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[ 否定の後の肯定、さらにはその後の幼い反応。
老人でなくとも微笑ましく映るというものであろう。]
機械だけじゃなくて、物の出来よう全てかな?
[ 言いながらもノーラは彼の覗き込むさまを傍で見やり、オトフリートに渡される飴玉にも、視線は移ろうのであった。]
案ですか?そうだなあ…俺なら、見た事のない物を見たいと思いますけど。例えば、この竜都の風景とか。
[大地竜に問いかけられると、少々無理と思われる答えを返して笑う]
ほっほ、気に入られたか。
樹竜王様が会議中の間は、お相手することになるじゃろうかの?
[ノーラが返す言葉には柔和な笑みが浮かぶ。相手から挨拶をされるとこちらも深く頭を垂れて]
なるほど、影竜王様の随行の者じゃったか。
儂はザムエル、地竜王様の随行を務めて居る。
ノーラ殿じゃな、今後よしなに。
ふむ、影じゃから、か。
相対する相手を写し取り己がものとする。
そのようなところじゃろうかの。
[伸びてくる手を茶色のまん丸瞳が見つめ。
小猿はそれを避けもせず、おとなしく受け入れ態勢]
ピアは、撫でられるの好きなんだから、遠慮とかしなくてもいーんだぜ?
まあ、野郎だときーきーうっさいけど。
此処に居ても仕方ないかな。
[ふっと息を吐き青年は歩き出した。木々の影を抜け、逆に気配を辿りながら歩く。その一つに懐かしいものを見つけ、足は自然と中庭へ向いた]
ブリジット殿。
[恩義を感じている相手に視線を合わさぬまま軽く頭を下げ、歓談中の方々にも会釈する]
エミーリァ殿、ティル殿、エルザ殿もご歓談中でしたか。
仲良くなりましょうの会。
どのようなことをすれば良いのでしょうか。
[歓談とは別らしいと考え、真面目に聞き返す。
雷撃竜の視線には軽く首を傾げかける]
お主はいつも機械の話をするじゃろうて。
[エーリッヒの言葉にかか、と笑う]
ほむ、見たことの無いものか。
それは確かに良き刺激ともなり得るのぅ。
しかし竜郷の風景を、か…。
そうなると画集か何かが良いのかのぅ。
[得られた案にしばし考え込む。その後にノーラとエーリッヒが飴玉に興味を向けていることに気付き]
おお、お主達も食べるかね?
[そう言って小袋を差し出した]
アーベル様。
[名を呼ばれて振り返り、小さく頭を下げた。
雷撃竜の視線から意識が外れ、僅かに安堵を覚える。
表に出るほどではないが、気付くものは気付くだろう]
[新たに向けられた、声。
覚えのないそれがごく自然に自分の名を呼ぶのに、きょとり、と瞬き一つ。
もっとも、こちらは知らずとも、相手が知っている事があるのは先のミリィとのやり取りでわかっていたので、気にした様子もなく。
青の青年に向け、軽く一礼]
あら、じゃあ私も大丈夫かしらね。撫でるの。
[若き風竜へとくすりと笑い尋ねていると]
あら、アーベル。
あなたも変わりないようね。
[ひらりと水晶の扇子を振り、にこりと微笑んだ]
レンズの調子も変わりはない?
……ゆら、と。
発端というべきものは、そんな感じの大気の揺らぎ。
力の流れに過敏なもの、或いは多くを識るものであれば、その予兆はつかみ取れたかも知れない。
そして、予兆を感じた直後に──それは、動いた。
天から落ちる、光の塊。
それは西殿へと、まっすぐ、落ちた。
そこで何が起きたのか、外にいる者には知る由もないものの。
直後に発生した力の波は。
西殿全体をすっぽりと覆い尽くしてしまった──。
天聖の竜王の領域内、しばしの間、そこに満ちるノイズらしきもの。
それがはれた時、随行者たちの下には、それぞれの王の声が届くだろう。
声は、外にいる者を案じるか。
西殿が何者かの力と、突然発生した時空の歪みの相乗効果によって生み出されたらしき結界に閉ざされた事を語って聞かせるか。
それは、それぞれの王と*随行者次第*。
そうか、ノーラさんは影なのかあ…
[何やら納得した様子で、うんうんと頷く。そしてその微笑みに照れたように頭を掻いた]
俺の持ってる知識の大半は、俺自身のものじゃないですから。だから自分の目で沢山の物を見て、知りたいって思うんです。
そして何か、新しいものをこの手で創れたら嬉しいなって。
そうしたら、俺に知識をくれた兄弟達や竜王にも、新しい何かが見せてあげられるでしょう?
[夢を語る若者特有の、熱の籠った口調で語る。その肩では機械竜が優しげに青く瞳を明滅させていた]
懐かれるのは嬉しきことながら、
離れて行かれる時を思えば寂しきこととなろうかの。
[ 笑みを湛えたままとは言え、言葉の通りの感情が僅か過ぎる。
返される挨拶と推測を含んだ老爺の科白に、羽織りし黒布をノーラの指が掻き、引き寄せた。先程までの表情も、ついと消す。]
影は影でしかなく、
己のものとはならんし、なれぬのぅ。
他が在らねば在れず、
他より生まれ、他に還るものであるがゆえにの。
真に影たるものは、“己”と呼ぶべきものが生まれる前に消えるものじゃの。
[その肩に居る機械竜が、ふいにぽうと青い光に包まれた。それは遥か蒼天の色、天青石の青]
……え?
[機械竜の反応から少し遅れて、視線を西殿へと移す]
[ 老いたる者の如く語り終え、ノーラが差し出された飴玉に、幼くも手を伸ばしかけたときのことであった。
均衡を乱す、光――力が堕ちた。
波が起こり、広まりゆく。覚えるのは、包まれるのではなく、覆い尽くされる、ともすれば喰らわれぬばかりの感覚だ。
揺らぐ。]
ん、大丈夫だと思うよ。
[氷竜に頷いて]
いんや、これ、一応、姫。
風獣王の末の娘だから。
[雷竜の問いには、ある意味飛んでもない事をさらりと返す]
[手から離れた木の葉を見送ったのは、ほんの一瞬前の事。
ぼんやり見送った後は樹に背を預けて半ば船をこぎ始めていた。
どれくらいかの後。
覚醒させたのは己が王の声。]
…あー、姐さん?何突然。
今会議中なんじゃ…
[尋ねる声は平時と変わらず。
というか寝起きなのでどこかぼーっとしているのは仕方ないのか。
声色が、一変するのは王が告げた内容が脳に到達してからの事。]
……なに?
[呟き。
風が止まったような、或いは裂かれたような──とにかく、不愉快な、違和感]
なんだよ、これ……気持ち、わるっ……。
[呟きと、光が落ちるのは、果たしてどちらが先だったか]
[エルザの顎に視線を向けて頷き、その心の動きに微かに笑む。
そうしてブリジットからかけられた言葉に背筋を伸ばし頷いた]
はい、おかげさまで。
ブリジット殿もお変わりなく何よりです。
[懐かしそうに彼女の作ったレンズ越しの紺碧が細くなり、ふと天を振り仰いだ]
―――…来る…!
[目を覆うほどの光の塊が落ちる]
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