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― 広場 ―
[ざわめきたつ人々に例の噂かと警戒していたが、
耳をそばだて窺ってみれば、どうやら異なるよう。
円を描くような人の群れの中心へと、足を向ける]
何かあったのか?
と、ベアトリーチェもいたか。
昨日は、すまなかったね。
[頃合を見て作り置きをしているから待たせることはなかったが、
直接応対できなかったことに、幼子に対して謝罪を述べる]
――え。
えしさまの ふでが?
どうして。
それを盗んでどうするのだ、って…。
[きゅっ、と眉根を寄せる。
不安になってエルザの服の裾をつかんで、
彼女もまた、男性の服を掴もうとしているのに気づいた。
なんて連鎖状態]
えふでのちからを、生者に向けること、も……?
じゃあ、じゃあ…でも……
そんなこと。そんなことするひとなんて、いない、よね…。
[聞こえた絵師の言、表情が強張っていく]
はい?
[気の長い作業が漸く一段落するかという頃、訪問者によって知らされた事件。
思い切り眉間に皺を寄せて聞き返していた。
絵筆が盗まれたこと、このままにしておくと危険であること。
長から一通りのことを聞き出した後、深々と息を吐き出す]
…冗談、ではありませんよね。
いくら兄さんでも、こんな性質の悪い嘘は吐きませんし。
[というかあれだけ言ったのに逃げたんだ、なんて言葉はこの場では飲み込んでおいた]
それで、兄さんは?
…そうですか。
済みません、お手数を。
[お茶でも如何ですか、と尋ねれば丁重に断られたので、そのままで]
他にも回られるんでしょう。
無理はなさらないでくださいね。
[そう言い置いて、一度奥に行こうと踵を返し。
が、ひたと止まった]
…?
ああ、いえ。
何でも、ないです。
[何か、と尋ねる長に対して、曖昧な笑みで手を振り。
その後はすぐに片付けに向かい、早足で家を出る。
故に、ふと沸き上がった違和感の正体に気付くのも、もう少し先の話]
あ、薬師さま、どうもです。
い、いえ。ブリジットさんには優しくしてもらったから…。
いつもありがとうございますって。
おばあちゃんも伝えてくれって言ってました。
[浮かない顔でお辞儀をした]
[彼女の問いには]
…。
あの、みんなの話によれば、
絵師様の…力ある筆が盗まれたみたいなんです。
―海―
―― もう、ちょっと……! ――
[目をさましてから、少女は海の底を目指す。
この時間には人がなかなか来ないことを知っている。
もってきた小さな袋に、すでに酸素はない。
それでも、進むことはできなかった。
昨日と少しの差。
口がゆるみそうになり、通路をゴーグル越しに見て地上へ戻る。]
いやいや。
薬師として当然の事だか
……、は?
[レンズの奥の瞳は一瞬丸くなった後、細められた。
転じた視線は鋭くエーリッヒを射抜く。
人の多さゆえに直ぐには居るのだと気付けなかったようで、
薬を押し付けるために袋に手をかけながら見上げる]
…………お前は何をやっているんだ。
[目にのこる深い青。
意識は保っていたはずだったけれど、少女を後ろから波が襲う。
慌てて逃げる拍子に、脇に生えた海草に腕を傷つけられ、海から上がってむせた。]
うぁ……
あんなの、ひさしぶり……
[くたりと座り込み、タオルを体に巻く。
そうしてしばらく、体を落ち着けていた。]
― →広場 ―
[人だかりは広場の中央の泉を中心に広がっていた、集まっては拡散していく人の姿は都市全体が不安に脈打つようにも見えた]
絵筆一本でこの騒ぎか。
[苦々しく呟いて、騒ぎの中心に足を向ける。が、垣間見えた赤い三つ編みに、一瞬足を止めた]
[この状況では早々逃げられないだろうと詰め寄り、
昨晩調合した湿布薬と栄養剤入りの小袋を押し付ける。
ベアトリーチェの祖母に作ったものとは異なり、
打撲用に特別の配合をしたものだった。
ちなみに、栄養剤の苦さは言うまでもない]
……全く。
いっそ、全員に自白剤でも飲ませるか?
[大袈裟に溜息を吐き出して、冗談とも本気ともつかぬ台詞]
あー……
血、ついちゃった。
[服をきて、タオルをしっかり抱える。
それから足を向けるのは、広場のほう。
というより、家があるのがそちらだからなのだが。]
うー……うるさい
[失敗した少女には、ちょっと気分を害す人の声だった。]
[人目の多い中で、薬師に近づくのはさすがに少々躊躇われ、やはり出直そうかと踵を返した所で「元凶」こと教え子の姿を見つける]
リディ!
[名を呼びながら大股に近づいた]
[エルザの服を離し、薬師と絵師を見守っていた。
ミリィの様子からも、やっぱりこれは大事なんだ
と知れて、胸のあたりをつかむ]
どろぼうさんのきもち…わからないのだ。
でも、でも、もし、その、どろうぼうが絵筆を使う事があれば、
…その時は…あたし…
[何か言いかけて、
じはくざい、ときょとんと。そして単純に呟いた]
ほぇ、なんだかよくわかんないけど。
薬師さまって、
どろぼうを見つけ出すことまでできるのだ?
[ミリィをみている司書にはまだ気付かず]
「あら、そんなにすすんでたの?」
え? ちがうの?
だって二人ともいるしね!
良いラブロマンスじゃん!
「そう、そんなにすすんでたのね。お子さん大丈夫なのかしら?」
え、えええ!?
ミリィせんせー子供いるの!!?
[曲解の会話は続きそうだが、本題に戻るのが先。]
誰が、結婚式だ、誰が!
いいか、俺と薬師殿は結婚などしない。絶 対 に、だ!
[周りに聞かせるためというのがあるにしても、その断言はある意味ひどい]
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