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[ぷにぷに。]
…………。……♪
[猫の手先の毛が生えていない部分…少女はそこが肉球とは知らない…の
感触が気に入ったのか、おともだちを脇において
両手で猫の肉球をぷにぷに]
…………。
[むずかる猫から両手を離すと、猫はまたくってりと深く眠る。]
…………。……。
[少女は上体を起こしておともだちを両腕に抱える。
…おともだちは、座り込んだままの少女を半分ぐらい隠す大きさで、
まるで少女を身を挺して守るかのよう。]
[猫よく寝てる。……あ…でも、くしゃみ。]
[びくり。]
…………。……。
[少女は猫がくしゃみをすると、反射的に、その身をお友達の後ろに隠して。
けれど、猫がくしゃみの後、動く気配がなければ、
そっと、また顔を覗かせて。]
…………?…??
[少女はさっきの猫の”くしゃみ”がなんだったのかわからずに、
緑の目を瞬かせて、不思議そう。
…少なくても、自分やおともだちに危害を加える様子はなく。]
…………。
[なでなで。]
[少女の少ない記憶の中で、幾人かの人が少女にしてくれたそれを思い出し
ぎこちなく猫の頭を撫でてみる。]
…………!………♪
[なでなで]
[猫の頭をそっとなでてれば
猫、夢うつつに、その頭を少女の平に擦り付け。
少女は猫のその小さな動きにびくりとしたが、
すりつける以外の動きはない猫と
すりつけられた猫の頭部のふかふかな感触に、撫でるの続行。]
…………♪………
…………
[なでなで…………うとり。]
[眠る猫を撫でているうちに、その眠りに誘われたのか、
少女も次第に、こくり、こくりと舟をこぎ始め。
肩の辺りでざんばらに切られた金糸が揺れる。]
[うつら、うつら…ぽてり。]
…………Zzz
[しばらく舟をこぎならも、猫をなでていた少女も
最後には眠気に抗いきれず(そもそも、抗う必要もないのだが)
猫の横に、ぽてりと倒れこんで睡眠。]
[少女が一度目をさましたのを、
おともだちの熊のがすとんと、床に落ちた毛布は*知っていた*]
[くるりと鏡の前で回る。
襞のあるスカートがふわりと広がり、収まる。チェックには縫い目が目立つのではないかと思ったが、さして問題は無いようだった。
一つ満足げに頷いて、ベルトを巻き直、そうとして。
ふと、鏡に映る自分の顔を見つめ、動きが止まる。]
……、
[いつもの薄い笑みを消して、広げた掌を鏡面に当てる。
一度、瞑目。唇が微か、音無く動いた。]
ふう。
[ぱちりと開く。初春の緑の瞳。
ふるりと首を振り、揺れる髪に、伸びたなあと独りごちる。指で梳いて、後ろに流した。
今度こそベルトを着けて、向かう先は簡易キッチン。冷蔵庫の中身を物色して、*食事を作り始めた。*]
[パタ、パタと。
ゆったりとした足取りで階段を下り、一階へ。
肩からずり落ちかけた鞄を直して、一旦、悩むように立ち止まったものの、広間へと足を向けた。]
[広間は静かで、誰もいない――かと思いきや。
隅の方に、幼い子供に黒い猫、そして熊、のぬいぐるみ。
きょとり。
首を傾げて、目を瞬かせた。
眠っているらしい一人と一匹、と一体に、ゆっくりと歩み寄る。熊と目が合った。とは言っても相手が動くはずはないから、ブリジットがその眼を見ただけというのが正しいが。
まるで、少女を護るように在る姿。
落ちている毛布を拾いあげようとして近寄ったことすら、咎められるように感じた。]
っふぅ。
[ぜぃぜぃ、と肩を上下させて息を整える。
心地よい疲労感。
スカートを綺麗な円に広げ、草の上に座り込んで肺に空気を送る。
その手には、既に鎌はなく、エプロンの結び目に銃として挟まれていた。]
はぁい。
[小さく呟くと、立ち上がってぱたぱたとスカートを払った。
少し重く感じる体を腰でぐい、と何度かまわし、首を肩につくほど捻る。
周りをくるりと一度見て、ゆっくりと屋敷へと歩き始めた。]
─今より少し前─
[設備の整ったメディカルスペースへ足を踏み入れると、珍しいものを見るような、感心するような視線できょろきょろと見回す。
ブリジットに座らされ、辺りを見回しているうちに治療は終了]
あ、ありがとうございました。
すみません、お手数かけてしまいまして…。
個室、ですか?
ああ、アーベル様が仰っていた…。
私もそこを使って良いのでしょうか…。
[執事として呼ばれたのであれば、客室らしきその部屋には自分は入るべきではない。
そう考えつつ自分の手を見て。
大袈裟に巻かれた手を動かしにくそうにわきわき。
ブリジットが去るような気配を感じると顔を上げて。
治療台に置かれたハンカチに気付いた]
あ…ブリジット様ハンカチ…!
[声をかけたが遅かった]
…血で汚しちゃったしなぁ。
洗ってから返そう。
[ハンカチを片手で拾い上げ……られなかったのは包帯を巻かれた手で掴もうとしたためか。
情けなく沈黙した後に両手で拾い上げ、まずは向かいのモニタールームへ。
まずは間取りを確認した]
ええと…現在地がここで、先程の場所が向かいで…。
この奥が広間、で、良いんだっけ…?
二階が…全て個室なのかぁ。
[映し出された見取り図を指差しながら場所の確認。
一階は数が少ないので何とかなりそうだ。
が]
……どこにどなたが入ってるんだろう……。
アーベル様とブリジット様とユーディット様…。
私を含めても4名?
他にもいらっしゃるのかなぁ。
[居れば人の気配がするか、とモニタールームを後にし、二階へ。
端から順に確認していくと、料理をしている者やそれを待っている者が見えたり、空いている部屋は扉が開いていて分かるようになっていた]
…空き部屋は分かったけど…私も使って良いのかなぁ…。
でも他にそれらしい部屋もないし…。
ここ借りてしまおう。
[選んだのは屋敷の一番奥──Gの部屋。
中に入ると扉を閉め、簡易キッチンへと向かう。
ハンカチを洗おうと水を溜め始めたが……]
…この手じゃ洗えない、か。
とりあえずぬるま湯に浸しておこう…。
[無事な左手でどうにかハンカチをぬるま湯に浸し、しばらく待つことに]
─時間は経過し現在─
[ハンカチを浸していた間何もしていなかったわけでもなく。
手が動かしにくいのに無理に紅茶を淹れてみたりしていた。
当然スムーズに事は運ばない。
淹れ終わる頃には沸かしたお湯がだいぶ冷めていた]
……ぬる……。
[無理しないで水飲んでおけば良かったと今更後悔]
[足を組み肘掛けに頬杖を突いて、鞄から取り出した本を広げる。
それは、歴史を記した教科書だ。
並ぶ活字の下には、カラフルな線。いかにも、試験用といった風に。
半世紀前を境に、世界は変貌を遂げていた。たとえば、今では機能していない無法地帯、存在すらしない土地、様々なものが混合した国、まるで過去に巻き戻ったかのようであり、異次元に飛んだかのようでもある。
そして、その原因を説明するために綴られた文章は、小説にしか思えない。
しかしそれは現実であり、「新世代」の人間からすれば、過去の話の方が、創作だった。]
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