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【RP】
その時、白い羽根をつけた白猫が、彼らの前を通り過ぎていく。
猫が向かう先には厳かな扉。
猫は開かないそこに飛び込み、吸い込まれていく。
やがて、そのうち、古今東西、いろいろな、幻といわれる物体や、想像でしかありえないモノたちが、ぞろぞろと湧き出てきて、同じ扉に飛び込んだ。
そして、めまぐるしい大乱舞のあと、またそこはシーンと静かになった。
……人の研究を横取りした上で好き勝手やるような輩を、信用できる訳なかろうが。
[引っかかり続けているのは、結局そこらしい]
……お前もお前で、自棄になるなっ!
[アーベルの動き。
異眸と化した天鵞絨が険しさを帯び、動きを押し止めようと手を伸ばす]
―― 研究所 ――
[研究所を歩んでいく、仲間の姿を見た]
[アーベルの挑発に、アーベルに断ち切られたゲルダを思う]
………シグナスさん?
[彼女の魂は、今どこにいるんだろう。
爆発に、怯えていた姿を思い出す。
古城の跡で、消えたカルメンの魂]
ゲルダさん―――
[彼女の魂も、古城で消えてしまったのだろうか。
胸が、少し痛む]
[研究所で未来を探す彼らは、どんな道を選ぶだろう。
どの選択でも、彼女が傷つかないといいと思う]
[もう、彼女の表情を見ることは出来るから。
知ることは、できるから。
だから、そっと名前を呟いて、彼女の魂を探す]
[アーベルに手を取られる。導かれ、首輪に触れる。さっきまで笑っていたのが、一転無表情に。]
そう、やっぱり楽になりたいんだ。
[つ、と首輪に差し入れた指を、アーベルの首に滑らせる。軋む首輪。]
死にたいともいってないし───生きたいともいってない。
[薬を必要としない理由もまた同じ]
[ただ在るがままに]
[流れという定めのままに]
[生き、そして死ぬために]
[天に与えられた運命という名の時間まで過ごす]
自棄に見える?
[これ以上ない『贅沢な死』への渇望]
生憎と、痛くて苦しいほうが俺は楽しいけどね───
[目の前を駆け抜けていく白]
[鉱石の眸に見えぬはずの者たちが映る]
[消えていく幻たち]
[その部屋に入れば、やがて、声が聞こえてくるだろう…]
やぁ、はるばるごくろうさま、たった7人しかこれなかったんだね。
で、
ピューリトゥーイは無事かい?
……ん?なんだ、一体しかいないのか。
まぁ、いいか、ここまでこれないような弱いピューリトゥーイには用はないよ。
[声は若い男の声に聞こえる。]
やめなさい…!
[幾多の声。咎める手。
視界に飛び込む白い猫。
それに重なるように
後ろから
横から
駈けていく幻想の生き物。
それは清流か濁流か。]
――――ッ…!?
[立ち竦みカメラを落とさぬよう強く抱える。
きこえる(きこえないはずの)
こえなきこえ。
静寂の騒音。
それがやむまで
呆然と扉を見つめていた。]
やめなさい。
…行きましょう。
[アーベルの言葉、眉を寄せて聞いていたが
周囲に現れた猫に、他の全てが―――扉に。]
…な、に?
[ベアトリーチェは見えないけれど何か感じるのだろうかと
視線を下して様子を伺っただろう。]
この先…―― 何が。
[扉まで辿り着くのは誰が先か。
その扉の先には―――]
[そこに見えるのは、
椅子に腰掛けた白衣の銀髪青年と
周りに群がる幻想生物たち……]
[見れば彼がゼルギウスだとわかるだろう。]
……俺には、そう見える。
[自棄に見えるか、という問いかけ。
吐き捨てるよに、答えた]
もっとも、今の俺は、生き意地がはっているからな。
そう、見えやすいだけなのかも知れんが。
[ただ、いろをもとめ邁進していた頃であれば、あるいは。
温もりを得る前であれば。
違う見方をしたかも知れないが]
……っ……。
[不意に、目の前を過ぎる、白。
幻想の乱舞。
それらが扉に消えた後、天鵞絨を瞬いた]
大丈夫、そう簡単には切れないから。
[みんなにはそう言う。]
自棄と言うより、虚無に見える。あたしもそれに囚われた時があった。
[するりと首輪から指を抜いて、アーベルの服の襟首をつかむ。]
ゼルギウスと会うまでは殺せない。全部終わるまでに考えて。目覚めてからあなたが関わった人で、あなたが生きる事を望む人がいなかったか。それでも殺して欲しいなら、あたしが。
[襟首から手を離す。
突然のめまぐるしさにそちらに向かった。]
ご、五十二年だって!?
そうすると、僕は七十ニさいでございますか?
[放送の声に驚く。
ポイントが違うと誰かに怒られた気がした]
[自棄]
[虚無]
[くだらない]
[ただ一つのあるべき死を望むだけだったはずなのに]
───めんどくさい宿題だな。
[呟く]
[生きる]
[考えることすら]
それで───『ピューリトゥーイ』に何の用。
[52年]
[思ったよりも短い年月]
[声に問いかける]
[瞳はすでに見えないけれど]
[ナターリエの声には
それでも不安げな眼を向けた。
そうだ、そんな風には作っていないと謂った。
幻想の奔流過ぎ去りしあと
アーベルに歩み寄ると
いつかのように手を振り上げ――止められなければ平手打が飛ぶ。]
私……宣言してましたわよね。
[――打てようと、打てなくとも、
睨むのは変わらない。
いばらの葉色の眼。
カメラを手渡そうとした後、銀の男が待つ部屋へ]
/*
>>+173
あ、いやいや、マジであの日は吊られたくなかったんで、ありがとうなんだ。気にしないでくれ>ツヴァイ
52年か。
―ゼルギウスの下―
[扉向こうは、
なお現実味の薄い世界だった。
銀の男。幻想生物。白。]
ゼルギウス…。
[52年。
告げられた年月に目眩がする。]
[ナターリエがアーベルに向ける言葉。
ふ、と掠めたのは、笑み。
歩みは、銀の男の待つ部屋へと。
踏み込んだ先、投げられた言葉、三日月の笑み。
は、と一つ息を吐いた]
……呼びつけておいて、何の用、と来るか。
[52年。
長いと取るか、短いと取るか。
いずれにせよ──残してきたものたちは、既にない、と。
それだけは、確たる事実として、認識できた]
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