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そう怒るな、って。
信用してるからこそ、意表は突くな、って……。
[言いかけた言葉は、途中で途切れる。
僅かなズレに、反応しきれない右手。
大方の予想通り、対処は遅れ]
…まあ、まだ外の人間を嫌っている者は、こういった行動をなかなか取れないですしね…とはいえ、村の人間としてではなく昔馴染みだからの謝罪ですが、そういってもらえると助かる。
[と利吉に答え、そして聡の端的な柄も祭りについての説明を聞いて頷きながら]
もう少し詳しくいえば、昔、禁忌に触れた一人の巫女がおりまして、祭りはその巫女の魂を鎮めるためにとり行ってきました。
曰く、桜が咲いたら災いが起きる…という言い伝えでして
ずっとずっと咲かなかった桜が、咲いたらしいです…まだ直接見ていませんがね。
[一息つくとベッドから降りようと身体を動かす]
一回、家に、帰らなきゃ…。
お母さん、心配、してるだろう、し。
[裕樹に止められても行くと言い張り。部屋を出ると一階の食事場所へと足を踏み入れる。その姿に気付いた旅籠の主人が心配げに声をかけてきた]
大丈夫、だよ。
薬、ありがとう。
一旦、戻る、ね。
[カウンターで会話する間、離れた場所で話をしている蓮実達には気付いていない]
[櫻木家、そして、葛木家を訪れた後、屋敷に戻ると、そこではこれからどうするかという相談がされていた。
晴美も途中からそれに参加したわけだが]
なっ、馬鹿か貴様等!!
警察には連絡せん……だと?
そんなに自分らの身が可愛いか、この寄生虫ども!!
[現党首である父親の制止も聞かず、その場に集まった古老どもの戯れ言に噛み付く。]
[何が起きたのかの判断が追いつかなかったのは、昨夜の一件で判断力が鈍っていたからか。
グラスを支える玲の手と、ため息とともに零れた言葉。
それに、表情が微かな険しさを帯びる]
……やっぱり、って……。
おはよーございます・・・ッと。
[店の方へと顔を出せば、数人が食事を取っているところだった。]
・・・悪ィ。
手伝えなかッたな。
[何時も渋々といった感じの息子が、眉を下げてそんなことを言うものだから、主人のほうからも特に咎めは無かった。
何しろあの報せを持って来たのはかれだったのだから。
コダマは何時ものカウンターの上で欠伸をかますだけだったが、それでも落ち着かない様子でゆらゆらと尻尾を揺らす。]
ええ、中止になるでしょう
…さすがにそこまで非常識ではないでしょうし
[最も警察が嫌いなのは、聡だけではなく。ここに住む古い考えの持ち主たちも同じであるが]
それに、そのほうが安全でしょうしね
…………
も、だい、じょうぶ。
[さっちゃんが机にりきっちゃんの食事をおいた。
離れなきゃって、手の力を抜いて、離す。
ちっちゃくってよかった。離した手で目をこすって、]
りきっちゃんのとこにいられて、幸せだよ
[まだ目赤いかな。でも、笑う。]
夕飯の手伝いしてたときも。
使わないように庇ってたでしょう。
[気付かれないと思ってたの?と返し]
それならもう、仕方ないな。
そんな兄さんに負担をかけるわけにはいかないもの。
聞きたくないけれど、聞く。
桜が咲いたのは。綾姉の…。
[唾を飲む。覚悟をしてもスラスラとは口にできなかった]
…宮司の血を吸ったから、で、間違いないのね…?
おはよう。孝博。昨日はお疲れ様です
[といいながら聡や利吉が食事をしているのをみて、自分もと主人に頼み]
ええ。咲いたらしいです
そうですよね?孝博
[と利吉に言いながらも情報を持ってきた孝博に軽く流しながら]
ただその言い伝えでは魔の仕業といわれていまして
[だから警察など呼ばずにそっちで騒いでいるのではないかとか、想像しつつ、どうせ己も既に外の人間のようなものだとやめる。]
-昨夜-
[体を半分外に出すと、風が通り抜けた。
唇だけ動かす。『血の匂い』と紡いでいたが、聞こえた者はいないだろう。
外に出ようと思ったが、思う所もあり旅籠の中へと戻る。
戻ってきた聡にお帰りといい。
日ごろの癖もあり、残っていた蓮実らに簡単な食事を用意し、榛名の部屋に残った裕樹にも運んでおいた。]
疲れたら交代するからね。
[そういい残して、自分は一旦部屋に戻る。
その前に、主人から灰皿をもらう事は忘れずに。
そうして部屋に戻り、窓から桜の丘の方を見る。
どこか、冷たい目のままに。]
だい、じょうぶ、だよ
[なんだかもっと泣きたくなったけど、]
だって…
りきっちゃん、クリーニングに、出せないでしょ?
[服を。]
……りきっちゃんに、めーわく、ばっかだし。
それに……りきっちゃんは、だいじょうぶ?
[なんだか聞きたくなった。よくわかんないけど。]
[挨拶を返してくる声を聞きながら、自分の分の食事を取る。
蓮実に話を振られて、少し手を止めた。]
あァ。
ほんのちょっと前まで、蕾すらなかッたんにな。
・・・・ホント、夢みてェな話。
[ぽつりと呟く。
冗談めかすように浮かべた笑みは、何処か取り繕うようでもあったかも知れない。]
……そういうとこ目敏いのは、母さん譲りか?
[零れたのは、ため息]
っても、これでも相当回復したんだせ?
医者にゃ、奇跡とまで言われたしな。
[冗談めかして言うものの。続いて投げられた問いに、表情は自然、引き締まる]
……ああ……他に、考えられん。
[思い返すのは、地を染める紅。根元に広がる、鮮やかないろ]
……咲けぬ桜は、生命裂かれて花開く。
他に、死者が見つかっていないなら、綾の……宮司の血が、桜を咲かせたのは間違いない。
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