情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[店内が緑の光りに包まれるのをぼんやり眺めながら
勧められる椅子に、礼を言って腰掛ける。]
……色々重なり過ぎた部分か……
なあ、それだけで納得しちゃって良いのかよ…
ユーディットが舞姫を踊ったのは知らなかったが
もし、イレーナの考え通りなら…あの娘さんだって……
[続く言葉は飲み込んで。]
……ユリアンと話しはしたが、
親子喧嘩でここまで巻き込み、巻き込まれって…
……んなっ!?
[突然投げつけられたそれに一瞬戸惑うものの、反射的に手で受け止める。
伝わる感触は、知っているようないないようなだが、それは置いておいて]
……ああ。
バカだよな、どうしようもなく……。
[かすれた声で、呟いて]
[短くなった髪はさっぱりしている。
子供は、大人たちに挨拶をして、部屋に入り込む。
子らはきっとまだ帰らない。
帰ってくる前に……]
[少年が遠くを見た事など、特に気に留めた様子もなく。
ネズミが見つめるのは、銀の燐光をまとう花冠]
『ほんとに、バカで困るんだよねぇ。
……どうすれば、いいのか。
答えは持ってるのに。
ためらってる。
怖がってる。
他に方法がないの、知ってても。
なんで言えないんだろうね、「力を貸して」って、一言が』
[独り言めいた言葉は、僅か、苦笑の響きを帯びていたか]
リディ!やめ…!
[…て、と止めようとした言葉は間に合わず。しかし、ユリアンが傷つかなかったことに、ほっと息をつく]
ああ、もう…どうしよう…私…
[落ち着かな気に揺れた柘榴石色の瞳。知らず知らず、ユーディットの手を握りしめている]
[礼を言って、腰掛ける]
[何時もと変わらない賑やかさ。きっと、消えてしまった人のことなど知らないから]
[それとも、騙されているのは此方のほうか]
……如何して、こんな事になったんでしょうね。
[呟いて]
[繕われる違和は、もっと大きな違和に誤魔化された]
…あの子が決めたことだもの。
あたし達が…どうこう言える問題じゃないわ。
[アーベルの言葉にはポツリ、と…]
…あの子がミハエルさんを見て…嬉しそうにしてた。
それでも、彼女は決めたのよ?
多分…自分にも、非はあるのではないか、って。
そうじゃなかったら…彼女が、志願する…理由が、無いわ。
[じ、とアーベルの方を見つめ…]
この、舞姫の事がなければ…あの子は、ミハエルさんの元で働くこともなかった…
居なくなった今…
あたしは…それが、全て…無駄だとは、思わない。
[瞼を閉じると、瞼を開き、ユリアンを見つめ]
…ユリアンは…なんて、言ってたの…?
「…大馬鹿だな。」
[ふいに耳を突いたミハエルの声に、びくっ、と視線を向ける。]
「全く。大馬鹿者だ。」
[僅かに逸らされた視線は、見えるはずの無い彼女を見ていると同時に、何処か遠くを見ているようでもあって。
いたたまれずに、瞳を伏せる。]
[石を受け止められれば、ギッと睨む様に見上げて]
……っ、バカだって判っててやってるんなら、もー本当バカっ!
ミリィの事連れてっちゃう様な妖精の言うことなんて
一生信じない事に決めたんだからっ!
[肩で息をしながらも一気に捲くし立てて。
ミハエルが奥から出てきたのを見れば、一瞬きょとんとしつつ。
来客が彼だと判れば、あぁ、と頭の端で何処か冷静に納得して]
……あのな…あの子が決めたこととか綺麗事で済ますな。
あの子がそう決めようと思った要員が何かを考えろよ…
そう思ってしまった原因。
あの子に非があるかないかは…知り合いじゃないからわからない
けど、もっとその原因に関わっていたら変えられたんじゃないのか?
嬉しそうにしてたあの子がそんな選択をしないですんだかもしれない、
そうじゃないかもしれない…
ミハエルだってあんな表情しないで済んだかもしれない、すまないかもしれない。
彼女の選択が無駄だとは思わない。
むしろ、彼女の犠牲は他の人の否犠牲だ。
けど、毎回誰かが替わりに犠牲になるのか?
その原因がなにかを知っているのにアンタはまだ傍観を決め込むって言うのか?
[イレーナの目を射るような目で見る]
[問いに逸らした瞳は天を見て。
広がる夜を、彼らを飲み込んだ夜を見る。
結界に閉ざされた空間は、既に飲み込まれているのと同義だろうか]
…さぁ…どうしてだろうな。
何故この瞬間だったのか、此処でなければならなかったのか。
私に解るのは……私が原因の一端であることくらいだよ。
[空を仰いだままに言葉を落とす。
周囲には届かぬよう。彼女にだけ届くよう]
[出てきたミハエルの方を軽く、見やり。
それから、リディの方に向き直って]
一生信じねぇ、か……。
そういわれても、仕方ないよな。
それだけの事をやってる、自覚はある……。
……だけど。
それでも……約束……果たすために。
終りにするって、約束のために。
誰かをぎせ……じゃなくて。
[ここで一度、言葉を切って]
誰かに……あと一回。力を、貸してもらわなきゃならないのも、事実なんだよ、な。
[しかしそれも、つかの間で。
ミリィの叫びに、驚いて少女の方を見る。握られた手に篭る力、ユリアンが怪我をしなくて安堵した表情。
――わかるな、と言う方が無理というもので。]
そう…なの……ミリィさんは、ユリアンさんの事が好きだから…此処に来たのね…。
[それは、彼女にはひどく――近しい感情で。
ちょっと背伸びして、ミリィのあたま…には届かないので、その肩をそっと撫でた。]
なんっつーか、まぁ…。
「とりあえず呑めにゃ♪」
んだな。
此処で何かしようったってどーしよーもねぇしな。
…向こうと、強く引き合える想いとかあるってんなら別だけどさ。
それで。
ユリアン=フェーダ。いや、フェーン、か?
ともかく。もう一つ、話があるのだが。
[ユリアンとリディの話を聞いていたのか、いないのか。
翠玉の眼差しをすっと向けて、声を掛ける]
一端…
[眸はゆるりと其方に向けられ]
そう、ですか。
彼は…大丈夫でした?
[昨日随分と暴れていたから、と。何事も無かったかの様に]
[視線は広場へと戻される]
…
[アーベルの言葉を聞き…視線を落とし]
…終わってしまったことは終わってしまったことなの。
それは、もう、お終い…
仮に、あたしが動いていたとして…それは、"何のため"に動いてたの?
いきなり聞こえてきた頭の中の声を信じ切って、一緒に暮らしていた村の住人を疑うの?
最初に連れていったのは、話をこじらせてきた王様で、あたしの中に居る妖精はその遣いの者なのに?
それこそ…どうかしてるわ。
[その言葉には迷いはなく…]
…それに、妖精は教えてくれなかった。
悪い子、としか。
誰にとって悪なのか。誰にとって善なのか…
その線引きは本人の元でしか行われないわ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新