情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[ナターリエの言葉に]
いえ、知識の蒐集こそ私の存在意義ですので。
経験も確かに重要かもしれませんが、それは私にとってあまり重要ではないので。
私は主様の書庫。
この知識をどう使うかはわが主様の意のままに。
[そう言って、スッと瞳を閉じる。
心なしか、その表情には陶酔の気配。]
[流水の竜王の言葉に、疾風の竜王は微かな笑みを浮かべるのみで何も言わず]
[その義弟はといえば、立ち去ったノーラを見送り、丁度義兄を振り返った所]
っつーか兄貴、そろそろいかねぇと……。
お?
[促した所、人群れが散らばりよくなった視界の先に、覚えのある姿が見えた気がして一つ瞬いた]
機竜王と随行者のエーリッヒ=ブラゥ殿。
[滑らかに刻まれた記憶から名を取り出し示す]
ご存知のようですね。
ご心配なら行かれても?
[砂漠の波のように伝わる感情の色に青年は口元の笑みを深める]
[ どちらも口は開かぬ。影は影であるがゆえに。
沈黙は幾許であったか。
イズマルームが漸く顔を上げたのは、異なる属の長の訪れを知ってのことであった。茶、と一言には表しきれぬ長い髪。所々に絡まる緑葉。樹竜王であると悟るより先に意識が向いたのは、彼の抱く幼児の姿であった。]
「……連れて来たのか」
[ 久しいとの挨拶より何より、先ず呆れの混じった声が出る。
竜の個体数は少なく、仲間意識は他の種族より強いとは言え、公の場にとの思いがあったのだろう。]
あ、御師様。
[回廊へと入れば、一時共に過ごし、知識に限らず多くの事を教えてくれた相手の後姿が見えた]
お久しぶりでございます。
地竜王様の随行は御師様でしたか。
[足早に近付き声を掛けると、静かに一礼した]
[命竜王は大人しく随行者の弁に従う。今回はこちらが正しいと、理性が判断した為に。ただ皇竜の居城へ向かう王の足が先ほどより随分と早くなったのは、八つ当たりを兼ねての様子。
その様子を、自身は肩を竦めて見送る。
ヒールであんだけ早く歩けるとか器用だなとかどうでもいいことをおもったりしていると、自然距離は離れたが、すぐに追いかけるつもりはあまりなかったり。]
おーお、元気なもんだな。あの分だとすぐに向こうには着くか。
…おお。遅刻させずに命竜王を送り届けたとか。
流石俺。
[至極適当な事を呟いたり。]
あれ?
[通りの行く手に、明らかに他とは違う強い気配が幾つか感じられて目を細めた]
うわーうわー、すっげえ。
[同意するように、肩の機械竜がちかちかとオレンジの明滅を繰り返した]
…んまぁ…あいつなら、至近距離でプルトニウムが臨界しても平気だろうから…
[広い額にかかる前髪をくしゃりとかいて…]
あ!師父!ご無沙汰してますっ!
[老竜の姿にぺこり。
元々、武技にはそこそこ秀でていたものの、霊力的発達は遅れていたため、幾度となく指導をうけていたもので。]
『――おや、』
[久しいな、と。独り言にも近い王の声に視線を向ける。
数度しか合間見える事はなけれど、影輝を司るお方に相違無かろう。
尤もこの縮した姿で会う事は無き故、私に気付くかは判らぬが――
幼子も釣られたか、同様に視線を向けるのを感じた。]
…?
[まぁ仔に、誰と察しろと言うのは無理も無かったか。
地へと下ろされた仔は、心許無げに父親の足元へとしがみ付く。]
『――まぁな。少し思う所があった。
どうだ、可愛かろう。私の仔だからな。』
[ゆるりと仔竜の金を撫ぜながら言うは、唯の子煩悩。
…呆れの声にも然して気を止めぬ様子だが、自慢は如何なものか。]
[久々の竜皇殿内を眺めながら歩いていると、後方から声がかかる。ここ200年で聞き慣れた教え子の声]
おお、エルザか。
久しいのぅ。
[振り返り顔に深い皺を刻みながら穏やかに笑み返す。相手の一礼に一つ頷きを返し]
うむ、王のお呼びがかかっての。
幾度目かの随行と相成った。
お主も壮健じゃったかのぅ?
「お、賑やかなのが来たな」
[ぽつり、嵐竜王が呟きを落とす。その視線を辿ったなら、機鋼の竜王の姿は容易く目に入り]
あー、あいつ。
[その傍らの青年の姿もやっぱり目に入るわけで。
気づくかどうかはわからぬものの、手を振ってみた。
小猿も一緒に手と尻尾を振り]
ほんとにこんなに沢山、いらしてるんだなあ…て、あれ?
[わくわくと竜王達の姿を目で追い、気配で探していたところへ、手を振る見知った姿]
あ!ティルさん!
[満面に笑みを浮かべて駆け寄っていく]
「可愛いは可愛いが、
生憎、猫可愛がりする気持ちは解らない」
[ 言いながらイズマルームは幼児に視線を落としたものの、直ぐ様に視線は遠く彼方へと転じられた。仔の腕に巻きつく黄蛇を視界に入れる暇も無い。
何を思うかを察するのは容易い。放浪癖の所為で、顔を合わせることも少ない「彼女」の事であろう。
一方、ノーラは形式的な一礼をした後、些か無遠慮に視線を注いでいた。従順なる様は、無垢なる幼児に似たところがある。]
む。
[更にかけられた声はやはり指南を頼まれた教え子のもの]
おお、ダーヴィッドも居ったか、久しいのぅ。
そう言えばここ最近の炎竜王の随行者はお主じゃったか。
きちんと鍛錬は続けておるか?
[顎鬚を撫でながら行った指導を忘れず精進しているのか、とやや鋭い視線を向け訊ねた]
[ユーディットの言葉に、珍しくナターリエが肩をすくめた]
……つまりは。
貴方も、私と同じく、主様に魅せられた存在ってわけかしらぁ?
それなら、私からはもう誘う術は無いかしらねぃ。
……本当に惜しいわぁ。
[そう言い放つと、ナターリエは後ろを振り向いた]
さて、主様。
そろそろ、向かわなければ、遅刻してしまいますわよ?
『……ああ』
虚無の。
そちらも移動したほうがいいんじゃない?
―竜都―
[ふと、すぐ後方に何やら感じる他より強い気配、そして知った空気を感じ取り。首を巡らし周囲を見やる。
見つけた集団を見て―一部、あれ、これ間に合うのか?と思わなくもないが。
ともあれ見つけた人影に近づきかけて―ぎくり、足を止める。]
げっ、ナタ。
[知った顔に、思わず回れ右。]
―竜皇殿/回廊―
[近づく強い大地の気配に意識を半ば向けて、若焔が髪を書く様子を見守る。広い額が更に広くなる危惧は若さが退けると判断し止めなかった]
それは見事ですね。
……これはこれは、大地殿。
それとそちらの方はエルザ殿とお見受けしましたが?
[保障された頑丈さを意識の片隅に記録して、若焔の挨拶に少し遅れてザムエルへ会釈する。
続けて青年は銀縁の眼鏡越しの紺碧を流れるように天聖の娘へ向けた]
よー。
[満面の笑みを浮かべて駆け寄るエーリッヒに向ける言葉は軽いもの]
まっさか、こっちで会うとはなー。
お前も、随行役できたん?
[状況的に、他に考えられはしないのだが。
嵐竜王は、義弟の様子におやま、と言いつつ瞬き一つ。
知り合いとは思わなかったらしい。
それから、置き去られている機竜王に向け、ども、と軽く言いつつ手を振っていたり]
はい、こうして他の方々と共に過ごせるようにもなりました。
御師様は以前にもお役目を努められておられるのですね。
私も此度は随行として在ることになりました。
至らぬ点は宜しくご指導下さい。
[もう一度頭を下げれば奥から師に呼びかける声が聞こえた。
それが誰であるかを知ると、緊張に息を呑んだ]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新