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…そっか。
じゃー似たようなもんさな。
メイドさんとも会ったし…エルザも来てるんだって?
[なんとなく、クマーをわしわし。]
メイドさん?ユーディットが来てるのか。
…一度に2人、とか決まってるのかな?
うん、エルザが消えたって聞いてるなぁ。
他にはいないのかな…えっと誰だっけ、機鋼の精霊?とかが消えたとかなんとか言ってなかったっけ。
[わしわしされて目を細める。
名前は忘れたが、確か最初に消えたとかなんとかって話は彼だったような]
[熊がいなくなり、メイドがいなくなり。
呆然とする前に、最早呆れるしかなかった]
…まったく、これがカラクリの世界の理だって言うのかね。
[わけのわからないまま竜が消え熊が消えメイドが消えた。
次に消えるのは誰なんだとばかりに薄く空をにらみ、*ため息ひとつ*]
あーなんかそんな名前!
俺もぼーっとしてる時に、小耳に挟んだレベルで…良く、覚えてないんだが…。
[一緒に首を傾げる。
その間にも、声が聞こえ。
きょろきょろとあたりをみわたした。]
戻るの、面倒というか…
開放するのは一瞬なんだが、抑えこむのって難しいというか…
まぁでも、通路狭いしなぁ。人間になったほうがいいかなぁ。
兄さんは…鱗…トカゲ?
[頭、かしかし。
失礼なコトを言う。]
…まー…トカゲのでかいのっていうか、まぁ似たようなもん…。
[面倒なんで、さらっと同族に聞かれたら怒られそうなことを。]
< 目をさました猫が、台所で、ごちそうをさがしていた時、ナターリエが戻ってきていたようでした。ソファの上でねむっています。
足が。
きのうのことを思い出して、猫はまゆをよせました。人の姿は、感情をゆうべんに かたってくれます。
それから、そっと頭に手をのばして、 >
…痛くないように、させてあげられればいいのに
< 猫はつぶやきました。
本当は、そう、どうやったらきずを なおせるのかって、ものしりさんに聞こうって、おもってたんでした。
でも、それより、リディのことを(猫はかの女のことをよく知りません、家出娘としかね)聞かなきゃいけないと思っていました。
声はたぶん、本当にちいさかったから、とどかなかったでしょう。でも、手がふれたら、目をさましてしまうかしら?* >
─屋敷・自室─
[お茶会の間、しれっと混じってお茶を飲んでおり、たとえその最中に改めて問い詰められても変わらず同じように返答していたか。
そして、お開きになると自分の部屋に引っ込んだのだが]
うーん、困ったねぇ。
[天井見上げて、改めてぽつり。]
トカゲか…。
あ、これ機竜の声?音?なのか。なんだろ、呼んでるぽいようには聞こえる…な。
俺に用事でもあんのかな?
[トカゲのでっかいの、を普通に想像した、獣族とは少し違う空気は感じつつも。
ぴるぴると耳を動かしながら、回りを見る。]
なんっつーか、気配とかそーゆーのさっぱりだしなー。
[桃と亀が居なくて残念…とかでなくて。
壁の向こうにゃきづいちゃいねぇ。]
[髪に触れる気配に、私は跳ねるように顔を上げる。浮かぶは恐怖。
なれど手の持ち主を見れば、大きく息を吐いて震えを止めんとする]
……エィ…リ殿…であったか…
…うたた寝しておりました。部屋に戻って休んで参りまする。
[声は届かず、今私が浮かべているは純粋な驚きと…動揺。
優しき彼の猫をだます事も巻き込むことも嫌で、私は彼から身を引くようにして床を蹴り、二階へと上がってゆく]
―広間→二階―
……っ…
[急激に変えられた半身が――傷付けし脚が鈍い痛みを訴え、私は意識を集中して姿を解く。うたた寝でも僅かに効果があったのか、辛うじて人の姿へと変わる。
なれど脚はふらついて、壁へと身を軽く打ち付ける。
その小さな衝撃は、翠樹の部屋へと伝わろうか]
< まぎれもなく わがっているのが、猫にはわかりました。 >
うん。
ゆっくり、休んで…ね。
< そっとなでて、その姿を見送る。
でも。
動揺したその様子が、気になって。
せめて、去っていくその人に、水をくんでいこうかな。そう思って、猫は、一度台所に行きました。
こわれていないコップです。水を注いで、足おともたてず、猫はあとを追いました。まだ、寝ている人も、いるかもしれませんし。 >
─屋敷二階・個室─
[むくれたまま、行く宛ても無く行ける先も無いので部屋の中、ベッドの上で膝を抱えている]
まさか本当に、判っちゃうひとが居るなんてねえー……。
んー呼んでるなら行って見るか。
そのわがまま坊主がいる場所って分かるか?
[竜は竜でも赤いなら桃も兼ねればいいんじゃ。
なんて思ったりしたわけでもなく。
ゆっくりと呼吸を整えながら。]
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