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─西殿・地下階段前─
[ミリィに言われ、視線を転じると蝙蝠が地下へと消えて行くのが辛うじて見て取れた]
あやつが居ると言うことか!
エルザ!
[声を張り上げながら棒を岩石へと振り下ろす。ガキン、と金属同士がぶつかるような音を立て、そのまま鍔迫り合いのような状態に]
お主は先に地下へ行くのじゃ!
ここは儂らで抑える!
[階段への道を作るべく、欠片の気を引き、大きく立ち回った]
[エルザに路をあけるよう、雲に自ら突っ込み押さえつける。
質量があったりすり抜けかけたり、ふわふわやわやわとややこしい化け物だ。]
ザムエル殿、敵を交換しませんか?
どうにも雷が通らず厄介ですが、土で固める事なら出来るでしょうか。
そちらの敵は、私が雷撃で砕けましょうか。
[口調は軽く、だが声音は真剣に。
ギリ、と、欠片の変じた化け物を睨みながら、背の方のザムエルに向けて言葉をかける。
近くを舞う琥珀には、気づく事が出来なかった。]
[精神の言葉で、周りに混沌のカケラが集まってきたのを感じる]
切り札の……切り時かしらねぃ。
[静かにそう言って―――ゴポリ―――と、ナターリエが口から『混沌のカケラ』を吐き出した。
それは、混沌に属した属性無き、『虚無のカケラ』
だが、長き間にわたってナターリエの中にしまいこまれたそれは、流水の属性を僅かながらも有した。言わば、流水と虚無のコラボレーションである]
『力ある剣』……奪ってきなさい。
[混沌のカケラ如きが、『力ある剣』を手に取ることが出来るはずは無い。
だが、一瞬だけでも弾き飛ばすことが出来るのならば、それだけで充分。それに、他の混沌のカケラに混ざってしまえば、見分けることは難しいはずだ。
混沌と流水のカケラが、ナターリエの命令通りに、『力ある剣』へと飛び掛る―――]
[反発は剣を奉げる、否、現在の所有者である青年の手に衝撃を与える。だが眉を少し寄せただけで、奉げる姿を解きはしない。
危険の警告である痛みを切り離し、『願い』を叶える為に]
――…どうか、『律』を――…
[精神の力を剣に侵食させ、反発を抑えようと試みながら願う]
[頷きを、感謝を返す間もあればこそ。
闇に閉ざされた階段を一気に下る]
[青白い光が細く照らし、その周囲を琥珀が舞う]
[チリリと走った胸元の痛みに唇を噛み。
手の届いた扉を開け放った]
……撫でんなっつてんだろ。
[少しだけ、むっとしたように言って]
周り見てねぇ願い。
[それもわかる。
かつて幼き竜が、虚無の因子に触れたのは、外界への憧れ故だったから。
覗かれた影響か、他に作用があったのか。
記憶の封は、緩く解けて。
過去に己が成した事は既に記憶の内]
……後から後悔できるんならいいけどさ。
あいつらがやろうとしてる方法だと、それもできねぇんじゃねぇの?
……おっちゃんは、それでも、それが見たい……?
[そして、我が身は混沌のカケラの中を無理に進み出て、自らの目で中庭の前景が見える位置へと移動。
その代償は、混沌のカケラによる一斉の攻撃。傷は浅くない]
さて、結果は何なりや―――?
[ナターリエに、次の手は残されてはいない]
名案じゃな。
己が属では効果も薄い。
[ミリィの案に同意し頷く。階段傍から離すべく、弾くようにして鍔迫り合いから逃れた。岩石が一・二歩、後方へと後退る]
倒してエルザ殿を追わないと…!
失礼します!
[ザムエルの肩に手を置いて、前へと飛び出る。
2本の鎖を両手でピンと張り、両側に落ちる肩当てがぶらりと揺れた。]
……はっ!
[青白い光が鎖を伝い、肩当てへと集まって行く。
< 幼児の呼ぶ名。
青年の称す位。
螢火の双眸が移ろい、影の一旦が零れ落ちた。
微かに、【影竜王】を象ったものが、崩れる >
―中庭―
[翠樹の仔の傍らまで着くと。
少し離れた所で、かけらによる一斉攻撃に合う水竜の姿が見え]
ナターリエ……!
[叫ぶように声を張り上げた。
視界の端には、巨大なる影を"影竜王"と呼ぶ心竜の姿]]
だからこうして来たのです。
[月闇の竜をまっすぐに見る]
それは、私が預かりしもの。
[構えた左手、青白い光がゆらゆらと揺れる]
私のものではなく……故に返していただかなければなりません。
[震えているのはその手か、力か]
ええ。そうでしょうね。
[肯定]
ですが、これを欲するのはわたし一人ではない。
あなたのものでないのなら、其処まで義理立てをして取り戻す必要もないのではありませんか?
[ゆるりと微笑み]
[言霊を発していた為に、混沌と流水のカケラへ気付くのが遅れた。剣は手から弾き飛ばされ、下へと転がる]
――っ、邪魔をするな!
[弾かれた際に負った傷は深いが痛みの無い今、関係が無い。青年は傷を負わせたものに目もくれず剣を拾い、それを逆手に構えた]
剣よ、怒るのなら代償を持って行くがいい。
そして代わりに、その力を――…
[滑らせるのは胸の中央やや左、心の臓のある位置。
怒り従わぬ剣であっても、罰するを躊躇う事はなく青年の胸へ
―――そして、その真裏にある背の刻印を、破壊する]
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