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修道士 ライヒアルト に 2人が投票した。
彫刻家 アーベル に 8人が投票した。
彫刻家 アーベル は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、加工師 ゲルダ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、修道士 ライヒアルト、デザイナー ヘルムート、薬師 ゼルギウス、行商人 イレーネ、伝承学者 オトフリート、宿屋の息子 フォルカー、洗濯女 クロエ、店番 ベアトリーチェ の 8 名。
―宿・一階―
それもそうだね。
今の状況だと内密な話ってのは割とありそうではあるから… 何とも言えないところだけど。
[割と隠していることは多そうな人達だから、どうだろうとは思う。それでも、そんな物騒な話にはならないだろうとも思っている。]
仲よいしね、あのふたり。
この状態だとその気持ちもわからなくはない… かな。
[過剰反応の原因のひとつは幼馴染の予想ではないかとも。]
大丈夫だと思うけどな。
アーベルさんは、人間だって言ったんだし。ゲルダさんを頭から信じないというなら話は別だけど。
─ 外 ─
[外へと向かったのは、クロエ>>3:213に僅かに遅れてのこと。
別に、謝らなくてもいいのに、とか。
暢気な思考は、緊迫した場の空気に、どこかへ飛ぶ]
……ライヒ……!?
[対峙する二人、間に入ろうとして飛ばされるゲルダ。
何が起きているのか、飲み込むまでしばし、時間を要した]
― 外 ―
[対峙する者らの名を呼べなかった。
代わりに零れるのは]
……ど、して、
[と、そんな疑問。
アーベルは占い師と名乗り出たゲルダに人間だと言われた。
だから、現状、彼が処断の対象として選ばれるとは思えず
ライヒアルトの行動が理解できなかった]
─ 宿屋 一階 ─
ゲルダも、アーベルも。
皆がゲルダのことを信じるとは限らない、みたいなことを言ってた。
だから、信じてない人が居てもおかしくは無いんだと思う。
可能性は、ゼロじゃないみたいだよ。
[聞いた話をそのままリズ>>0へと返す。
その中に僕の考えなど自主的な思考は、あまり含まれて居なかった]
ゲルダさん大丈夫?!
[兎にも角にも飛ばされたゲルダへと向かい、
腕の怪我以外の怪我がないかどうか確認する。]
…今は近づかないほうがいいと思うヨ。
[近づくのは危ないことは女の眼にも明らかなので、
ゲルダが再び近くに行かないように、相手の体を抑えようと。
ゲルダには女の力が見た目よりあるのが分かっただろうか。]
─ 外 ─
[ゲルダを傷つけた事に相手の怒りが増徴されるか。
相手は先よりも早い蹴りを繰り出してくる。
ゲルダに気を取られていた為、脇へのガードは間に合わず、一撃を受けた。思ったより重いそれに眉が寄る。
体が揺らぐと右半面に拳を受けた。
一瞬、右目の視界が失せるが意識は失わなかった。
常の鍛錬をしている者と、前線を離れて久しい者の差かとは胸中で。
勘が鈍って仕方が無い、と思うと少し距離を取った。
口の中の血を吐き出す。
鉄錆の匂いを甘いとは感じられなかった。
ああ、まだ俺は人か。
そんな思いが過ぎる。]
[人の気配が増えたのは感じるが視線は向かない。
構っていられるほどの余裕が無かったのもある。
数年前を思い出すように、殺意と殺気のみを前に向けた。
必ず殺す、そんな意識が腕と足を熱くし。
二度目の飛びかかりは、先よりも素早かった。
そこには極微かに、人外の力も紛れていた。
再び切り結びはしない。
刀を押し出す振りをして反転し、上腕で拳を受けた。
こちらの勢いと向こうの腕があり、ごきりと嫌な音がする。
眉を潜めるがそれに勢いを殺がれる事は無く無く。
刀を逆手に持つと、一気にアーベルの脇から胸を貫いた。]
― 外 ―
[少女>>3の声は同じ思いを表していた。
繋がれた手>>3:213に篭る力も変わらずただ立ち尽くしていた]
…Welche Are You?
[低い低い声で古語が呟かれる]
─ 宿屋 一階 ─
僕には、良く分からないな。
[それは前半の言葉のどちらにかかったのか。
リズ>>6にそう言葉を向けてから、問われたことに緩く瞳を瞬いた]
僕は───そう言われたから、そうなんだろうな、って思ってる、けど?
[リズは違うの?と言う様に視線を向けて、軽く首を傾ぐ]
[刀を抜くと、多量の血が出て己を濡らす。
暖かな血に微か視界が細まった。
この感覚は久しく感じていなかったものだ。
過去を思い出し、高揚した部分があるのは否めない
アーベルにしか見えぬ距離で、一瞬、笑みが浮かぶが。
崩れ落ちるアーベルを見下ろす時には、それも消えていた。]
─ 外 ─
[少女が紡いだ疑問は、抱いていないわけではなかった。
友の胸中は知らず、故に浮かぶのは幾つかの憶測のみ。
憶測でものを言うのは、ある意味では学者の本分に違う……と。
そこまで考えたわけではないが、ともあれ、浮かんだ思考は口にせず]
……ほん、とに。
無茶、するな。
[零れ落ちるのは、呆れたような言葉だけ。
それでも、紅が友を染める様には、ただ。
小さく、ため息も零れたりしたが]
― 外 ―
[あなたは、どっち?
修道士>>11が刀を引き抜いた。
吹き上がる鮮血に染まった人を一瞬「怖い」と思った。
視線はそのまま崩れ落ちる彫刻家を追いかけて凝視する]
…… weiße.
[気をつけると約束したけれど、止められなかった。
昨日と同じく。しろ、と呟いた瞳は、夜の色に変わっている。
表情も子供のものではなく、別人のようですらあったかもしれない]
[ゲルダはどうしただろう?
ベルさんへと向かうならそのまま手を離すし、
ライヒに向かっていこうとするならば、必死に押し留めようとした。]
………えーっと。
ライヒ。
……換えの服、持ってる?服、洗うよ?
[ライヒに対して言えたのは、そんな事。]
―外―
[おそらくゲルダがアーベルの名を呼ぶか駆け寄ってきた頃には、高揚はゆっくりと薄まってゆき、利き腕を折られた痛みに眉が寄った。
血塗れた獲物は反対の手で持ち。とりあえず僧衣を使って血を落とす。手入れが必要だな、などとぼんやり思いながら、ようやく周囲の様子が目に入った。
恩人と友人が視界に入るが、ただ見つめて返しただけだった。
フォルカーの口元に視線が走ると、当然そうだろう言葉が零れており。無用心だなと思いはしたが、思うだけで終わる。
まだ知られていないはず、多分大丈夫だろう。
そんな事も、胸中で思いながら。
クロエの言葉が見えたが>>15、首を振る。
両手が塞がっていた為、替えの服はある、という仕草は出来なかった。億劫だった、というのもある。]
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