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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が5名、占い師が1名、霊能者が1名、守護者が1名、聖痕者が2名、狂信者が1名、智狼が2名いるようだ。
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。 皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
―外・勝手口―
どうかしたじゃねえぞ。
黙って人になんか渡したままいっちまいやがって…
なんだ、お前さんこそなんかあったのか?
[イレーネへ言いながら手にしたままの布の包みを開いた。
フォルカーにあげたはず鉄紺と、自分のお守りの黄色がそこにあって
余程意外だったか「あ」と言って瞬いた]
ああ、空いてたらしっかりもらっておこう
[後片付けをするローザに悪いが頼むというように視線で訴えたり、ハインリヒの声にも手を振るだけに留めつつエルザと移動して]
不安。か。まあそれも正解じゃないかな
答えなんてないけど
─玄関前─
ファンが抗議って。
こんなとこまでやって来るって、ヒマというかなんというか……。
[何気に物言いが酷いわけだが、そこは付き合いの長さと気軽さが言わせるもの]
―集会所・玄関前―
でも熱狂的なファンとかって、時に何しだすかわからないらしいしな。
まぁ、それだけヘルちゃんのこと気にいってるってことだろう。
オトフとしては複雑な心境か?
[なんとなくの疑問の言葉を後に付け加えたり。]
─外・勝手口─
[先の行動を言われると、押し黙る。説明するにもし辛いために言葉がなかなか出て来ない]
……………居辛かったんだもん。
[子供染みた──実際子供だが──言い分は、視線を落とすと共に紡がれ。その様子は拗ねていると言うよりは、後悔の念が強かった。視線を落としている間に発された、意外そうなハインリヒの声に顔を上げると、首を傾げる]
…もしかして、足りない?
[どこかで落としただろうか、と不安そうな顔をした]
―廊下―
んー、とりあえずアリバイ基準として一まとめって感じだろ?
こっからふるいにかけて怪しい奴を搾り出す、って事じゃないかなと。
[それは一応公平には見える。
ライヒアルトの余所者云々>>0:443に関しては、軽く頭を掻きながら。]
悪いな、閉鎖的な村じゃぁないんだが…ま、運が悪かったと思って暫く付き合ってくれ。
[そうこう言っていると、喚く少年の声に紛れて団長の声が聞こえてきた。どうやら集会場にやってきたようだった。]
―廊下―
風邪気味か?気をつけろよ。
[その場を離れるヘルミーネをどこか心配そうに見送った。どうしてくしゃみが出たのだろう。
先ほど玄関から彼女の筆名を呼んでいるかのような声が聞こえた気がするが、そのせいだろうか]
…結局、どれだけ集められたんだ?
[ぼやくのはそんな言葉]
―広間→廊下―
私も近くにしておこうかしら。
[階段の。空いていなければこだわることもないが]
答えなんかないか。
ユリアンはいつもそうね。
とぼけているようで、どこか哲学的なの。
[荷物を預け、何も持たない手で自分の肩を抱く。
ゾクリとしたのは廊下の冷気に触れたから。きっとそうだ]
あれは団長さんの声?
急いで行って、戻ってきましょう。
―広間→台所→広間―
いつもやってる事だから、気にしないでー。
[ユリアンの視線には笑顔で応じて。
食器や空き瓶を片付けた後、食料庫に追加のワインや飲み物を取りに行ったり、いつも酒場でやっているように空いたテーブルを拭いたりしている]
―二階:個室―
[最低限の物だけが置かれた一室の片隅に荷を下ろす。
半ば両親に持たされた荷物の中には、ペンなどの筆記具やノート、ナイフのほか、着替えや日用品がしっかりと詰め込まれており、薬もしっかりと入っていた]
……後で、飲まないと、な。
[慣れたものではあっても、薬を見ると溜息が出る。
涙の収まった眦を擦っていると、にわかに外が騒がしくなった。何事だろうと首を傾げながら廊下に出て、階下へ向かう]
─玄関前─
ですねぇ……熱狂って、怖いものですし。
[最初の方には何気なく相槌を打ち。
それから、投げかけられた疑問に、ひとつ、瞬く]
なんで、俺が?
[首を傾げる様子は、素か意図か。
足元の猫はそんな同居人をしばしじぃ、と見つめていたものの。
ふ、と何か感じたように、扉を見る]
……ん。
どうやら、待ち人もこられたようですね。
[少年の声に紛れ、微かに聞こえた団長の声に。
小さな声で、ぽつり、と呟いた]
─外・勝手口─
は?なんだそりゃ…
[居辛かった、という言葉には一瞬呆気にとられてぽかーんとしたが]
まあ、そんな時もあらぁな。
[に、と笑ってイレーネの頭に鉱石を持っていない方の手を置いた。
いつもはそのあとにわしゃわしゃっとやるのだが、今はただぽんぽんとするだけ]
いや、何でお前さんがこれを?
確かこいつは…フォルカーにやったはずなんだがな。
[顔を上げたイレーネへ、鉄紺を見せて首を傾げる。
預けておいた金緑石はともかく、こっちもいらないから返してきたのだろうか、と]
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