情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
― 宿屋 ―
[少女が宿へと辿りつく頃には自衛団長が既に待ち構えていた。
何人集まるのか何の為に集められたのか直ぐには分からない。
黙ったままある自衛団長をちらちらと気にしながら
彼が口を開くのを待った。
集まるは見知った者。
昨夜、村の入口付近で会った者も居た。
十一人が集まりきれば自衛団長から話がある>>190]
[未曾有の危機と団長は言う。
少女はその言葉に言い知れぬ不安を感じた。
一体如何いう事なのか、問いたいのを堪えて待てば
直ぐに団長の口からそれが告げられる]
……人、狼?
[彼の語る危機と御伽噺の存在。
それが直ぐには繋がらない。
途惑いを感じながら小さくその言葉をなぞる]
[御伽噺の中の人狼が現実に存在する。
其れは人を食らうのだと言った自衛団長の右手の甲。
銀のしるしに、少女ははたりと瞬きした。
御伽噺にある通りだとすれば人狼は銀に弱い。
確かに彼の言う通り、それは証として少女に受け入れられる]
─ →自営団詰所 ─
[宿を出たのはたった一人か、それとも誰かと共にか。
詰所に着いたのは、恐らく自衛団長が戻って程なくのこと。
自衛団員に面通しを願い、通された団長室でつい先程宿で自分達に辛い通告をした人を見つめた。
この人をこの部屋でこうして見つめるのは、これが二度目。]
…あの時。
分かっていたのか、貴方は。
[父の遺体を確かめにいったはずの母は、帰ってこなかった。
骸すら返されることはなく、戻ってきたのは─遺されたのは、一つだけ。
今も胸にかけてある、其を自分に手渡されたのもこの部屋で。]
母さんが、見抜く力を持っていたことを。
─ 宿屋 ─
[自衛団長が立ち去っても追うようなことはしなかった。
相談すべきことなど無かったために。
詰所へ向かう人が居るならそのまま見送ることとなる]
……何で僕達だけ、なんだろうね。
[村全体ではなく、人数を絞った状態でなされた説明。
誰に言うでもなく呟いて、虚ろな瞳を瞼で覆った。
一人を選び出すまでは普段通りで良いと言っていたか。
何も情報も無く決めろと言われても、決めかねるのは必死]
…どうすれば、良いのかなぁ───。
[呟きながら、頭では昨日リズに言われたこと>>225を思い出した。
沈んだ空気を明るい話題で塗り替える。
けれど、僕の仕事でそれが出来る状況にはどう考えても見えなかった]
[要約すればこの中に人狼がいるかもしれないから一人づつ殺せ。
という血生臭い話には眉寄せるものの、さほど動じはしなかった。
その話が本当なら、まぁ利には適っているなというのもある。
本当ならば、だが。
とはいえ結社を名乗る者が、不確定極まりない事をするはずもない。
それは彼らと関わったことのある..も良く知っている。
だからこそ、面倒な事この上なかったが。
もう一度周囲を見た。
男が居る、女が居る、子供も居た。
どれもこれも程度は違えど知り合いばかり。
おまけに恩人に友人、宿の息子まで居る始末。
辟易せざるを得なかった。]
[この中に人狼が混ざっているらしい事を
自衛団長の口から聞くことになるのだけれど
辺りを見回しても、見知った彼らがそうだとは少女には思えない。
自衛団長が冗談や嘘を言っているようにも見えなくて
少女は途惑いの色を強めることになる]
――…可能性を削る、って ?
[小さな声が問うと同時か。
団長が続けた言葉に、少女は息をのんだ。
処断、力ずく。
物々しい空気の一端を垣間見た気がして
少女は不安げにへなりと眉尻を下げた]
[自衛団長はどんな返答を返したのか。
共に来た者がいたなら、どんな反応をしたのか。
色のない表情のままでそれらを聞きながら、服の下にある母の形見をしかと握る。
それ自体は見えなくても、首にかかる銀の鎖が襟の影からきらりと光を反射させて。]
………今度は、私が殺される番、か?
[人にか、狼にか。
それは解らない、けれど。
母と同じ力があると告げれば、きっと。
母と同じになるのだろうと。]
― 宿 ―
[話が進むうちに大きく目を見開いた。
銀色の印を疑うこともしないけれど、それでも御伽噺が現実になったということをあっさりと受け止めることは出来なかった]
うそだよね。
そんなの。
[誰か嘘だと言ってほしかった。
そう言いながら嘘ではないと、どこかで感じてはいた]
─ 宿 ─
[何で、という疑問の声>>240に、深緑の瞳をそちらに向けて]
一説によると、特定まではできなくても、ある程度は絞り込む方法とかあるらしーよ?
まあ、俺も人伝に聞いただけだから、確証はないけれど。
[軽い口調で、そんな言葉を投げる]
まあ、見分ける力とか手段も、あるはずだけど。
そういうのを持ってる人がいても、元気良く挙手……って事は、早々できんだろーしねー。
―宿―
[加工師が宿を出て行くのを見送り。
僅かにため息をついた。
伝承を語る学者先生の声が聞こえたり、戸惑う声がざわめきを生んだりしている空気に、頭痛を感じてこめかみを軽くもみ。
ライヒアルトと視線が合えば、『困ったことになったねえ』と仕草で伝えた]
……勘違い、するな。
覚悟はとうに出来ている。
それで、貴方を責めたいわけではない。
ただ。
何故、あの十人なんだ。
[母から遺された其れを、受け取ったあの時。
母が死んだ理由はすぐに察した。
自分自身に流れる血は母と同じ、いつか母と同じ死に方をするかもしれないと。
それが怖かった。一人が怖かった。
誰も頼れなかった、唯一人以外。
その唯一人が、あの十人の中にいる。
それは、自分が殺されるかもしれないよりも怖いことで。
そんなことを問うても、仕方ないのだけれど。]
─ 自営団詰所 ─
……知っていたよ。
伝聞の形でだがな。
[じっとゲルダ>>239を見つめ返して僅かに頷いた]
死ぬとは限らん。
その危険が他の者より高いのは間違いないが。
…だからこそ、力を持つものも集めたことは言わなんだ。
無為に死なせたいわけではないのだよ。
[深い溜息が毀れた]
─ 自営団詰所 ─
[覚悟>>249と言われて眉間に深い皺が寄った]
ここ最近の動向が一番の理由にはなる。
お前さんが必ずしもその力を使えるという確証も無かった。
可能性を拾い上げて絞り込んだが。
その一つが、儂の勘に近いものだからな。
そうと言えば反発するものの方が多かろう。
[それを娘に告げたのは、かつて同じ力を持っていたことがあるからの感傷だっただろうか。
あるいは。自分もまた覚悟を決めていたからだろうか。
探し出す時間を作るための囮となることも]
説明しろと言われても、儂自身説明しきれん。
ならば沈黙しておく方がまだ良かろう。
[自衛団長が詰所に戻り、ゲルダがその場を離れても
少女は暫し其処に佇む。
思いもよらぬ話を聞かされ理解が追いつかないのか
ただ、動けずにいただけなのだが――。
何で。
どうすれば。
デザイナーである彼の呟き>>240が心の中で重なる。
答えを見つけられぬままあれば
伝承学者たる彼の言葉>>246が聞こえて]
見分ける力や手段……。
それも御伽噺の中と同じ、なのかな。
─ 宿 ─
んー、さすがにそこは機密って言われたなあ。
いやあ、俺が入社試験に落ちてなきゃ、説明できたかも知れないんだけどねー。
[興味を示すリーゼロッテ>>248に、軽い口調でさらりと返す]
……うん、そーゆー事。
そんなの、狙ってくれ、って言ってるようなもんだしねぇ。
[苦笑には、軽く肩を竦めて見せた。
物言いは軽いが、それは現状を把握して、真っ先に浮かんだ危惧でもあった]
─ 宿屋 ─
[リズの言葉>>245を耳にして、虚ろな瞳を瞼から覗かせた]
結社ならではの何かがある…ってことなのかな。
[そう言葉を発した直後、学者からも言葉が届く>>246]
へぇ……団長さん、その方法を知ってたって、ことですか。
見分ける手段も、あるんですね。
……その人が簡単に名乗り上げられないのは…まぁ、そうです、よね。
[言わんとすることは理解出来る。
自分がそうだったとしても、直ぐには名乗らなかっただろう]
絞り込んだだけと言うことは、見分ける手段自体は団長さんは持ってないんでしょうね。
もし持ってるなら、何もこうやって集めてどうこうする必要は無いですし。
……だからこそ、一人、選ばなければならない、と言う事ですか。
[慣例が何なのかは知らなかったけれど、自衛団長の話で大方理解は出来ている。
僕自身どうしてこんなにすんなり受け入れているのか不思議だったけれど、その疑問は直ぐにどこかへと掻き消えた]
― 宿 ―
[ゲルダが出て行ったのは追わなかった。
誰かついて行ったのだろうか。
彼らからは視線を外し、周囲の関係性を探るように見ていた。
言葉に出さなくても、唇が動けば何を言おうとしていたかは知れる。
秘密を零していないだろうか、そんな薄い可能性も視野に入れながら。
友人が>>246絞り込む方法やら言っているのもみえたが、それよりは見分ける手段、の方に少し目が細められた。]
……ん?
ああ、そだね、そうなる。
[少女の疑問の声>>252に、そちらを向き直り]
元々、あの御伽噺って言うのは、実際に起きた事件を下敷きにして書かれている。
……夢のない話になっちゃうけどね。
だから、御伽噺に記されている力持つ者も、多分、いるとは思うんだけど……。
[ここで一度、言葉を切り]
やっぱり、ねぇ。
出てきてくれないのは困るけど、いきなり出てきて……ってなっちゃうのも、困るんで。
色々と。難しいなあ、って思うんだよ、うん。
―宿―
まあ、色々秘密は多そうだしね…。
[そもそも団長がそんな存在だということ自体が今日初めて耳にした。危険性が高いから秘密裡にと言われればそうなのだろうと思うしかない。]
あんまり触れない方がいいのかな。そのへん。
でも、何もせずに黙って待ってるっていうのも落ち着かないし…。
─自宅→宿─
[翌朝の目覚めは遅かった。
半分寝惚けたままに身支度を整えていると、来客を知らせる音が響く]
宿、に?
[殆ど馴染みのない場所を上げられ、目を瞬く。
起き抜けで更に出ない声を絞り出して訳を尋ねても、その時は教えてくれず。
ただその団員が終始見せていた、苦々しげな顔ばかりが印象に残った]
……なにか、したかな。
[眉を寄せながらも、まずは朝食を用意して。
起きてきた父親に出掛ける旨を伝えてから、家を後にした。
宿に着いたのは恐らく後の方になっただろう]
[恩人の仕草が見え>>247、頷いて返す。
『まったくだ』というのは仕草より表情に表れた。
荒事や殺しは、おそらく他の者より抵抗も躊躇も薄い故に、
『殺す、って役目を引き受けるのは問題ないが。』とは少し手早く伝えたが。手話に長けた者しか読めはしないだろう。
当然のように彼女の表情はすぐれておらず。
『そっちは大丈夫かよ』とは尋ねて返した。]
─ 宿 ─
恐らくは、ね。
自分で見つけられるんなら、ささっと動いてるよ、あのじー様。
[ヘルムートの団長に関する予測>>255は、自分の判断と同じだから、同意の頷きを一つ]
……ああ、そういう事だろな。
まったく持って、面倒事を押し付けてくださる。
[『慣例』が意味する所は知っている。
それが唯一の手段というのもわかるからこそ。
最後の部分は、ため息混じりの物言いとなった]
─ 自営団詰所 ─
構わんよ。
そこまでの強制は出来ん。
力をどう使うかは、力を持つ者のみが決められることだ。
[苦い口調でゲルダ>>257に頷いた。
出来れば方針そのものも指示した方がいいと分かっていても。その判断は未だついていなかったのだった]
― 宿 ―
御伽噺だと、占い師さんが見つけたり。
魂の色が見える人がいたりするんだっけ。
[否定していた頭に少女>>252の声が聞こえた。
信じたくないけれど、話に置いていかれるのも怖くて、一生懸命聞いた話を思い出そうとした。
背筋がゾクゾクしてきて肩を抱え込む]
―宿―
[感情の起伏があまりないのは何時ものことだけど、この状況でも何時もと変わらないのは不思議に見えた。]
なんだか随分あっさり納得しちゃってるね。
文句を言ってもってのもわからなくはないんだけど… 本当に大丈夫?
自分が死ぬとか言い出さないでよ?
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新