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[そう遠くない場所で、何かが光ったような気がした。]
……なんだろう。
[近付くのは、無用心かもしれなかった。
けれど、いつまでもここにいても、仕方ないのは確か。
立ち上がり、ふらりと歩みだす。
片手には、普段の癖か、端末を握っていた。]
…ん?
何か、光った?
[屋根の上から見下ろすと、ぱちぱちりと断続的に光が見えた。
背伸びをすると、その光は徐々に間隔を伸ばしていっているようで、きょとりと首を傾ける。]
なんだろ?
[ひょい、と屋根から飛び降りる。
片手に握った鎌は夜の闇の中で平たく広く形を変え、まるでグライダーのようにそれにぶら下がる形で光の元へと滑空した。
人影が見えれば、その前にたん、と着地する。]
おっと!
[気を抜いた直後だったからか、その気配に気が付くのが遅れ。
慌てて右手を軸に小さく跳んで距離を取った。
目の前に着地する影を認めて]
…よく降ってくる人だね。
[薄く笑う。パチリと再び火花が散った]
こ、こうもり……?
[にしては、大きすぎる。
ならば、巨大蝙蝠だろうか?というのは、単純過ぎる考え方。
広場に降り立ったそれ――ブリジットの位置から、少年の姿は窺えていなかった――を、幾らか離れた場所から、怪訝そうに見る。]
[滑空中、誰かの近くを横切った気がしてチラリと顔を向けたが、顔を確認する事は無理だった。
着地してその手のものがぐなりと曲がって銃の形になって手の中に納まると、小さく跳んだ人物の方に顔を向けてにこりと笑…おうとしたが、ぱちりと散った火花に驚いた表情。]
あははは、そういえば昨日も降りたところで会ったねぇ。
光ってるの、キミだったんだ。
どうしたの、それ?
[散る火花から目線を離さず、手の中の銃は後ろに回さずに握ったまま、首を傾けた。]
さて、ね。
僕の能力のこと、全く知らないわけでも無いだろう?
[言いながら煩わしそうに右手を振った。
伸びた電光はユーディットからは離れた場所へと。
大きな瓦礫の手前で散ってバチッという音を立てた]
ね、そこの人も。
今苛立ってしまうと危険なんだ。
できれば出てきて欲しいな。
わ……っ
[音を立てて、散る火花。
手を当てるのは遅く、声は零れる。
……ばつの悪そうな顔をして、影から出た。]
ごめんな、さい。
そういうつもりじゃ、なかったんだけれ、ど。
[先日とは違って――放送の件を聞いたゆえか、二人の間に流れる空気に、奇妙なものが混じっていることには、気づいているようで。自然、及び腰になる。]
[バチ、と音を立てて火花が散ったならば、にんまりと笑顔。]
あはははは、イライラしてるんだ。
ボクに当たらない方がいいよぉ、斬っちゃうかもしんないからねぇ。
[笑いながら、火花の散る先に目線を動かした。]
あ、ブリジットさん。
こんばんはぁ。
[こちらにも、上機嫌な笑顔。]
…いや、こちらこそすまない。
八つ当たりみたいになってしまったね。
[どこか及び腰のブリジットには首を振って。
その間もユーディットの銃からは目を離さない]
やっと得た機会だからね。
もっと上手にやるつもりだったのだけれど。
だから斬られたくはないな?
[繋がるような繋がらないような答えを返す。
トントンと地面を蹴っている様子はまだ平静には程遠い]
ブリジットさん、元気ないねぇ?
[声はブリジットにかけつつも注意はティルに集中していて]
機、会?
なぁに、それ?
[トントン地面を蹴る足に、にこにこ笑いつつも目線は流して。
黒銃を握る手はきゅ、と強くなりつつも]
何か、光るのが見えたから……
鬼火かな、なんて。思って。
[普段の物言いを心掛けても、それには程遠い。
笑みも、上手くは浮かべられなかった。]
機会……?
……、斬るとか、どうとか。
物騒ですね。
……ユーディットさんは、元気そうですね。
生き生きとして、見えます。
[今となっては、ユーディットの言う「斬る」は、到底、単なる冗談とは思えない。そして、その感覚に相違はないだろう。]
うん、ボク元気だよぉ。
すっごく機嫌もいいんだ、ボクもご主人様も。
分けてあげたいくらいだよ、あははははは。
[満面の笑みでブリジットを見る。
視界の端、ティルの姿は見落とさないように気をつけつつ]
…いや、何でもない。
僕は僕の思うように動きたい、という話。
[余計なことを言った。後悔が過ぎる。
だからそれでその話題は切り上げるように]
確かに物騒だ。
けれどそれが僕らの生活には馴染んでもいたから。
[薄い笑みを浮かべたままブリジットに軽く首を傾げてみせ]
勝負というとついそちらが浮かんでしまう。
悪い癖かもね?
……、
そんなに、楽しいことですか?
今の、状況。
[ユーディットの笑顔とは対照的に、
ブリジットの表情は暗い。]
ティルは、そうなんだ。
わたしの生活には、馴染んでない、よ。
……………。
[そうは言いながらも、勝負と言われて思い浮かんだのは、彼女も――
そして、ここに「招待された」という事実が示すことは、一つで。]
掛かっているものが大きいから、かな?
[ユーディットの言葉に左手の力を抜く。
いつでも力を入れられるように]
馴染んでない、か。
それでもここにいる人なんだよね…。
[窺うようにチラリとブリジットに視線を走らせた]
ブリジットさんは、楽しくない?
そっかぁ、残念だねぇ。
ボクは楽しいんだよぉ。
予感に、ワクワクするっ♪
でもねぇ、ブリジットさんもそぉだけど、004ちゃんとか、イレーネさんとか、ナターリエさんとかも…なんだろ、ちょっとなんだか違うよねぇ。
まぁ、ボクは全然それでも構わないんだけどねぇ。
[ほんわかした雰囲気の広間を思い出して、にこにこ笑みながら言う。
黒い銃を持った手はそっと前に持ってきて、いつでも何かあったときに動かせるよう、両足の幅は肩幅くらいに開かれる。]
――……わたしは、馴染みたくないもの。
ただ、平穏に、 いきていたい。
[それは、贅沢な願いなのだろう。]
わたしの言葉は、そのためにあるものじゃ、ない。
[ユーディットの構えにも隙はない。
動けぬがゆえに苛立ちは募り]
言葉…?
[でもそれをギリギリのところで抑えて。
ブリジットの方をちらりと見た]
あはははは。
やらなきゃやられる。
そういう世界は…シンプルでいいよぉ?
[ティルの言葉と行動を見ながら、トントン、と2,3歩下がりつつブリジットに笑いかける。]
ボク、寒くなってきたからもう戻るよぉ。
まったね〜♪
[底抜けに明るい声を出しながら、屋敷の方へと軽く*走り出した*]
…そう。
[後ずさるブリジットは視界の端に捉えたまま]
シンプル、ね。
そこは同意しておく。
[去ってゆくユーディットに息を吐いた。
相手を知っているだけに緊張を解けなかった。ともすれば暴走しそうな力を抑えるのと同時ではそれなりに消耗もするわけで]
…巻き込んでごめんね。
僕はまだ戻らない。
それじゃ。
[それだけ言うと廃墟群の更に奥へと姿を*消した*]
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