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[あっさりと消火される自らの炎に]
なるほど。
…手加減は無用、か。
[小さく呟く]
[始めに聞いていたものの、やはり最初から全力、とはいかなかった]
…
[ぎしり、と音がするほどに]
[目に殺気が宿る]
[軍刀に纏わりつく火炎は勢いを増し、周囲の陽炎が一層揺らめく]
[再び一閃]
[先ほどのものとは段違いの炎の渦が、ベアトリーチェへ殺到する]
さて。次は私が援護するための準備だ。
……いまいち、この形態は好きではないのだがな。
グングニール。スネークモード!!
[そう叫ぶと、持っていた槍がバラバラに壊れたように、地面に落ちた。
―――いや。よく見ると10cmほどずつに分かたれた棒の一本一本が編み合わされた鋼の糸で繋がっている]
続けて、【神よ!我が右腕に導きを!】
[続けて更に叫ぶと、その槍がまるで生き物のようにうねり、動き始める。
今までのように派手には光ってはいないが、よく見ると白い魔力が光っているのが注意すると見えるだろうか]
援護。支援をするならば、これが最も適していてな。
無論、1体1の戦いも出来る万能の形態だ。
[我が右腕に導きを
効果:自分の所持品一つを、自らの体から手放さず、更に魔力の続く限り自在に操る。
元々は、タオルやハチマキなどを緊急用の武器として使うための魔法で、このような使い方をする者は稀]
[宙を舞う闇の矢は、赤の光球に食らいつく。
一瞬の静寂を経て、赤の光は粒子を散らしつつ、その輝きを鎮める。
結界の上に震えのようなものが走り、その力が弱まったのが傍目にもはっきりとわかった]
……まず、一つ!
[言いながら、次のルーンを描くべくカードの上に指を走らせて]
そうともいうな
[思われたことをずばっといわれても、なんでもないように認める。自覚はあったらしい
いや、他の同学科の人間に既にいわれているのもあったが]
だがその先に呪われてる装備があったらと思うと止められんからな
[呪われた装備にわくわく。しかし一緒に居る人間にとってはとんでもない癖であることに変わりはなく。]
簡単には壊れないとしても壊したいのだから仕方ない
[光の中に居て普段よりも物騒なことを平然と言いつつ。カードより現れた闇成分に和みながらも闇の矢が赤い光球を捕らえるのをみる]
……こわくなんて、ない。
[うそ。
ほんとは怖いけど。
恐れず、前を向く。
進むって、決めたから。]
異界の扉よ、開け!
猛(たけ)し火炎を消す津波を!
見事に打ち抜いたな
[賞賛の言葉を口にしながらそして結界の力が治まったのを感じ取ると]
ということは後二つ…しっかしちょこまかと動くな。
仕方ないから数を増やすか
[青と黄の光球の内。青に狙いを定め]
[火炎の渦を目くらましに、ゼルギウスの援護を受けた速度で一気に接敵する]
[ベアタの詠唱、津波、という言葉に]
.oO(…出る前に叩く!)
[軍刀を横薙ぎに払う]
[剣尖から火炎がほとばしる、風の援護の無い分やや小規模ながら、先刻、ウンディーネの津波を吹き飛ばした紅蓮の雪崩である]
[大丈夫と言う言葉に、僅かに目を細めるが]
……そうですか。でもくれぐれも無茶はしないように。
あと、ティエラも、ね。
[そう言って、ティエラの鼻をちょんと突付く。
そうして、探索を続けていたのだが、]
はあ、つまりは盛大に外れだったと。
[目も前には一番最初につけた印。
マッピングを見るにひたすら十字路がある『だけ』(あと罠)のスペースだったらしく、はぁと溜息が漏れる。]
まあ、溜息ついてても仕方ありませんか。
行きましょう。
[そう言って北へ。]
『精霊よ。
我が呼び声に答えよ。命ずる。その威を我のために示せ』
[集中。周辺のマナより空間を呼び出し。それより出でた精霊を古代言語命ずる
同時に高まる熱気]
『ヒートシャワー』
[最後の詠唱と共に無数の火線が生まれ]
[ゲルダに追風をかけ、後はタイミングを見計らって『風炎一体』を唱えれば、ウンディーネを沈黙させた彼女最大の技を使用する時の援護となるだろう。
ならば、こちらはこちらとしてヘルムートを押し留めておくのが仕事である。
――そんな事を考えながら三人の距離を測っていると、ヘルムートが我が『右腕に導きを』という魔法から、一匹の金属の蛇を作り出しているのが見えた]
……こういう戦闘方法が似てるっていうのは、相性がいいのか悪いのか……。
[なんとも判断つかないと言いながら、珍しく片手で印を作りながら詠唱を開始した]
Le apparizioni di una persona vivente del vento.Risponda alla mia voce.Divenga la protezione.. bestia sacra in cieli di madre di tu, e giocare il mio inno sacro; la falda della fenice cinese――!
〔風の精霊達よ。我が声に答えよ。汝らの母なる天界を守護せし聖なる獣となり、我が聖なる賛美歌を奏でるために鳳凰の羽ばたきを――!〕
[風の精霊が凝縮し、次第に透明でありながら、明確な意思を持つ一羽の人間大の鳥へと変貌した]
Vento Una fenice cinese Una citazione!
〔風凰召喚!〕
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