情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[余計なことなのかもしれない。
けれど万が一だけはどちらにも起きて欲しくないと]
最悪の事態になってしまうまえにっ!
[祈りはその声と力だけをイレーネの元へと運ぶか]
[イレーネに振り払われ、シガーケースが地に落ちる。]
っておい!一体何処に……
[イレーネは何処かへ駆け出し、オトフリートがそれを追い掛けて行った]
お前ら、勝手に動き回らんでくれ……。
[追い掛けようと思ったが。
現状の戦力を見、どうしたものかと考え込む。]
く…
[押し戻され、僅かに身体を傾がせて、剣を持ち直す]
見たいのだよ、私は。
[笑みを浮かべたままで言う]
この愛しい世界が滅びる時を…
[体当たりする勢いで、真っすぐに剣先がオトフリートの腹を貫こうとする]
世界が滅びる時……?
[投げられた言葉への戸惑いは、一瞬回避を遅らせて]
っと!
[交わしきれず、白い刃が胴を掠める。
零れ落ちる、紅]
……楽しいのか、それ……?
[問う声には、僅かに哀しみの響きがあったかも知れない]
[白刃を引き寄せ、その切っ先に滴る血を、ペロリと舐める。恍惚の表情が浮かぶ]
ああ、きっと、恐ろしいことだろうな。
[うっとりと夢見るような声が響く]
[懐から銀無垢の懐中時計を取り出し、見る。]
あんまりにも帰りが遅いようなら、迎えに行くしかないよな。
[十中八九、迎えに行く羽目になるだろうなと*思いつつ。*]
[傷の具合を確かめる。
まだ、動ける。
なら、それで十分]
……恐ろしいとかってレベルじゃ、ねぇぞ?
鍵の書によってもたらされる崩壊は……輪転無き終わり。
全てが『消える』。
記憶も、記録も、命も魂も何もかも。
……未来も何もない。
[それは、虚として視て来た記録の中でも、最も重いもの。
器と感情を得て、最も苦しめられたもの]
[声とともに、暖かいものをふわりと感じた。
影と輝き、そして均衡。
また、声が聞こえたような気がした。]
…誰?
[再び、呟く。
目は、光の筋を生み出す二人から離されないままに。]
『彼は謡った、滅び去り、死に絶えた世界を』
[それは、教会でティルに聞かせた昔語りの、その結末]
だからこそ、私は見たいのだよ。無限の竜。
[ゆらり、幻影の中に、別の影が浮かんだのが見えただろうか?]
「…誰?」
[その言葉が感覚に触れた]
私。ブリジット!
お願い、多分あなたにしか止められないっ!
[そう叫んで、今出せる限界の力をイレーネの元へと。
それは目的のためというよりも、手段を補助するための力]
……やっぱあんた、変態だな。
[呆れたように呟いて、紅を散らしつつ、距離を開ける。
異眸は、揺らめくような影を見据えて]
さあ、終わりにしよう!
[ふいに、影が白く眩しく輝くと、そのまま高く跳躍し、天井を蹴って、オトフリートの頭上に落ちる。白熱の剣の切っ先と共に]
[…ブリジット。その声が、届いた。力とともに。]
…止める?
どうして?
楽しそう、なのに?
[まるで理由が欲しいかのように、呟いて。]
[ブリジットの言葉が返った瞬間に、体は動いていた。
天井を蹴るオトフリート、それを睨むオトフリート。
どちらかが欠ける?
そう思った時に]
…駄目-----!!
[それは彼女の言葉だったか、ブリジットの言の葉だったか。
思いっきり岩肌を蹴り、ふたりの間へと身を割り込ませていた。]
……一人で、盛り上がってんじゃねえってんだよ!
俺は、まだ、終わる気なんざ、ねぇっ!
[滅べぬ存在である以前に。
まだ、時空の『竜』としての生を満足に生ききっていないのだから、と。
そんな思いを叫びに込めた矢先]
……っ!?
イレーネっ!
[飛び込んで来た命竜の姿に、とっさに剣を光鎖に変える。
それを、思いっきり振るって、飛び込んでくる自分の写しを弾き飛ばしつつ。
飛び込んで来たイレーネを支えるように抱え込んで、前へと跳ぶ]
[割り込んだ娘の姿は目に入ったか…しかし、すでに速度を得て落下する身を留める術は無く…或いは、留める気もなかったか?…そのまま剣と共に貫こうとした]
[ゆらりと立ち上がる影に、オトフリートの腕からするりと離れて怯えた目を向ける。]
…私は、失いたくない。
ふたりとも。
失っては駄目、と声も聞こえた。
[だが声は震えている]
あっぶね……。
[一先ず事なきを得た事に、やれやれ、と安堵の息を吐いて]
無茶せんでくれ……君に何かあったら、命竜のお方様だけじゃなく、火炎の若竜にまで恨まれちまう……。
[ため息混じりに言いつつ、立ち上がって光鎖を手元に引き戻し、白く揺らめく影を見る]
[失いたくない、との言葉に、僅かに影は揺れたか…しかし、その表情は光に溶けて見えぬまま。ただ、剣を持つ腕だけが、真っすぐに伸ばされた]
ならば、行け。二度と戻るな。
[怒りは見せずに、戻る道をただ、指し示す]
[行け、といわれ。
その顔には驚きと悲しみが同時に現れた。
後ろのオトフリートの声に、何かがこみ上げて泣き出しそうな衝動にもかられた。
一歩、二歩、影に近づく。]
……いや、捨てない、で。
[手を、伸ばす。]
捨てはしないよ、愛しい子…
[微動だにせぬまま、影は囁く]
さようなら。
[そのまま、白い火花が弾けるように、消えた]
[影と、イレーネの様子を、静かに見つめて]
……自らのみを求めぬ者は。
拒否するのか、心の魔……?
[呟きは、闇に溶けるように]
[伸ばした手は何にも触れられず、空をつかんで。
何も掴めなかった手をゆるゆると引き戻し、じっと見た。
何もない。]
…あぁ。
[その場に、ペタリと座り込んだ。]
[光鎖を右腕へと巻きつけて。座り込むイレーネに、そっと声をかける]
……これから、どうするにしろ、ここは、危険だ。
一度、もど……。
[戻ろうと、言いかけた矢先。先ほど受けた傷が痛みを主張して、その場にがくり、と膝を突く]
あのやろ、思いっきり、斬りやがって……。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新