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[それぞれの言葉にこくと頷き]
ボスが望んでるのはそんなものじゃないしね、それに……。
["恐らくは、裏切り者とやらも手をこまねいてはいないだろう。そして、自分自身も被疑者。疑いの矛先がこちらへ向かうかもしれない……そして私自身……"、そんな言葉は紅茶とともに飲み込んだ。]
[そっと指で柔らかな毛並みを撫でる。其れに力は殆ど込められず、少々猫には不満だったのかもしれない。
――と、猫の去る姿を見送り、苦笑が浮かんだ。
勿論猫の気持ちは理解していない訳に成るが。]
また、後でね。
[と、離れていく姿に呟いて――――――
自分が小さな貴婦人に付きっ切りだった事に気付いて、少し頬を染める。が、クイと引いたフードの下の話。]
……乙女の。
紅茶を、有難う。……可愛いね。本当に。
まーあ、それが問題なんだよねぇ。
[マイルズの言葉に、はふ、とため息をついて]
判断基準……かあ。
調べるったって、普通の手段でどこまで追いつけるやら。
過去のデータなんて、その気になればいくらでも改竄できるもんだし……ね。
残念だが朗報は無い。まだボスと話すには情報が足りない。
君達の最近の行動を調査した。しかし、他の組織や警察、軍。そういった、いわゆる裏切り者が接触する連中…と接触している者は居なかった。(少し笑いながら)少なくとも平和的にはな。
[ことり、静かにティーカップを置き]
この世界の住人ならデータの改竄くらいお手の物でしょうしね。
それに、こんなすぐに見つかるようなら、私たちの知らぬ間に粛清されてるでしょうし……。
─自室─
[シーツに包まれ惰眠を貪る彼女の肩を誰かが揺する
緩慢に目を開くと、そこには先にベッドを抜け出ていたトリナエスト]
……ああ、おはようトリナエスト
[そう言って彼女の頭を撫でる。彼女もしばしそれを享受していたが、スッと錠剤と水を差し出す
それを受け取り、錠剤を水で流し込むと]
ん。じゃあ、行こうか。楽しいことになるといいんだけどな
[そう呟き、服を着込むと円卓会議場に]
[話の内容は裏切り者。
――と云うのを理解する迄は、只、静かに紅茶を口にする。
銀糸が頬に掛かり。]
何にせよ、過去の情報程アテに成らない物は無いんじゃないか?
其処の、双児のの様に
いえいえ。
こちらこそうちの気まぐれお姫様と遊んでいただいたようで。
[こちらが感謝したいくらいだと微笑みながら第6席へと腰掛ける]
むしろ、まともなデータなんかみんな残してんの?
[アヤメの言葉に、けらりと笑って]
大体、調べられるコトくらいは、先読みしてもおかしくないんじゃ?
この世界、自分の身を護れるのは、自分なんだしねー。
まぁ、当然といえる。君達はそんな分かりやすい連中ではないし、そのテの事ならクローディアが出るまでもなく私が気付いている。
まだ暫く不自由させる事になる。すまんがな。
…改めて報告しておきたい事はあるか?
[会議場に出向くと、既にそこには殆どの幹部が出揃っている]
ありゃ、もしかして私ってば遅刻? あー、ごめんねー
[形式上は謝っているものの、そこに感情はあまり籠もっていない]
……小さくて、可愛いお姫様だね。
[部屋の隅の白猫に微笑を向ける。空気は和らいで。
再びジョエルを見やって、]
僕の撫で方は余りお気に召さなかったかもしれない。
……お前が撫でて遣るのが屹度一番嬉しいんだろうね。
[ふわと笑い、再び紅茶を口に。]
[空になったカップを置き]
最近はない、ねぇ…ハナっから刺客として―とかもあるかんな。連絡もテレパシーとか?だったりするかもしんねぇし。
や、おはよー。
[入って来たカレンに、ひら、と手を振って]
報告と言われましてもー。
何をどうしようか考えてました、としか言えませんが?
[エドガーの問いには、やや投げやりにこんな言葉を返す]
報告も何も。
調べられる範囲は全て調べたのだろう。
それ以外の部分を口に出す者がこの場にいるものかネェ。
[エドガーには肩を竦めて、カレンに笑う]
遅刻も何もなかろうよ。
手を出せるだけの理由もなく、ただ和んでいただけさね。
[エドガーの報告、との言葉に]
・・・一応疑われたりしないように言っておくよ。
今朝ちょっと部下達と連絡を取ったんだ。
ボスから頼まれた命令がまだ続行中なんで、それに関して、ね。携帯を使ったことだけが知られてても困るし。
それくらいなら別に構わないだろう?
まぁ、その命令が本当に今も続いているのか確かめる術はないけど。
報告なんて在るのかな
[然し先までの微笑みは消え、紅茶を離した口元は三日月]
其れ程迄に簡単に何か掴めるなら、彼の蛇が簡単に掴むだろう。
気短は他にも影響を及ぼす。
状況は芳しく無いが、急いたとて何か出来るとは限らないだろう。
皆が此の状況を理解して居るのだからね。
データの改竄やら、表面上の行動なんて
幾らでも誤魔化す術を持っているでしょう。
――少なくとも、この場に居る皆は。
[アヤメの言葉に、同意する様けらりと笑いを零し。]
お早う御座います、カレン。遅刻という事も御座いませんよ。
皆、気付けば集まっていただけですから。
[起きたら集まれという命もありませんでしたからね、と
小さく笑みを向けて]
ああ、部屋に下がって何をしていたか、かい。
休んでいました、としか言いようが無いネェ。
お愉しみだった連中もいるようだが。
[クツリと笑って紅茶を一口含んだ]
そんなことはないとおもいますよ。
レギーナが他の人に自分からすりよっていくなんて早々ありませんから、貴方はきっと気に入られたんだと思います。
またよかったら遊んであげてください?
[余り猫の話をしていては会話の流れをおりかねないので丁度レッグから希望があったので一度そこで席をたち、何やら一杯の茶を入れてくる]
どうぞ、判官殿。きっと目が覚めると思いますので。
[笑顔でそれを差し出す。
見た目こそ中国茶だが、飲んで見れば舌に刺激と発刊作用があるだろうか。
なにせ唐辛子の入った中国茶だ]
[ディーノの言葉に肩を竦め]
あは、私ですらデータなんて何度も上書きなんてしちゃってるしね。そうじゃなきゃとっくに生きちゃいないでしょうね。
ま、裏切り者とやらも……その形跡なんて跡形なく消し去ってるでしょ。
[そうして、カレンに「おはよう」と声をかけ]
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