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それで、お前が来たってことは何か依頼でもあったか?
「そうじゃなきゃ来ねーっつの。
前に頼まれてた黒いお話の裏と、大家んとこの猫探し」
猫ぉ?
まーた居なくなったって騒いでんのかよ、あの大家。
ただ単に猫の行動範囲が広すぎて2・3日戻って来ないだけじゃねぇか。
ほっとけほっとけ、そのうち戻って来る。
[寝転がったままひらひらと手を振る]
「だが探さないと大家が煩いぜ?
俺らの姿見つけると、まだかまだかと急かして来るじゃねぇか」
探す振りでもしとけ。
そのうち戻って来る猫に時間割いてる余裕はねぇよ。
「いっつも寝てんだろうが。
ったく、仕事だけはちゃんとしてるから文句は言わねぇけどよ…」
いひひ。
まぁどうしても探せってなら…。
[再び瞳を閉じ、耳を澄ませる。サァッと緩やかな風が吹いた。その風が吹きぬけた後、起き上がり懐からメモ紙とペンを取り出し、何かを書き付けた]
ここら辺探してみな。
高確率で居るはずだ。
「…今までの経験上、ってことか?
オーケイ、大家に伝えておくわ」
[ディーデに書き付けたメモを渡す。肩を竦めながらディーデはメモを受け取った。尤も、今までの経験上と言うよりは風に猫の居場所を聞いただけなのであるが]
黒いお話に関してはもう少しかかる。
大物が絡んでそうだ。
クライアントにはそう言っておいてくれ。
「了解、そんじゃそっちは頼むぜ。
ヘマするなよ?」
へーいへい、気をつけまさぁ。
[ちゃんと分かっているのかいないのか、そんな軽い返事を返してからからと笑う。そんなハインリヒの姿にディーデはやはり呆れるばかり。「じゃあな」と声をかけて高台から立ち去った]
やれやれ、大仕事の前に休息してたってのに。
アイツにバレない場所をまた探さないとなぁ。
[よっ、と言う掛け声と共に跳ね起きる。両手を天につき挙げ伸びをすると、周囲に誰も居ないのを確認してから風で身を包んだ。ふわりと地面から足が離れ、その身体は宙へと浮く。飛行物の少ないその時代、飛んでいる姿を発見されることは少ないだろうか]
[良さげな場所を探しながら空を移動する。この近辺のお気に入りの場所はディーデに押さえられているだろう。少し離れた場所を探すべきかと考えながら、まだ寝足りないのか両目を瞑って欠伸をした]
[瞬間。周囲の空気が変わった。風の流れが違う。何かに引き寄せられる感覚。何が起きたのか。それを把握するべく瞑った双眸を開く。
と]
…おおおおおおおおお!?
[吹き荒れる暴風。それに巻き込まれ流される。開いた瞳に映ったのは聳え立つ岩山、落つる稲光。そして岩山の間を吹き抜ける荒れ狂う風の流れ]
なん、だここっ!
ぅあぶねっ!!
[暴風に流され岩山にぶつかりかける。咄嗟に風を繰り、衝突を避け、安定して宙に浮く。自分はさっきまでこんな場所を飛んではいなかったはずだ。近くにある岩山の天辺へと降り立ち、風で周囲を探る]
……マジでどこだここ?
風の精霊力が強く働いていることは分かるんだが…あの街にこんな場所あったか?
─機鋼界・北東エリア:山岳地帯 ─
[自分は一体どこへ来てしまったのか。風で探りを入れて、分かったことが一つ]
[ここは人間界では無いと言うこと]
[ハインリヒ自身、人間界以外の存在を知ってはいたが、進んでそこへ行くことは無かったし、行く術も持っていなかった。故にここが人間界以外のどこであるかは分からない。しかし人間界ではないことは理解した]
…ここなら確かにディーデには見つからんよな。
[ぽつりと呑気な呟きが漏らされる。直後、上空の雷雲から自分の傍へ稲光が走った。飛び上がるようにしてその場から跳ね退き、宙へと浮く]
おわっつ!!
とにかくここからは離れた方が良いか…そのうち雷が直撃しそうだ。
[丸焦げは勘弁、なんて言いながら宙を飛びながらその場から遠ざかろうと適当に進路を取る]
[北か南か、どちらに行くかを決めるためにコインを弾き、そのコインを暴風に流されたりなんかしながら]
─屋敷・広間─
[落ち着かぬ機竜の従魔をしばし宥めて。
落ち着いたか、と思った矢先、金髪の少年は唐突に駆け出して。
言葉を交わす気配が伝わり、やがて、赤髪の少女が運び込まれる。
連れてきた青年は、言葉少なに広間を出て行き]
……ふむ。
あの時の『彼』だとして……あれから、何があったのやら。
[他者に聞こえぬ小さな声で呟く。
かつて、竜郷で出会った魔の者。
彼の青年は、自身に魔への興味を強く抱かせた者と良く似て、でも、どこか異なって]
ま、そっちはおいおい話でもしてみますか、と。
[呟いた矢先、感じたのは、新たな気配。
先に飛ばした無限の輪は、そちらへ向けて飛び行くだろうか]
さぶ……ねむ……
[北部エリア、自分のちからを活用し、身体を暖めながら散策を続けていた。
膝上丈のプリーツスカートが寒風にはためき、脚の付け根まで外気に晒されている。
代謝活性を行うということは急激に体力を消耗することで、リディは猛烈な眠気に襲われていた]
―しばらく前・屋敷―
[時空と火炎の竜コンビに案内されて、屋敷に足を踏み入れる。先客のイレーネには、軽く自己紹介などもして、時空竜の見つけた本を興味深げに覗き込む]
へええ、良く出来てる。さすが機鋼王殿。
[自分のデータも在ると判ると、ますます面白そうに鋼色の瞳を輝かせた]
――
■名前:ユリアン
■種族:精霊
■属性:雷撃
■職業:雷撃王の使い走り(自称)
■年齢:外見20歳前後/実年齢1000歳前後
────────────
雷撃王の側近。通常は雷撃王について精霊界、人間界などを渡り歩いている。
雷撃王本人が出ていきにくい場所、状況へ使者として向かうことも多いので自称使い走り。
本性は現雷撃王の気から生まれた雷獣、金の鬣と三本の黄金の尾を持つ稲妻の化身。
ユリアンという名を持つ前はライデンと呼ばれていた。今もそう呼ぶ者も居る。
――
[好きなだけ本をめくって、訪問者達のデータを眺めてから、厨房へ向かった時空竜を見送り、個室の一つに潜り込む]
おー、なかなかいい部屋。
[ごろんと寝台に寝転がると、くああ、と欠伸が漏れた]
小説家 ブリジット が参加しました。
―人間界・とある街の裏路地―
ん…?
[待ち合わせ場所への近道を通っていた少女は顔を上げた。
感じた違和感、それまでのどれよりも強くハッキリしたそれ]
「「影輝の…」」
はい?
[重なって聞こえた二つの声、或いは意志。
つい声に出して答えてしまったのはどちらに対してだっただろうか。
不用意だったと、自分でも即座に後悔した]
あっ、やだ…ミ……!
[周囲に渦巻いた同じような二つの力。
路地を抜けた先にいるはずの人…氷精の名前を呼ぶ間も無く。
抗する為の力を紡ぐ余裕も無く、彼女はそれに取り込まれていった]
……に、しても、だ。
[唐突な呼び込みへの疑問は、どうしても尽きなくて]
機精殿の調査とやらはどうなってんのかね……?
[今の所、なんら報せらしき物はないのだが。
どうにも、落ち着かないのは、気のせいか、それとも]
……起きたばっかりで、色々と馴染んでない……の、かねぇ?
「つまり、寝ぼけている、と」
[何気なくもらした呟きには、白梟から見事な突っ込みが来た]
[圧倒的な力の中、漠然とした感覚の中で足掻く。
引き寄せられるその先に、自らが属する力を見つければ]
あっち――!
[必死にそちらへ手を伸ばそうと試みる。
包まれた力の片方はそれを助けようとし、片方は僅か反発するか。
結果、場は乱され、力は弾けて]
きゃうっ!
[放り出されるように、そこへと転がり込んだ]
[ちりちりと、その存在を構成する雷撃の精霊力が、僅かずつ漏れて行くような感覚は、この界にやってきてからずっと感じていて…それは、フォロー可能な範囲のものではあったが、多少の消耗は避けられなかったようで]
……げ、て、なんだよ、ひでえなあ……
[近しい生命の娘が、予想通り逃げていったことは感知したようだが、それを追おうとはせずに…そのまま、意識を手放した]
えぅ、いたぁい。
[半ベソで額を撫でながら顔を上げる。
そこに広がっていたのは星空。
ではなく、それを模ったもの]
ええと。
ここ、どこ?
[周囲を見渡す。小さな部屋だ。
その中に満ちている精霊力は彼女にとって何よりも親しいもの。
というか彼女の属そのもの]
…何が起きたの?
[適当に取った進路は結果的に南へ。そのまま飛び続け、先へ進むといつしか周囲が岩山から緑が映える穏やかな気候の場所へと]
…こりゃまたのんびりするのに良さそうな場所で。
[口を突いて出たのはやはり呑気な言葉。その言葉とは裏腹に面食らってはいるのだが]
どうなってんだ?
さっきまで薄暗い雷雲が立ち込めた場所に居たと思ったのに。
まるで別の世界に足を踏み入れたみてぇだ。
[情報を得ようとぐるりと辺りを見回す。ここの風は先程の場所より穏やかなもので、探りを入れるにも余計な力はいらなかった。やはり人間界ではないことは理解出来、更には先程居た場所と界自体は変わらないと知る]
…さっきの場所もここも、世界としては同じ、か。
普通じゃあり得ない変化の仕方だが…ここは”普通”が通用しない場所ってぇことだな。
[しかしそれだけ理解出来れば今後必要以上に驚くことは無いだろう。もう飛ぶ必要もあるまいと草原に降り立った]
……なんだこりゃ?
[それと同時に目の前に現れた物体。鉄の輪のようなそれはハインリヒの目の前でぴたりと止まっている。浮かぶのは訝しげな表情。自分の知らぬ場所で何か分からない物が目の前に現れ。警戒しないはずが無い。輪を凝視したまま風を繰り、輪からの情報を得る]
……敵対の意思はない、か。
へ? 案内?
[齎された情報に僅かに呆気に取られ。敵対どころかどちらかと言えば友好的な情報が得られる。ハインリヒに案内するとの意思が伝わると、輪は先導するように移動し始めた]
…案内っても、どこに案内されんだ俺。
[右も左も分からぬ場所。変な場所に連れて行かれるのではと思ったが、現状一人で歩き回るほどのこの世界の知識も無い。大人しくその輪について行くことにした]
[安心できる気配の中、最初の衝撃からはどうにか立ち直り。
だが訳も分からず座り込んだまま、胸元に下げられた薄紫の石をギュッと握る]
……ミハエルさぁん。
[思わず呼んでしまう。困ったときの彼頼り。
だって突然の事で不安なんですから。仕様がないじゃないですか。
…これだから成長が、というツッコミは却下です。
この状況下、届かないだろう事くらいは分かっているのですが]
[そんな情けない声が響く頃、広間には新しくファイリングされたデータが増えていたようだ]
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■名前:ブリジット=レルヒェ(Brigitte=Lerche)
■種族:精霊
■属性:影輝
■職業:精霊使い
■年齢:外見年齢16歳程、実年齢は120程
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人間界を旅して回っている影精。
普段は人の姿で精霊使いを名乗り、多少の仕事も請け負っているらしい。
影輝王より下された「課題」に今も取り組んでいる。
以前よりは随分と安定したようだが、100年経過しても性格が変わるわけではなく。
基本的に好奇心旺盛で、おっちょこちょいな面があるタイプ。
身長は150cmちょっと。
腰の下まである銀茶の髪に、翠の瞳。
左手には中央の濃紫の水晶で纏められた精霊鋼の鎖細工、胸元には蔦のような意匠の精霊鋼で囲まれた淡紫の宝玉の首飾りを着けている。
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