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[周囲の様子をのんびりと眺めつつ、道を歩く。
久しぶりとは言え、記憶の中と変わらぬ風景は迷いを生じさせる事はなく。
やがて、準備の人でにぎわう丘の近くまでたどり着く]
……おーお、皆様はりきってらっしゃる……。
[軽い口調で言いつつ、煙草の封を切り。
のんびりと一本くわえて、火を点ける]
んー、邪魔しちゃまずいかねぇ……?
[単に、会いたくない顔がちらほら見えるから行きたくないとも言うが。
どうしたものか、と思いつつ、がじ、と頭を掻いた]
……ふむ。
[利吉がふら、と闇の中からにじみ出て、独りごちた]
まあ、得られる情報は、伝説は伝説、ということで終わるわな。
ましてや、あんな伝説じゃあ、な。
だが、それで終わっていない、ということもまた理解した。
そうでなければ、村中が総意を上げて、ここまで祭る必要も無いしな。
ただの伝説で終わるほど、風化していない。
つまり、そこまで古い物語ではない、ということか。
[利吉がタバコを取り出して口にくわえると、振り返って、遠めに花の咲かない桜を見つめた]
―――。
[その眼に、特に感情はない]
本当に聞いてもらえるんですか?
ありがとうございます!
[勢い任せに手を上下。
落ち着いたなら、ぱっ、と手を離して。
こほんと一つ、咳ばらい]
あ、すみません、いきなり…。調子に乗りすぎました。
[照れを隠すように、頬をぽりと掻いた。
歩き出す榛名について行きつつ、言い訳がましく]
どうにも古民家に関しては、年甲斐もなく熱くなってしまって…。
……と、あれ。
[ふと、目に入る人影。呼びかけに、きょとり、と瞬いて]
……榛? 榛名かあ?
[と、昨日見た人物も一緒にいるのだが。
目に入ったのは、幼馴染の方だった]
[榛名が立ち止まれば、同じように立ち止まり。
視線もまた同じ方向へと向ける]
…ん?
[見覚えのある顔に首を傾げ、さて誰だったかと思考する]
あ、昨日の美人なお兄さんか。
[闇の中、葉もつけずに風になびく桜の姿は、普通の人間にとってはどういう風に写るだろうか?
少なくとも、自分にとってみれば、ただの木でしかない]
事件、か。
何もおこらなければいいねえ。
[タバコの煙が、風に吹かれて飛散していった]
[謝る裕樹にはゆるりと首を横に振って]
ううん。
熱くなれるものがあるって言うのは、良いことだと思うよ。
それだけ、好きなことだ、ってことなんだから。
[にこりと、穏やかな笑みを向けた。
遭遇した幼馴染が自分の名を呼ぶことにふわりとした微笑を浮かべて]
帰って、来てたんだ。
久しぶり、だね。
元気、してた?
[気が急いたように軽く駆け出し、史人の傍に寄る。懐かしげに、幼馴染の顔を見上げた]
[訪れたのは葛木の家。
左手で鉄球を弄びながら、インターホンを押す。]
さて、史人兄さんははたして変わったのか変わっていないのか。
それなりに興味はあるな。
お、昨日の。
[やや遅れて裕樹にも気づき、短く呟いて挨拶するよにひらり、手を振る]
ああ、昨日な。
綾野の宮司就任祝え、って、親父と玲に脅されて。
[駆け寄って来た榛名に、冗談めかした口調で返す]
ん、三年ぶり……だな。
俺は見ての通り。お前は?
はーい!
[響いた呼鈴の音に軽やかな声を投げる。
パタパタと足音を響かせて、扉を開ける]
……晴美さん。
[その向こうにあった姿に固まりながら訊ねた。
向こうから家にくるのなんて、滅多にあることじゃない。
呼ばれて父親の代わりに渋々と行くことはあっても]
何か、御用ですか?
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