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[伝えられる話を一つ一つ時間をかけながら整理し。
アーベルも力持つ者と聞き、受け入れかけて一時停止]
……待てよ。
さっき同じ場所に同種の力を持つ者が現れるケースはほとんど無い、って言ったよな?
何で、アーベルまで同じ力を持ってるんだよ。
おかしいじゃねぇか。
[眉根を寄せ、考え込むような表情。
そんな言葉を投げかける頃にはユーディットはイレーネへと近付いていて。
人狼の可能性があるその相手に、警戒の色を示す。
叶うなら、イレーネを護るように腕をイレーネの前へと投げ出して]
[言いかけて。疑問を投げかけるユリアンに、視線を移す。]
そうです。でも、ゼロではありません。
それとも、貴方はアーベルが偽者だと思いますか?
[アーベルが死んだあの状況で? と静かに尋ねる。
投げ出された腕には一瞥をくれたが、その目はすぐイレーネを捉える。]
アーベルが本物だということは、納得していただけますか?
[探す。見つからない。探す。見つからない。
そうしている間にも聞こえてくる、声]
お会いできませんか。少なくとも今はまだ。
それなら、向こうを。
招いてしまったことの結果を。
見させてください。
[意識を改めて外の世界へと向け直す。
解けるように影が解け、気付いた時は声の場所へ。
…彼自身の姿で酒場の片隅に立っていた]
…俺は、イレーネが真に力を持っていることを信じている。
でもアーベルが偽者だと言う証拠は持ってない。
ゼロじゃないんだったら、視る力を持つ者が二人居たっておかしくはない…。
それは否定しない、けど。
[何かが引っかかる。
何故だかさっきからユーディットに対して不安しか巻き起こってこない]
…ユーディットさんは、私が偽者だと言いたいんですか?
[見上げるその表情は青い。
答えを聞く前に、アーベルについては俯いて。]
アーベルさんが本物かどうかは………わかりません。
そもそも、同じ力があるって、今聞いて。でもその人はもう亡くなっていて……。
それなのに、信じろと言われても、私には。
[それは至極真っ当な答えだった。]
…お医者先生に殺されたから、人だったとは思います、けれど。
そもそも、どうしてアーベルさん、お医者先生を見に、一人で行ったんですか…?
見分ける力を持つものは、迂闊に一人でいてはいけないんじゃなかったんですか…?
なのに、そんな危険な事。
[一緒に宿を出ようとした所で、やってきた人たちと顔をあわせる。
ユリアンも居ることを確認すれば、イレーネの隣の位置をさっと譲る。
そのまま聞こえてくる話は、能力者の人数の話。
アーベルも能力を持つという話は、初めて聞いた。
ユーディットの語気の強さに、なんとなく口を挟めなくて、話を聞いている。
途中、『許しちゃいけない』の言葉に、軽く青ざめて。
悲しそうに目を伏せた]
[ユリアンの言葉は無視して、ただ真っ直ぐイレーネを見る。]
いいえ、そうは言ってません。
貴女も本物だろう、と私は考えていますよ。
まあ推理の詳細を述べると幾ら時間が合っても足りないので、今この場では控えますが。
アーベルが一人で先生を視に行った理由。
それは、判りません。
視ても相手には判らないと踏んだのか……。
あと、アーベルのお姉さん方が亡くなった後でしたからね。
多少混乱はしていたと思います。
それに、危険なこと、と言うなら、イレーネさんも皆の前で名乗り出たのは、危険だったんじゃありませんか?
人間ですから……
理性では判っていても、ということもあるでしょうし。
……例え、一人であっても、それと知られていなければ襲われる対象にはならんだろうね。
名乗り出たとしても、守り手の信を得られない限り──自身の安全ははかれんのだし。
まして、あいつはああいう性格。
他者の信を得る事よりも、自分の思うように動いた結果があれ、としか思えん。
[イレーネの疑問に、ため息混じりにぽつりと呟いて]
[死者は何も語らない。
故に、生者の会話には口を挟まない。
されど、今の己と似た気配を捉えて、顔を上げた。
赤の眼は何を見るでもないが]
なんていうか。
自分の話題があがるのも、痒いものがあるね。
[ゆるりと顔を向ける。今の自分の同類に]
何も伝えられないと思うと、尚更ですか。
よく「知られて」いらしゃったようですし。
[小さな笑みが浮かぶ。
穏やかさのあるそれは、影の世界へきて初めて浮かべたもの]
流石、エーリ兄は解ってらっしゃる。
[つい、笑いが漏れた。
人狼からの襲撃を恐れる素振りを見せつつも、独りで向かったのは、そも、己の目的が人狼を滅する事にはなかったからだ。
ただ、視てみたかった。
それだけの話。
見つける前に死ぬのは、厭だっただけ。
信を得るなども、無意味。己が、他を信じていないのだから]
主語と目的語ははっきりしないと、
いまいち、意味がわからないよ。
[己の事はさっぱりと棚に上げつつ、肩を竦めて見せた]
…こちらはお陰で惑わされました。
[溜息交じりの台詞は、生者の言葉に反応したものか、使者の言葉に反応したものか]
ええ、危険です。名乗り出るのはとても怖かった。
でも、占い師であればそれを明かし、狼を見分ける役割をこなす事は、自身にとって当然の事だと、そう伝えられてきたし、私も、そう思いましたから。
[あの時も震えていた。その事を思い出す。]
名乗り出ない方がよかったですか?
手探りで、人同士が殺しあった方がよかったですか…?
[ユーディットに向ける視線は、『どうしてそんな事を言うのだろうか』という困惑でしかない。]
…アーベルさんが、ノーラさんたちの死を知って…っていうのなら、一人でお医者先生の所に行った理由として納得はできますけれど。
[ユーディットの説明の、その一点には納得がいったようだった。
エーリッヒの言葉には、無言のまま。]
ああ、失礼。
ここ暫く偽りを見せぬように包むことばかりしておりましたもので。
[ある種の開き直りのようなものを見せ]
向こうに声が届けばと、貴方でもそう思うかと思ったのですが。
そうでないのなら、痒さを覚えるのはまたどうしてなのでしょう?
[困惑したイレーネの表情に、優しく言い聞かせる。]
ええ、貴女がそう考えて名乗ったのだろう、ということは判りますよ。
でもまた、アーベルのような遣り方もあるわけで……
[エーリッヒの言葉に頷いて]
まあ、性格の問題でしょうね。
さて、納得して頂けたら、アーベルが視た結果を……
……彼に代わって、伝えたいと思うんですけれど。
良いですか?
惑わされた。何の事だろうね。
[本当にわかっていないというより、わかっていて惚けているような物言い]
あぁ。
死んでも、自分の事が話されるのがね。
死者なんだから、放って置いてくれって思って。
まあ、仕方ないんだけど。
有している情報を利用しない理由もない。
[けらり、笑みを滲ませる]
意図が伝わっていないのは、当然だろね。
ありがとうございます。では、話の続きにいきましょう。
アーベルは……まず、私を視たそうです。結果は人間。
当たり前ですけどね。
この結果を得て、アーベルは私に自分が視る者だと明かしてくれたんです。
次に、ハインリヒさんを視たそうです。
視た理由は教えて貰えませんでした。まあ……アーベルですから。
[ちょっとだけ肩を竦めてみせ]
結果は、人間でした。
つまり。貴方の視た結果と合わせると。
[目の前に伸ばされたユリアンの腕を素早く掴み、どう見ても無理だろうという方向に曲げてその体を抑えた。]
ユリアンが、人狼なんです。
[その顔に、先ほどまでの柔らかさはない。
厳しさを湛えた瞳で、イレーネを見つめる。]
さあ、イレーネさん、ユリアンを、人狼を殺してください!
今すぐ!!
[一瞬空いた手で、小さな短剣を放って寄越した。]
私が抑えているうちに!
[腕に置かれるイレーネの手に自分の手を重ね。
ユーディットが告げようとしている内容に耳を傾ける]
[しかし次に感じたのは腕への痛み。
あり得ぬ方向へと捻られたそれに苦悶の表情が浮かぶ]
ぐあ!
ユー、ディット、何を──!
俺は、人狼なんかじゃない!
[尤も。
そうなるよう――
情報を残すよう、仕向けたのも己だが。
ユーディットの告げる言葉に、眼を眇めた。
声だけが、耳の奥に響く]
下手に相手などしなければ良かったですよ。
[呆れたような口調で返す]
こればかりは。
視る力があることを伝えてある以上仕方が無いでしょうね。
私も自分の失点を遡って話されるのは、情け無いものがあります。
[もう一度溜息をつき]
まったく、貴方の方が余程、混沌の種でしたよ。
あちらのあれは真実、ではありませんね。
貴方が見たのは私とイレーネだ。
[ユーディットの顔を鋭く見つめる]
って、ユーディ!?
[唐突な行動。
一瞬、その意味を捉えあぐねる。
アーベルが視た、と言っていたのはイレーネのはず……と思い。
ふと、思い当たったのは]
(……はったり、か!?)
[ならば、余計なことは言うまい、と困惑した風のまま、動きを止める。
勿論、何かあればすぐに動くつもりで。
これ以上、身近なものを死なす気はなかったし、ユーディットが違うのはこれまでで感じているから。
『力』の行使も躊躇うつもりはなかった]
―――ユリアン!
[ユーディットの傍らに抑えつけられているユリアンの傍らに膝をつき、ユーディットを見上げる。]
どうして!?
……ユーディットさん、私は、貴女の言う事が信じられない…。
[呆然と、ユーディットを見た。
―――その両手には銀の短剣。]
それは失礼。
イレーネが振舞っているような占い師だったら、
理想的だったかも知れないね?
[言葉ばかりで、謝罪の意志など微塵も無く]
人外に、人間の方が余程、
性質が悪いと教えてやろうかと思って。
[次いだ言葉は、何処まで本気なのやら]
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