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─西殿・会議場前─
[月闇竜の言葉(>>*60)に、何も返す事はしなかった。
否──言葉を返す意義が見つからなかったのかも知れない。
ただ]
……頭のいいヤツに限って、わかってねぇ事多いって言うよな。
[立ち去る様子に、零れたのはどこまでも呆れた呟きのみ。
直情考えなしに言われたくはないだろうが]
[ザムエルの言葉には、深々と頭を下げ]
はい。
お恥ずかしいところをお見せいたしました。
[そして、話の核心へと触れる]
……まずは単刀直入に切り出させていただきましょうか。
もう一つの『力ある剣』の所有者を、貴方は知っていますね?
それが、誰だったのかを、お聞かせいただきたい。
何故なら、私は、今『力ある剣』を持っているものに違和感を感じていますから。
[知っているかどうかは、半分賭けに近いものがあった。
それでも、ナターリエは、ザムエルは知っているという確信に近いものを感じている]
[ともあれ、合流したミリィと情報を交換する。
説明の端々に苛立ちが籠もるのは、自覚はあっても止める気はなく。
ミリィが、そして、やって来たエルザが投げた言葉に、ギュンターがどう返すかを見守る。
返るのは否定か、肯定か。
そのどちらにせよ]
……なー、爺様。
オレも、やっぱり気になってるんだけどさぁ。
『真・聖魔剣』、だっけ?
それってそんな……どんな願いも叶うような、便利なモンなんだっけ?
人間界で伝説とかで聞いた話じゃ、そんな便利なモノじゃなかった気がすんだけど?
[頭を下げるナターリエには、いや、と短く返し。核心をついた言葉を聞くと僅か息を飲む。こやつも気付いているのか、と警戒の色を最初は浮かべたが、先日の剣についての知識、更には腕輪が持つ属が増大せし時を思い出す。目の前の人物ならば気付いてもおかしくはないやもしれぬ、そう思い短く息を吐いた。仔なれば言い包めも出来ようが、下手な嘘は逆に怪しまれることだろう。今剣を持つ者に対し違和感を感じると聞き、口を開くことを決意す]
……ああ、知って居る。
彼の剣、聖魔剣を所持していたのは……エルザじゃ。
エルザが無限の鎖に囚われし時、共にここから結界内へと移動しておるはずなのじゃが…。
[紡がれし言葉はナターリエに届くだけの小さなもの。それは他には隠すつもりで言ったのか、心労による疲れから小さくなっただけのことだったのか]
[自身が聞いたのは、『全てを断つ剣』としてのあり方。
そして、持ち主に多大な負荷をかけると言う事。
勿論、聞きかじりのそれがどこまで正しいかなどは、判断のしようがない訳で。
ギュンターから返るのは、これまでも語られて来た話とほぼ同じ。
ただ]
「……仮に、彼の者たちが二振りともに剣を得ても。
真なる剣への昇華は、できぬ」
[最後に付け加えられたのは、こんな一言]
は?
ナニソレ?
[疑問の声に答えはなく、天竜の視線は刹那、封じられた会議場へと向くのみ]
[長い沈黙の後、最初に返ったのは溜息だった]
「重ねの刻印が何の為にあるのか分かっていてそれを言うか」
はい。
[即答で返せば、また小さな溜息]
「…今は待て」
[反駁しかけ、止めた。
否定は返されなかった。それは肯定につながる言葉。
それから投げられた問いにティルの方を静かに見つめた]
[昇華は出来ぬ。意味は分かる。
だがその言い方はまるで]
それは。
我らでは扱い切れないというのとはまた別の意味が…?
[思わず疑問が口に上った]
[ザムエルからの言葉を聴くと、ナターリエは小さく頷いた]
やはり……。
しかし、これで、線は繋がった。
『力ある剣』はオトフリートが所持しています。
陽光、天聖。……焔。
対の属性。『力ある剣』……焔が消えたことと、流水の悲しみ。
今までの異変は……オトフリートから紡がれているのは、ほぼ間違いなくなりました。
即ち。
『揺らされていたもの』は―――オトフリート。
[きっぱりとナターリエは断言した]
[相性があっても、仮初の契約しか結べなかった自分。
二振りの状態でもそうであるならば、真なる姿となるそれを扱うことなど、並大抵の者では到底出来ないだろう。
そう考えての問いだった。
されど年経た天竜は黙して語らず]
[エルザの疑問の声にも、天竜は何もいわず。
その様子に、かりり、と頭を掻く]
よくわかんねーけど、まだ、なんか隠し玉があるってこと?
……っつか、それがあるから、余裕かましてる訳、竜王たち?
[疑問自体への答えはなく、返るのは物言いを諌める言葉のみ]
はあ……ま、いっけど。
んでもさあ、非常事態なんだし。
秘匿もほどほどにしてくんない?
何じゃと…!?
[紡がれし名は己も交友のある者。何度となくその知を語り合いし者の名。驚きに瞳を丸くする]
オトフリートが揺らされし者…。
今、聖魔剣を持つはあやつか……。
[考え込むようにし、右手で顎髭を撫でる]
……あやつが揺らされて居ると言うのならば、抑えねばなるまい。
剣を渡したままには出来ぬ。
「揺らすもの」からの干渉、それを食い止めるが今の儂のなすべきこと。
…お主が暴走せしは、それらが重なりてのことじゃったか。
[断言するナターリエに迷い、偽りが見えず。その言葉は信ずるに値するものであった]
私には、何が彼の人を揺らされたのか、原因が何なのかは、さっぱり分かりません。
しかし、「揺らすもの」がこの世の破壊。そして、停滞を起こすというのならば、力づくでもとめなくてはいけませんわぁ。
……其の点で、貴方と意見を同じくできて、助かります。
強大な力を持つ貴方とねぃ。
ちなみに。
私が「揺らされていない」というのは、何やら焔が証明してくれたということをお忘れずに。
……暴走しましたが。
[最後の言葉は少しばかり冗談気味におほほと笑った]
……ま、取りあえず。
ここで固まって突っ立ってても、仕方ねぇ、かなあ……。
[これ以上、語る様子のない天竜の態度にため息一つ]
んで、これからどーすんの?
真なる剣に出来ないっつわれても、このままにゃできねぇだろ?
[問いは、場にいる二人へと]
目的が同じ者が居ると言うのは心強いの。
…強大な力と言うが、それは剣が持つ力。
しかして儂は仮契約の身。
使いこなすまでは至らんのじゃ…。
[それを告げる声は申し訳なさそうなものとなり]
うむ、お主が違うことは理解して居るよ。
他に揺らされて居らぬはブリジットじゃったな…。
あやつにも助力願いたいところなのじゃが。
[如何したものか、と思案。続く冗談めいた笑いにはどことなく苦笑を漏らした]
―食堂―
[やがて茉莉花茶を飲み終えて、カップを片付ける旨を伝える。
そうして台所に入り、片付ける。]
[――気付かれ、逃げる道だけは確保しておかねばなるまい。]
―― 東殿・廊下 ――
うーん、誰から当たろうか?ユル。
[ついてくるなと言ったことなどすっかり忘れた様子で、肩の機械竜に語りかける]
ブリジットさんとナターリエさんは、もうダーヴが調べただろ?ザムエルさんは、あの時傍に居たから、違う。
残ってるのは、アーベルさん、オトフリートさん、クレメンスさん…それとノーラさんに、ベアトリーチェ。
いくらなんでもベアトリーチェは無理があるよね。
ノーラさんは…
[影竜は、自分の力に気付いている可能性が高かった。だから、揺らされたものであれば、邪魔とみなして排除にかかるのが自然。現に力を持つ事を公言していた二人が結界へと送られたのだから]
[機械竜が焔竜が送られた現場を「見て」いれば話は早かったろう。しかし、覗き見禁止の命を忠実に守っていたために、感じたのは力の奔流のみ。剣の圧倒的な力に紛れて持ち主までは特定できなかった]
貴方が仮契約ならば、向こうも同条件か、それ以下。
つまり、それだけで剣の力は抑えることは出来ます。
剣の力さえ抑えることが出来るのならば、二人以上いれば抑えることは出来るでしょう。
問題は、オトフリートに仲間がいるならば、二人だと心もとない、ということでしょうかねぃ。
[ナターリエが困ったように眉根をかしげたが、続く言葉には]
ブリジット?
そう言えば、暴走中にオトフリートと出会いし時に、氷のも一緒におられたような気が……。
後、生命のとねぃ。
[昨日の出来事を思い返しながらナターリエが思案する]
……氷に助力を求めるのは、少しだけ危ないかも知れませんねぃ。
―――他には誰か、信頼できるものに心当たりはありませんか?
―― 東殿・廊下 ――
そうすると、三人のうちの誰か、か。
[うーんうーん、と悩み中。三人共、とかいう考えには至れないようで]
< 真実に近付く者に遭遇することはなく歩みを進める。
初めに此処を訪れた時より、しじまは染みるようになっていた。明かりは意味を為さない、見えない闇が迫り来るような感覚 >
……エーリッヒ殿?
< 廊下で悩む仔竜の姿を認め、彼ではない口調で名を呼んだ >
ええ、そうですね。
[釣られたように溜息が毀れる]
出来るなら…剣を取り戻したくはありますが。
剣が望まぬ者の手に長くあると、何があるか分かりません。
それこそ、不機嫌になって力が…とか。
[真実どうなるかは明言出来なかったが。気分が悪いなどと言い出す剣のことだ。不安はある]
ただ、あちらも簡単に返してくれるはずがありませんし。
何よりこの結界内から動けないのでは…。
[自分だけで考えると堂々巡りにしかならなかった]
…一度休憩しますか。
あの、下の食堂にカレーの鍋があったのです。
ダーヴィッド様が起きられたらお腹を空かせるのではないかと思い、ご飯も炊いてきてみましたが。
[ふと思いついたので、どうしますかと尋ね返してみた]
[悩みながら歩く先に、見知った気配]
あ…
[それが地竜と水竜の気配と知ると、慌てて廊下の端に張り付いて隠れる場所をきょろきょろ探す]
―個室―
[疲労から回復し漸くにして私が起きた頃、
仔は部屋に備え付けられた椅子に腰掛けゆうらりと足を揺らしていた。
机上に散らばった幾つかの包み紙を見るに、何時から起きていたかは判らぬが
それ以降ずうと飴玉を転がしていたと見える。]
……、おきた?
[口に何か、恐らく飴の一つだろうを含みながら、仔にしては些か抑えられた声。
成る程氷竜殿はまだ眠りの底故、起こすのは拙いと思ったか。
無言のままに頷きを返せば、そう、とだけ言葉が返る。
――少々、違和感を感じなくも無かったがその要因は私には知れぬ。]
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