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ぇー、健康に悪いですよ。
ただでさえ弱ってんでしょうに。
[ そんな事を言いながら、ブロックもう1本*ぱくり。*]
−メディカルルーム・寝台−
[それは静かな空間…黒犬は白いシーツの上に寝かされ。
医療班のチェックによれば、背中と顎の打撲と脳震盪なので
ある程度意識が戻ればだいぶ普通に動けるだろう]
………くぅ…
[黒犬がうっすらと目をあけて。
自分の首に巻かれた違和感がなくなっているのに気づくと
いつもの軽い音と共に人の姿に戻る]
『ああ…負けたんだっけ…』
[ぼんやりと…まだ眠る対戦相手乗りディを見やれば。]
『さて…負けたから素直に身分をはくか…
あくまで本物は自分なのに、負けてすまなかった…
本当に申し訳ない…としらを切りとうすべきか…』
[なんにせよ、自分は
ここから撤退することは…難しくなっただろう。]
『………どうするかな…』
[ハインリヒは端末を開き何かしら記入を始める]
−−やぁ、J&Jの諸君…
朝のアトラクションは楽しんでいただけたかね?なかなか派手であったろう?
と、言うかだね、先日諸君に勧めた取引の返事
どうなっているのかね?もしかして断るつもりでいるのかね?
もしそうなら勘違いしないでいただこう。
諸君らに断る選択肢などないのだということを。
まあ、返事が喜ばしくなくても…後、二日もそれば最新技術に関する人員全員をこちらの手の内に入手できることを教えてさしあげよう。
…そろそろ見せしめに一人ぐらい無言の帰宅をさせるのもよいかも知れんな?金髪の青年が帰宅すればこちらの”本気”もわかってくれるかね?そうそう、一部には”司令がいれば安心”という可哀想なほど楽天的なお猫様もいるようだが…そんな司令ならば、なぜ彼は私達の手元にあるのだろうね?
もし、本気がわかるようならば、私の仲間達をどうにかしようとするのもよしたほうがいいだろうね?もし、こちらの人員になにかあれば…わかっているだろうね?
”君達が仲間思い出、聡明であることを祈っているよ?”
『実際に人質にどうこう出来る環境にはないのだが…
要は、人質の生命が下手に動くと危険だと知らしめればいい。』
『J&Jのメンバーをたきつけ、HDが不利になる事態になるかもしれない
けれど…このまま隠れ続けて撤収するためには…後何日もの日数が必要で。
まず、今日自分が隔離され…次いつHDも隔離されるかわからない以上
危険な策だが、動きを牽制するほうが有利とみ、
書き上げた犯行声明(?)を逆探知されない経路を使用し
CCの元へ送信する。』
─医務室─
[薬が効いているのか、すやすや眠っている。
利き手はしっかり包帯が巻かれ、咬傷なので炎症から発熱するかもしれない。]
…んにゅ…わんこぉ……うそついちゃ…だめ……
[夢をみているのか、微かな寝言。]
[寝台から浅く身体を起こしていたハインリヒは
端末をいじり終わると閉じ…ようとした時、リディの寝言に気づく]
…………ごめんなぁ…リディのお嬢ちゃんに恨みがあるわけじゃないんだけど
[それでも、それぞれの立場の違いから嘘をつき続ける必要はあって。]
傷跡…残んなきゃいいが…
[白い寝具に包まれて眠る彼女を心配そうに見やると、
ぱたん…と、音を立てて端末を閉じ]
─緑地エリア─
……あちゃ。食い尽くされた。
[無残な姿を晒す非常食袋の様子にぽつり。
考え事をしている間に、中身は小鳥さんたちに美味しくいただかれてしまったらしい]
……またつくっとかねーと。
ライが出てると、どーしても熱量消耗激しいからなぁ……。
[なら、ステイにしとけ]
―廊下―
……ぬぁー…。
[ぺたぺたと当ても無く廊下を彷徨い続けて既に1時間。
第一声から奇声を発するクセを如何にかした方が良いと思うのだが
しかし本人はそれ所じゃないので、全く気付いていない。
それこそ今日中にでも【人狼】を捕らえないと
全部持って行かれて終了、と事に気付いたのは良いのだが
そもそも【人狼】がどんなのか、...には全く想像がつかない訳で。]
……こーいう時、頭悪いとどーにも。
[今更気付いたぐらいだしね。]
[気配を消したまま、タイピンを握り締め考え事]
『あー、どうしましょう。
このままだとPF捕まりそうですね。
いっそうこのままこのタイピンを提出して「私、人狼の人に脅されてたんです!」と泣き落としするべき?
私一人の身の安全を図るなら、それが一番ベストですかね。』
[結構*本気で考えているかもね*]
に、しても、なあ……。
[ホログラフの空を見上げて、一つため息]
ものすっげー気になるんだけど、さらわれた連中って何処にいるんだ……?
この中からは、出られないんだよ……な?
[隔離室の隣だなんて知りません。
取りあえず、食堂に行こうとふらりと歩き出し]
……【人狼】って下手したら俺よりスゲーんじゃね?
[コンピューターやらの事は、ぶっちゃけさっぱり判らないが
(何せ今まで使用してきた端末も、基本は勘で弄っている)
CCの目を潜り抜けて、毎晩システムダウンさせたり
約5分という短時間で、人一人を連れ去る体力がある…らしい。
複数犯だとしても、それなりの持久力と筋力を持ち合わせている訳で。
っつーか]
……最終選考まで残ってる訳だしなぁ。
[潜り込んで、ここまで残ってるとか並大抵のヤツじゃない気がする。
うーん、と僅かに眉を顰めて考え中。
…まさか千人斬りプログラム履歴で、相手方から引かれてるとかは思わない。]
弱って……
[なんかないといいかけて、
あんまりにあんまりな嘘だったので]
弱ってるように見えんのか?
[――どっちにしろあんまりですよ。
自分でも思ったか、...はおとなしくカップ麺を食べた。
それが昼の話。
もしハインリヒの送信メールを見たら、
見せしめにやれるならやるといいと、
声援を送ったことだろう]
……でも、並大抵のヤツじゃなかったら選ばれてる気がすっし。
[司令が、紛れ込んでると感づいたとか?
とチラリと思ったが、失礼な事に即座に却下した。
だって、もしそうなら48時間SSエリア開放なんざ、しねぇ。]
[がしがしと頭を掻いて、大きく溜息を吐けば
とりあえず思考を一旦終了。
脳みそスペックが無い...には、長時間考え込めないのです。
煙が出るからね!]
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