜の入ったスープが湯気を立てはじめる。
男手らしく具は大きめだった。
書庫の扉は閉められていないから、匂いもそこまで届くかも知れない]
―宿屋―
ありがとー、ベルちゃん。だいすき。
[服をうけとり、ぽんと返すのは投げキッス。
空き部屋にはいったのなら、ぬれたドレスから、シャツとズボンにきがえていく]
――……。
[明かりをつけない部屋はうすぐらく、その表情はうかがえない]
─雑貨屋・店内─
[ぶち猫を抱きかかえる──というよりは、小さなそれにすがり付くような状態で、どのくらい座り込んでいたのか。
背を撫でてくれる母の手の感触で、多少は落ち着きを取り戻せた]
……うん……だいじょぶ。
ごめ、かあさん……でも、かみなり、なると。
[後の言葉は、声にならない、けれど。
母の方は、言わんとする事を理解しているのか。
何も言わずに、頭を撫でてくれた]
[ちらちらと覗かれていたようだったが、相変わらず本に集中しているせいか全く気づかなかった]
……。
[だが、良い匂いがしてくると、体が勝手に反応して、鼻をひくひくと動かした。
どうも態度といい、行動といい、あまり見た目上年頃の少女のすることには思えなかったり]
―宿屋―
[投げキッスをされて、ポリポリと頬を掻く。
当人は濡れたシャツを絞るだけ絞り、再び着ている]
今からモテるように髭剃るかい、親父さん?
[笑いの輪に加わりながら軽口を叩く。
ゲラゲラと笑い声が高まった]
−ゲルダの家−
[ヴィリーとライヒアルトが鍋と食器を持ってくるのを見て、手伝おうかと思うが。未だゲルダが腕に抱きついていたので、大人しくゲルダの頭を撫でていた。
スープが食卓に並んだのを見てゲルダが腕から手を離せば、そっとゲルダから離れて。ヴィリーとライヒアルトに礼を言って、スープを食べ始める。
何日も飲み食いせずに漂流していた身体は、久々の食事に*ようやく落ち着いたような気がした*]
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