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─ 村の通り ─
あー、それは……。
[子供の疑問に答えるより早く、がし、と後ろ襟首を掴まれて。>>230]
ぅぐぇっ!?
ちょ、ま、いや、待て、落ち着けっ!
[反射的にか、あがるのは、声。
ぎりぎりと回されて、首が絞まる前に、と身体の向きを変えて向き直る]
いや、その、あれだ、調べたい事がちょっと増えたんで。
崩れたのは、不可抗力、ふかこーりょくだか、ら!
[腕力など、身体能力では圧倒的に負けている。
それとわかっているだけに、そちらの方面での無駄な抵抗はなるべく控えていた]
─ 村の通り ─
デザイナーさんも大変そう。
[大丈夫>>231というのを信じてうなずく。
怪我した理由もそこにあるのかなと想像して笑った]
そうなんだ。
それなら気楽に渡せたりしそうだね。
[恋人限定ではないと聞いてワクワクした顔になった。
どんなデザインになるのだろうと周囲を見回して、少し離れた場所にいる人>>227がこちらを見てるようなのに気がつくとペコッと頭を下げた]
よっと。
[周りに誰もいないことを確認してから、片足を高く上げる。
くるり、とその場で一つ回る。]
…まだまだ、かな。
[足を下に降ろし、何かが違う、とばかりに眉を寄せた。]
僕一人で居る時に閃きが降りてくるなら良いのだけど。
誰かと話をしている時に来た場合は、申し訳なくなるね。
[僕自身は大変と思っていないけれど、他の人を蔑ろにしやすくなってしまうのは戴けない。
それも含めて仕方が無いとは思っていても、苦笑は零れてしまった]
うん、そう言う方が、僕としても色々な人に使ってもらえるから嬉しいしね。
尤も、使い方はその人次第だけれど。
そう言う構想は出来ていても、まだ良いデザインが浮かばないんだよね…。
こればかりはもう少しインスピレーションを───。
[湧かせないと、と言い掛けて。
頭を下げるフォルカー>>235に気付いて、釣られるように彼の視線の先>>227を見た。
虚ろな瞳を細めて笑みを作り、同じように頭を下げる。
接点の少ない女性、僕を苦手とされている何てことは知る由も無かった]
─ 村の通り ─
[棚に収まりきれない量の本が、積み上げられてしまうのはまぁ仕方が無い。仕方が無いが。
そこら辺もわりと上手く事片付けているはずなのに、こうも何度も同じ事をやられると、1回は本気でシメるかと思いたくなるのもまた仕方無い。薬師の1回殴られろ>>234には心底同意できた。
そんな事を考えていたせいか、手加減したつもりが、ついうっかり力は入ってしまっていたようで。オトフリートの声>>233と、薬師の声に、ようやく緩んだ。
子供が脅える様に気づけば、息を吐き方の力を少し抜く。
そして相変わらずじとんとオトフリートを見たまま。]
……用が無いナら、今から片付けルぞ。
りーゼロつテ、悪イが礼は、また今度。
[一気に思考が腐れ縁に流れた為に、彼女に手伝い申し出るつもりがそこらへんは抜けてしまい。辛うじて薬の対価に関してだけは、そう伝えておいた。]
[少女には少し高い椅子に再び腰掛けて店番を続ける。
ゆらゆらと揺れる足。
手指の爪先がコツコツと木製のカウンターを叩き
何処かで聞いた覚えのある律動が静かな*店内に響いた*]
─ 村の通り ─
……俺だって、好き好んで崩してるわけじゃあ、ないんだから……。
[反論する余地も気力もなく、ぽそ、と呟く。
じとん、と見られると、へにゃん、と眉が下がった。
こうなると、逆らうのはほぼ、不可能で]
……はい、はい。
どうせ、返って色々続きやらないと、って思ってたところだし……リーゼ嬢からの頼まれものの事もあるし。
……お手数おかけします。
[ゆっくりとそう、答えて、それから。
ふかぶか、頭を下げていた]
ゆっくり片付けて教育してあげて。
薬のことは時間の空いた時で構わないから。
[母の遺してくれたモノもあるし、余った作物を分けてくれる隣人は無数にいる。生活に困るようなことは考えにくい。
対価のことは頭にないことが多かった。]
じゃあ、わたしは此処で。
[ひらひらと手を振って別の方へと足を向けます。]
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