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[小さな魔獣を可愛いなぁとか見て。
何の気なしに視線を巡らせれば、窓際に居た紫のふわもこ]
……。
[丁度目を開けたのと同時。視線が絡み合った。
じーっと見られた。じーーっと見られた。じーーーっと]
あ、私もちょっと外に行ってくる。
聞いてみたいこととかあったし。
[目を逸らし、そそくさと立ち上がった。
そのままヘルガの脇を抜けて扉の外へ。
光の気配に、ふわ、と透明な石が揺れた]
……『いしのなか』。
それ、大変。
ええと、そんなになったら、ええと。
石の組成を解析して分解・救出後に再構築しないと。
[ボケてる割に、理論的だ]
……カッコイイ、ねぇ
[ニヤニヤしつつユリアンを上から下にみやり]
あと十年早い
[ニッコリしつつ、さらりと酷いこと言ってみる]
…ありがとうございまする。
[明らかにほっとした表情を浮かべ、瓶の近くの椅子に腰掛ける。
黄金色の蜜を一匙掬い、白を見せている林檎へと垂らした。
かしり。かしり。
幾度か齧っては、また蜜を掛ける]
俺から見ても、無理してるように見えるって事ですよ、と。
[さらりと返して。
手にした無限の輪を投げ上げ、受け止める]
ま、ともあれ周りが無理せずにすむように、さっさと中核を見つけんとな……。
[はちみつが食えるらしい小動物の様子に、指は好きにさせておいて空いている手でわしわし撫でる。
ブリスが外へと向かう様子に、おー、とか適当な見送りの言葉。
小さく揺れる石に、少しだけ視線]
うーん、聞くならやっぱりオトフリートさんだよねぇ。
クレメンスさんでも良かったけど。
素直に答えてくれそうにないし。ミハエルさんも怒りそうだし。
[ふわもこの視線から逃げた先、館の玄関で暫し悩み。
声に出して意思確認]
うん、探しに行こう!
[パタパタッと外へ出た]
[理論的なボケに、さすが機鋼の仔だなと思いつつ]
そうそう、とっても手間なのよ
だから座標指定やテレポーターには気をつけないとね
[まだボケて返す]
別に、誰のもんてわけじゃないし気にしなきゃよかったのに。
[なー、と膝の上の小動物に声をかけながらナタリェを見やる。
別に小動物に返事を期待しているわけでもないらしいのだが]
愛。
……好物がそれなら、それを向けられるようにした
[ら? という語尾は消える。昔にやったことがあるかもしれないし。]
いつも……というか、記憶ではいつもこんなことをしているようだから、誤解してたよ。
きっと、ティルも。
うん、すごく大変。
[こくこく頷いた]
わからない座標に飛び込んじゃ、ダメだよね。
位相確認と、テレポーターのチェックはとっても大事なの。
[でもやっぱり認識はどっかズレてるかも知れない。
真面目だけど]
[探すと言いながら急ぐ風でもなく。
世界の気配に紛れるように歩く]
どっちにいるのかなぁ。
[足音も立てず、ふわりふわりと。
それでも何故か気配のある方へとまっすぐに]
ふぇ?
[瞬き一つ、また反対側に首、こてし]
『機鋼』は『機鋼』だよ?
[……当人というか、当竜には、それで当たり前な訳で。
こうしか説明のしようがないらしいです]
[先程とは違い、半分以上進んで。
ヘルガ殿の声に淡い菫色の瞳を向け、紅茶のカップへと移る]
……もしや、足りなくなるやもと…思いまして。
[砂糖+蜂蜜は見てはいぬものの。
先程の投入量を見て、早くお願いせねばなくなるかと思った様子]
私のようなものの力は、混沌と同様にバランスをとって存在しているものなのですよ、リック。
愛すれば、それを壊したいと願い、憎まれるほどに、愛しいと思う。
ふふ、とても迷惑だと、長く付き合った方が感じるのは、無理もないですねえ。
ひととき関わるだけならば、ただ助けて差し上げることも出来るのですが。
[ミハエルは、台所で拝借したコップへ水を汲み
それを片手に二階へあがる。
ちょっとしたバルコニーのようになっている場所があったので、霧を含む風に身を晒す。ほろほろと解けた冷気が風に乗って流れていった。
手の中のグラスには、入れてもいないのに氷が浮いていた。]
[空いた手に、薄氷で鏡を作る。
鏡面にはミハエル自身でなく、広間の様子が映る
が、ブリジットが広間に居ないようなので片眉をあげた。]
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