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[ねこまんまの決定は覆りそうにないやら、誤解を広められるはで溜息をついた。
せめて、夕食は家の中で食べさせて欲しいだとか思いつつ、リディアの評価を聞く]
お人よし…?
いや、まあ、確かに俺は女の子限定で優しいけど。
一応…好評価、かな。
……巫女、やっぱり、結界樹……に?
[ネロと話す見知らぬ男性が告げた言葉が耳に届けば、結界樹の方を見やる。
その後の会話を聞いて、彼がアヤメの兄であること、どうやら休まずに無理をしていることを知った]
……リディお嬢、アンタも少し落ち着く。
そんなに大騒ぎされたら、眠気も逃げちまうだろうに。
[呆れたように言いつつ、降りてきたラスにやあ、と言いつつひらりと手を振り]
[アヤメは嫌な場所をつついたからか、
その腹いせか、ジョエルへと矛先を向けているようだった。
狐はおかしそうにその様子を見る。
降りてきたラスの姿も。]
矢張り、犬は飼うなら、賢い方が良いものだ。
[小さくも大きくもなく呟いたのは、果たして誰を犬に重ねてか。
目を逸らすカルロスは一瞥するまで。]
飼い主に苦情を聞かせるようなのではな。
[ ベンチに腰かけたままアヤメの言葉を聞く。]
理屈抜き…ですか。
精霊や妖精にはお世話にはなっていますが。
ふむ…考え始めるとキリがないようですね。
[ 相手の表情が穏やかになったことには気付かない。]
ネロ殿はネロ殿ですからね。
私は興味の対象として見させてもらっているだけですよ。
[ 心配なのも本当だが。
それ以上でも以下でもなく。]
[ デザートがないと言われれば溜め息をつく。]
デザートですか……?
何かリクエストがあるなら持っていきますが。
[ だいたい何でもあるだろう、と付け加えて。]
[困った表情のジョエルに再度突貫するべく気合を入れなおしたところで、アヤメの押しとどめるようなあきれた声が聞こえてきて、...は踏鞴を踏んだ]
うぐぐぐぐぐぐ……。
[どうやら、アヤメの言葉にも一理あると、内心で葛藤しているらしい。顔面百面相状態である]
[ベンチに座るロザりんにそっと近づいて、裾をちょんと引っ張り注意を引く。小声で]
ねえ、さっき、あの人と……何を話してたの?
[視線だけをスティーヴに向けて、聞いた。ちょうどネロに関する話が耳に入れば]
興味の……対象?
[好奇の色を含んだ瞳でネロの姿に目をやる]
考えるより感じるものさね、あのこらは。
[さらりと返し。
続いた言葉に、一つ、瞬く]
興味、ねぇ……。
[恐らく他意のない、好奇心か何かなのだろうが。
その表現が、見下ろすような物言いに思えて、少しだけ癇に障るのは避けられず]
[ジョエルを心配する様子の、アヤメやリディア。それに先程降り立ったラス。
そこから少し離れるように距離を置いて、眺める。
近くで自分の話題が出ているようだが興味もなく。]
あは…誰なのかなー…どんな負を抱えているのかな
[ぽつりと呟き、そして広場の外側を眺める。
元からどうしてつれられたかなど知らず、だからどこかにいこうかなんてそわそわしている]
何がいいんだろー?
できればオーフェンが食べた事がないのがいいんだよねー!
[そう言ってしばし考えたと]
……定番のシュークリームにゼリーやババロア系。フルーツたっぷりのタルトも捨てがたい……。
[しかし、口から零れるのは己の好みばかりだ]
ふうん、ラスさんも、あの人の知り合い……なんだ。
何者、なんだろ?
[手を振るラスに目を細め、隣にいる翠色の髪の男を眺めている]
……それに、兄さんは素直じゃないからねぇ。
ああしろこうしろ言われると、逆らいたがるとこがあるんだよ。
[唸るリディアにさらりと告げる。
何気に酷評]
ま、ここまで言われて大人しくしないほどではないから、心配しなさんな。
……寝なきゃ寝ないで、アタシにも考えがあるから、ねぇ。
[言いつつ、薄く笑う。
凍るような笑みに、もしかしたら見えるかもしれない]
[ジョエルの額を覆う仕草に目を眇め、木から背を離す。
それより早くかけられたアヤメの声に、動かしかけた足を止めた。
そのまま推移を見守り、最終的にリディアの一撃で眠る事を同意した様子に口の端を上げる。その上に影が落ちた。]
……ラス。
姿がないとは思っていたが、何かあったのか?
[舞い降りてきた青年に向かい、問う。]
[ジョエルに問われ、首の後ろに片手をやって縛った髪を遊びながら]
ん、親父とお袋の無事を確認してきたんだ。
何もなかったから、何かないかとウロウロしてた。
[その手を上に挙げ、ぽり、と後ろ頭を掻きながらスティーヴにも振り返り。]
何も、見付からなかったです。
[少し眉を下げて顎を引き、申し訳無さそうに上目遣いで言った。]
[ 裾を引っ張られればそちらに視線を落とす。]
おや、オーフェンですか。
体調は大丈夫ですか?
[ そう言って頭を撫でようとする。]
あの人?嗚呼、鷹の目殿ですか。
いえ、巫女姫殿をお救いするにはどうしたらいいか。
その相談をしていたのですよ。
鷹の目殿に何か気になることでもありましたか?
[ そう言って逆に質問を返す。
続いた興味という言葉に関しては。]
……見ていて飽きないということです。
[ 少し言葉を濁した。]
[ここまで明言を避けつつ、明らかに示されているのは]
…誰が犬だ、誰が。
そもそも犬以下の扱いしかしもしないだろうが。
[強がり言い返すも、分は非常に悪い]
[なにやら夕食の話で盛り上がっている面々を一瞥し、眉間に深い皺を寄せる。]
デザートだの何だの前に、巫女や結界樹、堕天尸について知っている事があれば言っていけ。
ネロと…ケイジは何も見てないと言っているが、他にクローディアを見た者はいないのか?
[食欲などまったくない為か不機嫌そのものの顔で見回し、アヤメとエリカに一瞬視線を留める。]
お前達も見ていないか?
……そもそも、なぜ結界樹に集まっていたんだ。
そうか。家族が無事だったのは何よりだ。
[ラスの言葉に頷く]
宛も無く虚の気配を探るのは難しいさ。
………守護天将の素質でもあれば別だがな。
[最後の言葉は、呟きに近い]
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