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教育学部 聖 を 4人が心の中で指差しました。
主婦 亜佐美 を 3人が心の中で指差しました。
教育学部 聖 は人々の意思により処断されたのです……。
次の日の朝、学生 裕樹 が無残な姿で発見されました。
今、ここにいるのは、御曹司 晴美、医学生 七重、双生児 奏、主婦 亜佐美、お嬢様 涼 の全部で 5 人かしら。
―― PCのある部屋 ――
[携帯は、七重姉の手にあっただろうか。
ふと、けたたましい音を立てて、それが鳴った。
多分充電切れの類だと思われるんだけど、
それにしては――…]
七重姉! ちょっとその携帯貸して!! お願い!!
[いやな予感がする。何でだろう?
あのひとと一緒に出て行った人は、僕も良く見知った人で。
だから安心して見送ったはずなのに。]
─休憩室─
[あかいいろ。
あかいいろ。
そのいろは。
きらいじゃない、けど。
今。
目の前にある、それは]
……やだよ、こんなの。
[でも、目を逸らす事も。
できなかった]
―パソコンの部屋―
…死んでも出れないってわけ。
[息を吐くとほぼ同時。]
!
[突如鳴り出した音と晴美の声に振り返った。
けたたましい音だったけれど、何だか薄い膜を通したように聞こえる。
別世界の音。]
…何?
[窓から離れて、2人のほうへ近付いた。]
─PCのある部屋─
[齎された情報を一つずつ整理する。
ゲームに倣うなら、占い師は一度に二つの判定は出来ない。
つまりは、どちらかが嘘。
どちらが正しいのかのパターン分けをしたくなって来るが、そんな猶予は残っているだろうか]
けーちゃん……。
[どんな結果を出したとしても怨まない。
そう言葉を向けて来る晴美を見やり、泣きそうな表情になった。
自分を信じてくれているのだと、感じることが出来たから]
………ありが、と。
[信じてくれていることに対する感謝。
俯き、枯れたはずの涙を一粒零しながらその言葉は零れ出た]
[涙を拭おうとして左手を持ち上げた時。
右手に収まっていた携帯がけたたましく鳴る。
それと同時に晴美からも声をかけられ、慌てるようにしてその携帯を晴美へと渡した]
な、なに…?
[何が起きたのかさっぱり分からない。
晴美がどこか焦るようにしている理由も]
ヤクソ、ク。
[ノイズが混じる。届けたい相手に届かない]
アァ…!
[程好く混ざり合っていたはずの意識。
流れる血と、潜り込んだ棘と。僅かな綻びから崩れてゆく。
手にしたばかりの力など自在に使えるはずもなかった]
―― PCのある部屋 ――
お礼を言うのはこっちの方だよ? 七重姉。
七重姉は、いつでも僕の声を聴いてくれた。
こんな時にだって。だから泣かないで?
[ぽんぽんと、軽く肩を二回叩く。
昔七重姉が僕にやってくれたおまじない。
本人は覚えているだろうか?]
……。
[失った意識は、ふいに集まり形となす。]
………。
[周囲を見渡すと、自分がもう一人居た。
否、自分だったものが、そこに転がっていた。]
…ああ、なんだ。
死んだのか。それとも死にかけてるのか。
[曖昧な世界。自分を別の視界で見るのは二度目だ。
だからここが何処なのか、理解するのは早かった。]
…死んでるか、これは。
[まぁ間違いないよなと。]
─PCのある部屋─
[泣かないでとの言葉に、涙を拭きながら小さく頷く。
肩を二度叩かれると、どこか懐かしく思えた。
そう言えば、ここに来る時も同じ仕草をされたな、と思い出す]
[携帯を手にした晴美は何やら驚きを見せていて。
先程までとはうって変わり、焦る様子で一緒に来て欲しいと言って来る]
え、場所は、分からない、けど……。
……うん、行く。
[晴美の様子を見て、何かあったのだと感じる。
ここで燻っていては行けない、そう意識が働き、頷きながら床から立ち上がった]
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