情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
(こらぁっ、マリィー!)
[唱の最中では怒鳴ることも出来ず、それは心の中だけで]
(私は飛べないーっ!)
[後輩の言葉にも泣きそうになりながら、近くの塀によじ登り。
それでも止めずに必死に哭を紡いだ。無理な使い方に、喉奥に鉄味が漂い始めて、本気で泣きたくなった]
どんだけ、って……プール一杯分。
[サラリと問題発言をしつつ、浮遊しさらに水溜まりに剣を突き立て、自分の領域へ変えようとするリカに]
そんなこと……黙ってさせると思う?
[こちらも剣先を水溜まりに突き刺すと、リカの周りの水溜まりが水柱を上げ、上から押しつぶさんと降り注ぐ。]
[袖を引かれ一瞬驚いたような表情に。視線を向ければ見上げてくる少女の姿。どう対応したものかと逡巡した後、いつも門下の子供達にしてやるように、ぽんと頭を撫でてやる]
………。
[何を言えば良いのかそれすらも分からず、ただ少女の頭に手を置いて。そのまま袖を掴んだ少女を誘導するように手を引き歩いて行く]
[亀は風に乗り流れる唱に反応しているようで。マリー達が居る空き地へと近付くと、自分達の耳にもそれが聞こえるようになってくる]
この先らしい。
この唱は……啓子、か?
……っ!?
[高まる火の気、舞い上がる炎の翼]
(──やべっ、火が強くなりすぎるっ……!)
[とっさに思ったのは、それ。
抑えるべき水は、四瑞の内にはない、と。そんな思考が、迷いを呼んだか]
……ちっ!
[気づけば、刃はすぐ傍に。
とっさに刀を翳し、受けようと試みるも相手は長刀、完全に止めるには至らず。
肩に食い込む感触に、刹那、息が、詰まる。
辛うじて止めた部分のお陰で、さほどの深手ではないようだが]
……堕ちる……わけにゃ……。
俺が堕ちたら……泣かせちまうっ……!
[とっさに口をついた一言は、何を意味するやら。
続けて放つ、『音』。
痛みを堪えて放ったそれは、波動となって周囲に響き。
直後、腕に力を込め、食い込む刃を全力で跳ね上げつつ、大きく距離を取る]
……ってぇ……あー、これ、これ以上続けるの、無理。
[直後に零れたのは、先ほどと変わらぬ、軽い声]
[正直、背筋が凍った。あの場所ではサキが何かした場合に、九尾は確実に命を奪われてしまうから。
だが、心配とは裏腹に、亀も何も行わず、彼女は九尾の頭を撫でて手を引いた]
(……そうやって触れ合わなければ、何が間違いかわからない。そうじゃないか?)
[話し合いをするつもりだったが、少なくともサキは本質をしっかりと見てくれたと思った]
〈やってらんねーな〉
……!?
[ドクン!
それは本当に唐突だった。胸の中心に何かが言葉を口にしたと思いきや、心臓が不整脈を打った。たった一度ではあったが、それは彼の額から脂汗を滲ませ、歩みを惑わせるのに十分だった。どんどん二人の背中が離れていく中で、彼は道端に蹲った]
ぅわ、塩素くさっ!
[言われて気付きました、今更に。
黄金の剣は刺さった場所を中心に土泥にごり水となり、より遠くまで土にしようと効果を広げていく。
だが、まだ支配の及ばぬ水がマリーの剣により水柱となり、水圧を持って降り注ぐ]
ぐぅ…がぼっ!
[剣を抜くコトは出来ず、咄嗟に片手の平を天に突き上げて。
揺らめくよに纏いつく黄金の光で弾こうとするも、全ては敵わず、飲み込んで咽る]
ぅ…マジで胃ー酷使しすぎや!
どいつもこいつも!コンチクショウ!
[黄金色を纏ったままの手を剣の柄頭へと叩きつけ叫ぶ。
土の支配を受けた場所から、土の杭が数本マリーへ向け突き出す]
[土気と水気のぶつかる波動。ここまで来ると嫌と言うほどに感じられる]
盛大にやってやがるな。
こりゃまた怪我人出て終わる、か。
[大きな溜息。木の属が『隔離の陣』に居るために、『地の護界』のバランスは今沙耶香が補っている状態で。これでどちらかが倒れたら、また補う必要が出てくる]
どっちがこけても困るんだけどなぁ。
[土の璃佳が倒れたら己がその補いをしなければならず、水のマリーが倒れたら四瑞には補えるものが居ないと言う事態。実際、マリーに離反されたのかかなり痛かったりする]
久鷹、あそこだ。
あの空き地に──。
[前方を指差しながら振り返る。直ぐ後ろに居ると思った久鷹が居ない。遠く、離れた場所で蹲っているのが見えたか]
おい、久鷹?
[ボウっとする。耳に言葉が飛び込んできているが、それが何を意味しているのか頭で理解できない。
何とか顔を上げると、遠くでサキがこちらを向き、九尾が顔面を蒼白にしている様子が伺えたが、今は何も考えられなかった]
ああ、すまない。サキ。大丈夫だ。ちょっと暑さに参っただけだ。
[その筈なのに――。
彼の体は勝手に立ち上がった。そして額を拭うと困った
・・・・
ような笑顔でサキに愛想笑いを浮かべた]
[小朱雀の切っ先が肩に食い込むのを確かな手ごたえとともに確認する。
響く音は水を喚ぶ羽の音だったか、彼の跳ね返す力に逆らわずそのまま距離を置いて、無言]
……。
[鋒両刃造の刀身はあくまで突撃に重きを置き、斬撃にそれほど特化した造りではないが故にそれは受け止められて食い込んだとしてもそれほどの傷にならないとはいえ、流血しているのは確か。
無言のまま小朱雀を軽く振りおろせば、焼け焦げた床の上に、ぴ、と滲む赤錆びた匂いの血が飛沫のように]
…あ、そ。
[返した返事は短く、小朱雀も小朱雀で気が済んだのかするりと灰になって空間に消える。
比和による治療がが可能なら治してやることも吝かではないがあいにくと、それは朱雀が臍を曲げそうだったし、そもそも下手をすれば薬を通り越して毒にもなりかねない、というわけで諦めモード]
[久鷹が見せた愛想笑い。こいつはこんな笑い方をしただろうか? 少女も久鷹を見て顔を青くしている]
……お前、”誰”だ。
[本能的なものが察知した。何かが、違う。無意識に少女を庇うような位置に立ち、厳しめな表情で久鷹を注視した]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新