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[紐に手間取っている間に、突如、頭上が陰った。
仰いだ天には、翼人の影。
茫としていた顔に表情が浮かぶ。眉が寄せられた。
投げられる声――集合を促す台詞に、何を返すでもなく、
ただ、頷いて、ひらりと持ち上げた手を振る。
了解の意志と、ひとりで向かうという意味と。
伝わったか否かは不明だが、気配が遠ざかるのを確認してから、再度、靴に挑む。いくらか時間をかけて用意を済ませると、立ち上がり、ゆっくりと歩みだした。
聞こえるのは、せせらぐ川の音と、草を踏む足音ばかり]
そ、か。
まぁ、気長に待つかねぇ。
[そっとアヤメの肩に手を伸ばしてラウルの背を撫でようとしたが、ふとその肩越しに蹲るオーフェンの姿が見え、ぴたと手を止めて首を傾げた。]
んー?
あいつ、どうしたんだ?
[カレンに撫でられたことには首をかしげながらも、特に抵抗もせず撫でられながらも、
ここにいること。ということに頷く。
だがラスにコケンなよ。という言葉を聞いたときには既に忘れていたのかもしれない。が
誰かに挨拶をするわけでもなく、木陰にはいってぼんやりと、上を眺める]
あは
[そして木に足をかけるようにして飛び、木に登る]
それが一番さ。急いても仕方ない。
[ため息を交えて言うと、ラウルも同意するよりぴぃ、と鳴き]
……あいつ……って?
[突然の言葉を訝るように、ラスの視線を追い。
座り込む、見慣れぬ子供の姿に瞬き一つ]
……何処の子かねぇ。あまり、見かけない顔のようだが……。
具合でも悪いのかね……?
[よもや人ごみに脅えているとは夢にも思わず、軽く眉を寄せつつこんな呟きを漏らす]
[色々と作っていたらやた時間がかかってしまった。
しかし勝手に食料庫から拝借した食材で、何とか六品の料理を作り上げる事に成功した]
ん〜っと、基本のガーリックトーストに、簡単野菜スープちょっと濁り酒風に、サラダに白身魚のフライと鳥腿のカラアゲ、それにデザートのフルーツヨーグルト!
これだけあればオーフェンもがっつがっつ食べるよね!
[ガチャガチャと食器を鳴らしながら、お盆を持って広場に戻ってくる]
お〜っい、オーフェン! 御飯作ってきたよー!
具合が悪いんだったら、そこらにまだカレンが居るんじゃねぇかなぁ。
[言いながら、ゆっくりと歩いてオーフェンへと近づいた。
その小さな体の横に膝を開きつつ折って屈み込み、膝に肘を置いて顔を覗き込もうとする。]
おい、大丈夫か?
[広場の話し声が断片的に耳に届く。それが全て自分の姿を嘲り笑っているような気がして]
……来るんじゃ、なかった……
助けてよ、婆様……
[粗末な服や薄汚れた体を隠すように、広場の隅で縮こまっていた。リディアの呼ぶ声が聞こえると、首を伸ばし顔を上げて]
……っ?!
[目の前にいた見知らぬ男の姿に、目を見開いたまま硬直する]
[翼を使わず、足のみで進む道。
幾分か時間をかけながらも、広場へと辿り着く。
森とは異なる、ざわめく人の声。
きょろりと視線を彷徨わせる。
一年経っても、未だに未知の場所。
特に、これだけ気配が多いのは、珍しく思えた]
んー?
[硬直したオーフェンへと手を伸ばし、額に当てようとする。
熱があるのか、と。
走ってくるリディアを見れば保護者かと、屈んだままきょとりと見上げた。]
ああ、そうだね、カレンなら……。
[言いつつ、周囲を見回して。
ふと、視界の隅に、きょろきょろする姿を捉える]
おや、エリィも出てきたのか。
ここまで、迷わずこれたかい?
[蹲る少年はラスに任せ、自分は、一年前から面倒を見ている少女の所へと]
[おそらく普段のリディアなら、ただ気にかけくれたと思うだけだったのだろう。
しかし、今の境遇を話してくれたオーフェンの傍にラスがいるというだけで、一気に感想は百八十度回転した]
コラー!
ラスくん! 何オーフェンを苛めてるんだぁ〜!
[そして傍迷惑で全く持って勘違いの叫びを発しながら、オーフェンの隣に駆け寄った]
[目の前に向かって伸びてくる手を、思わず振り払おうとし]
……や、だっ……
[ぺたりと尻餅をつくと、恐怖に満ちた目でラスの顔を見つめている]
[いまだ聖堂から巫女はあらわれず、
狐は興味をなくし、白いおもてを横へと向けた。
視界の端をあかがよぎる。
見やれば木にのぼる子供の姿。
ゆるりと足を其方に向けて、今度は間違えずに名を呼んだ。]
ネロ。
危ないんじゃないか?
ん、んん?
お?
[リディアの剣幕に押されるように、屈んでいた格好のまま後ろに引いた為、尻餅をついた。
ぱちぱちと、細い目を瞬く。]
なんだなんだ?!
[聞き慣れた声に、視線が一点に止まる。
こくり、一度頷いて、声の主へと歩み寄ろうとして、
不意に届いた叫び、駆け抜ける人影により巻き起こる風。
はたり。
足も止まって、音の発信源を見た]
[料理を一旦地面において、怯えているオーフェンの手をとると、自分の体の後ろに隠すように動いてからビシィ! と指をラスの鼻先に突きつけた]
コラ! オーフェンは今ちょ〜っと大変だから、苛めたらダメなんだよ!
[完全に暴走気味である。
しかも、周囲の視線に気づいていない]
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