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んじゃ、ここは危なそうだし(ちらりとゲルダを見た)…食堂の方に……ひでぶっ!
[まともにチョップを受けてのけぞりながら、あれえ?と首を傾げる]
…ラインバッハだっけ?
[遠ざかってる遠ざかってる]
失礼な。僕の目は曇ってなどいないぞ。
可愛いという言葉が、いわゆる少女的な魅力にのみ向けられるものだと思っているとしたら君、クロエ君、勉強不足というものだよ。
[浅黄色と白の二匹のもふもふを手の中でかいぐりかいぐり]
やあにぎやかになってきたねえ。
[もっふり]
ほえ?
あ、ええと、殆どひっぱってったのはライさんだから!
[金髪のでかい人とトカゲ(多分竜)のお礼云々こちらも聞こえて。
勝手に名前略しつつ、ライヒアルトを指差すと、丁度ちょっぷかましてたという。]
おおぅ、華麗な。
[思わず感心。]
これだけは、とか言って、一匹が何匹に増えてんのよさっきからっ!
[後ずさるベッティに突っ込み一つ。
真紅の龍は処置なし、と言った様子で尻尾をゆらりとさせつつ、ベッティの抱えたふわふわをじい]
まぁ、それは覚悟して見に行くしかないね。
ここでもこれだけ増えたりしてるわけだし。
[カルメンにそう返してから、談話室を出ようと準備。
イヴァンに向けたチョップはストライク]
ライヒアルトだ!
人の名前くらい覚えろ。
[けれどここが危ないと言うのには同意であるため、さっさと扉から廊下へと出た]
あー…。
[理由はとても納得できました。フリーダムな自分の家とは育てられ方がかなり違うのは良く知っているわけで]
でもほら、怯えさせたらもっと増えちゃいそうじゃない。
だから穏便に外に出て貰う方法を、ね?
[引きつった笑顔で。ついつい集めたマナの影響で背後のふわふわが一回り大きくなったのは気付いてない]
おお、おまえさんもありがとなー。ちっちゃいのに助けてくれたんだなあ。
[ベッティの言葉に、にこぱと笑う。名前を聞かないのは覚える自信がないからとかそんなんじゃありますきっと]
ライさん…
それ、いいな!採用するさ!
おーい、ライさーん、置いていくなってば!
[勝手に何か採用しました]
[カルメンとウェンデルの言葉に、納得いかないような顔つき]
はあ、僕もこの学園に来てまだ一か月しかたってないので、おっしゃる通り勉強不足かもしれません。普通「可愛い」は小さな女の子に対する褒め言葉であって、それ以外に使われるとは知りませんでした。
[カルメンから自己紹介をされれば]
あ、すみません、自己紹介が遅れました。
大地学科一年のクロエ・ド・ジャルジェです。
――って、きゃあ!
[突如菫色のふわもこにアタックされて、べちっと尻もちをついた]
[実のところイヴァンより年下(ほぼ同年代)なのだが、一応名前は合ってるので、呼び名に関してはそれ以上訂正することは無く。
追い掛けて来るイヴァンを後目にスタスタと食堂へと向かう]
……なんつーか、綿だらけって感じだ。
[食堂の中には大小様々なパステルカラーのふわふわが沢山詰まっていた]
い、いい子だよほらこんなに大人しいし。
自分でもそう言ってるし!…あれ?
[うっかり言ったが、そういや何で声が聞こえるんだろう?と首を傾げてみたり。テレパシー能力がある事は知らなかったり。
薄青色のもこもこは、ゲルダの殺気を感じているのかふるふる震えていたり。とりあえず両手でぎゅぅサイズ以上にはならないようだ。
とりあえずゲルダの反応が怖いので、いっぽいっぽと後ずさりつつ。
ライヒアルトやらが外に行こうとするのに便乗することに。]
あ、ええと、わ、私も出れば問題ないよね!
まってー!ライさんまってー!私も行くー!
[とふわもこ抱えたまま廊下に脱兎。]
…あぁ、死ぬかと。
[くってり。]
ところで、これはいったいどういうことに?
[コウモリにかくかくしかじかされつつ、その辺の奴に事情をきくのだ。]
どういたしまして!ベッティだよー!
お兄さんとそっちの竜さんは?
[金髪の大きい人ににこぱと笑って、思惑なんぞ蹴破るように名前含めて返しながら、一緒になってライヒアルトの後に続く。
ついでに名前をたずねたうえに、名前をいいなと言われてえへへと嬉しそうに。]
ねー。ライさん名前長いんだもん。
[自分も本名がえらい長いのは置いておく。]
穏便に、とか悠長なこと言ってらんないでしょっ!
きりないんだし、ディメンジョン・トラップ辺りでまとめて外に放り出した方が早いっ!
[注:ディメンジョン・トラップ
中級次元魔法。空間を短距離・短時間歪め、ターゲットを別の場所に転移させる、他者転移魔法。範囲は狭め]
[魔法を使うとどうなるか、というのは、今の所抜けているらしいです。
それだけ、スカートめくりがショックだったようで]
やあ、おはようゼルギウス。
[簡単に状況を説明しつつ]
まあ、多分君が眠りにつく前と大差無いんじゃないかな。
敢えて言うなら、気がかりなのはアーデルハイド女史の行方が分からないことくらいか。
[浅黄もふをおすそわけ]
クロエちゃん!?
[上がった悲鳴に意識と顔を逸らす。
なんだか前に潰されてたのもあんな色のふわふわだったような]
ちょっと待ちなさい!
そんな魔法使ったら、一気に増えるんじ…ぁ。
[幼馴染の声に振り向き直そうとして。
自分の横でソファーにもなりそうなほど大きくなってしまったふわふわ発見]
あ、あはは。
ほら、魔力使わない方が良さそうよ?
[誤魔化し笑いを浮かべてみた。やばいやばい]
─食堂─
[廊下に零れ出るふわふわは仕方ないものとして、扉から食堂へと入り、ふわふわを掻き分けて窓辺までやって来る。
並ぶ窓を全開に開け、ふわふわを掬うようにして外へと投げてみる]
…時間かかりそ。
ボウルかトレイ使って纏めて掃き出した方が良さそうだな。
……って、何でお前まで来てんだ?
[イヴァンに対し振り返ると、何故かベッティも居て。
居ることに疑問を投げかけつつ、積んであるトレイを二つ手に持った]
わたもこ詰め合わせ、いん食堂って感じ?
[ライさんに相づち打ちつつ、ついてきたベッティに視線を向ける]
ああ、俺はイヴァンな。こっちは異界龍の白雪さん。氷破の龍だから触ると冷たいから気いつけてな。
…そうねぇ。アーデルハイドさんもまだ帰ってこないし…あまり長いこと閉じ込められるのもつまらないものねぇ
[と、談話室を出ようとするライヒアルトにいう。
今は楽しんでるらしい。ふわふわが暖かいから]
あらあら?小さい女の子だけに可愛いを使うものじゃないわよぉ…。例えばこのふわふわも可愛いでしょ?クロエちゃん?
…でも、聞き分けのない子はだーめ
[クロエにアタックした菫色のふわもこをぽふんと横に払いのける]
[上がった悲鳴にきょとり、と瞬き。
それで少しは落ち着いたようで]
そんなこと言ったって、魔法使おうが使うまいが増えてるみたいだしっ!
逐一拾って、外になんて出してらんないでしょ、そんなに膨れたのっ!
……なんか、攻撃性あるのも居るみたいだし。
[最後は菫色を見ながら、ぼそり、と]
[談話室で一触即発の頃。
カヤは身軽に寮内の保管庫に滑り込んでいた。
食べ頃の洋梨を広げたマフラーに包み、斜めに背負う]
ん、これくらいでいいかな。
あまりたくさんだと重いしね。
[自分の分は味見も兼ねて既に食べた。
腹の足し程度になるといいなと希望的観測しつつ戻りだす]
[カルメンにぺしっとはたかれた菫色ふわふわに視線をやると、なんだか大きくなっている気がした。気のせいだと思いたい]
確かに魔法を使うのは危険みたいですね。
別のところにまとめて移動させても、その倍に増えそうな気がします。やっぱり一匹一匹地道にどかすしかないのかしら。
[わしっと目の前のふわふわを掴み、談話室の窓を開け、外に放り投げた]
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