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と。りあえず。
[腹部を押さえた]
小腹が、空いた。
……集会所の設備、勝手に使っていいって聞いたし。
何か、あるかな。
なかったら、涙に訴えればいいだけだけど。
[広間には寄らず、厨房へと入っていく。
とは言え、広間からの行き来も出来るようで、防音設備もろくにない建物では、声も、内容までは分からずともかなりダイレクトに聞こえてくるのだが]
――集会所1階・厨房へ――
うん、たのしかった。
クーリェ、も、おどる、の?
[ローザに教わろうかと言うクロエに顔を向け、首が傾げられた]
ぎょうしょう、の、ひと、ふきかたも、おしえて、くれたの。
なれる、までが、たいへん、だけど、がんばってね、って。
…ダーヴェ、も、ぎょうしょうの、ひと?
[ダーヴィッドの方向に顔を向けようとしてズレたまま、言葉を紡ぐ。
首から下げられたオカリナが動きと共に軽く揺れた。
オカリナはそんなに高価なものではなく、至って普通のもの]
まぁ、それで忘れちまうようなもんならその程度だろうしな。
おやっさんもお前には期待してるみたいだし、オレも楽しみにしてるからな。
[飾り物のことはよく解らないけれど]
そういえば、おやっさんは元気か?
[思い出したように聞いてみる]
おやおやー?
どこからともなく、何かまた新しい証言が聞こえてきた気がする。
ゼルさんが、何やらやらかした、そうな。
これはミステリーの匂いがプンプンしてきましたなあ。にはは。
ふぇ?
わかったです。
[よく分かってない顔でゼルギウスに返してから、ロミルダは2人を見比べた]
んと、お知り合いなのですか?
や、ハインもそんなに悪い人ってわけじゃ。
むしろたまにぬけてるほう。
[庇うよにブリジットへと言うが、後ろには余計なものがついていた]
なにか、やらかしそうな人もいるらしいですし。
[ゼルギウスを見て、ローザを見て、ロミを見て。
またゼルギウスに視線を戻した]
あっちの男がゼル、ね。
[ローザが呼ぶ名前から、その名を把握。
実際に使うことがあるかは分からないが。
ユリアンがジト眼で見てきても、どこ吹く風で]
なんだよ、と言われてもなぁ。
[ロートスの追い打ちが聞こえたなら、楽しげに、ひゅいっと口笛を吹き]
それもそうか、ユーリだもんなー。
飾り細工やってんの?
ってことはうちの楽団もお世話になってるかも。
差し支えなければ出来たの見せてね。
[ユリアンの言葉ににこっと笑って手を振り]
クロエも踊る?
簡単なステップだから踊りやすいし、カーラも喜ぶと思うよ。
[人が多いとその分声も多く、新たに広間にやって来た人が居ても気付くことが出来ず。
挨拶はしそびれたままになってしまうか]
[その中でローザが上げた声は耳に入ったようで。
そちらに顔を向けつつ不思議そうにしている]
うん、今のはとても素敵だったから。
僕もカルと合わせられたら楽しいだろうなって。
楽器は…笛は吹けないし。
[カルメンに顔を向けなおして言う]
[イスに座ったまま、ゼルギウスの顔をジーッと見つめ]
先ほどの美人局という推理と、ゼルさんが何かやらかしたという言葉から、導き出される答えは!
[想像してみると、何か可愛そうなビジョンだった]
……。
……途中で止めるはずが止まらなくて、そのまま、アーッ!されちゃった?
真実は……いつも悲しい……。
[師に期待されている、との言葉にきょとり、と瞬く。
細工に関しては、ダメだし以外はもらえていないから、その言葉は少し意外で]
……そー、なの?
[思わず惚けた声が出た。
元気か、との問いには、うん、と頷いて]
そろそろ、蓮が咲くからね。
毎年恒例の、花モチーフの細工作りに忙しいよー。
[軽い口調で言ってはいるが、別れ際の複雑そうな表情を思い出すと、微かに陰りが過ぎる]
[久しぶり、というゼルに盛大なため息をついて]
あんたさぁ…急にふらっと居なくなったと思ったらそんな…
いやもういいけどさ、団長も皆も心配してたんだからね。
暇があったら顔くらい見せなさいよ。
あんだけ迷惑かけたんだから。
[ロミの方に微笑むと]
うん、ちょっとした知り合いなの。
いやいやぁ。これは手厳しいな。ブリジットさんも。クロエさんも
ミステリーもなんもないっすから。仕事柄ちょぉっとばかりもめることもないこともないけどね
[本気で疑われてるわけではないようだが楽しんでるような二人をみて、そして素直に頷くロミをみた。いい子だ・・・少し心が洗われて]
ぁあ、知り合い。同じようにあっちこっちいってたときに、ね。
しばらく楽団にやっかいになったときの縁だね
[赤髪の男から名を呼ばれて一度そちらをみたが、名前を覚えるために口にしただけのようで、視線をブリジットに戻して]
どんな想像しているのかはあえて聞かないでおきます
それで商品まで見なくなったら終わりだろうが。
いや、悪かったな、誤解してて。
[さらりと。本人はあまり反省はしていない]
神様、ねぇ…どうにも陸のもんには馴染めねぇな。
あのおっさんの言うことだしなぁ。団長だから誰も言わないけどさ。
[ユリアンの師匠には「おやっさん」自衛団長には「おっさん」
扱いが違うのは明らかだ]
一つ位は褒めるとこがないとな、やっぱり。
ほん、と、に?
うれしい。
うん、クーリェとも、いっしょに、たのしみたい、な。
[クロエに素敵だったと言われて嬉しそうに笑む。
大好きなクロエだからこそ、その想いもひとしおだった]
クロエさんが踊るなら、俺も是非見てみたいな。
そん時にはもう、俺、ここにはいないだろうけどさ。
[苦笑を浮かべるも、それが当然と言ったふう]
吹き方まで、ただで?
そりゃ、随分気前の良い商人だ。
まぁカーラちゃんに優しくしたくなる気持ちは分からんでもないなぁ。
[一人勝手に頷いた]
…ん?うん。俺も行商人の端くれだよ?
一応、商品はあるから必要なものがあるなら言ってくれれば出るかも。
出ないかも。
はい、もし良かったら教えて欲しいです。
僕じゃ人に見せるようなものにはならないだろうけど。
[含羞むように笑ってローザへ頷く]
本気で疑ってるわけじゃないですよ。
集められた理由が理由すぎだし。
[ゼルギウスに向けては肩を竦めた]
……って、お前らなー。
「そうそう、ユーリィだからー」
ロートス、お前、少し黙れな?
[ダーヴィッドと、鸚鵡の言葉。
からかわれているのはわかるものの、ついつい反応してしまうのは昔から変わらない]
ん、ああ。
お師さんが、楽団に細工を納品してるはずだよ。
俺のはまだまだ、売り物にもできないけど、ね。
[手を振るローザに向けるのは苦笑い]
[クロエの言葉に、ブリジットはコロコロと笑い出した]
にはは。大丈夫。
本気で考えているわけじゃないですよ。
見た目から悪そうな人が、実際に悪いなんてのは、推理小説では2流です。
たまに抜けているという点も加味して考えられるのは、実は家が花で満ち溢れていて、毎日毎日優しげに話しかけているギャップ萌え?
む。それもまた怖いことは怖いか。
[自分で言いながら自分で否定した]
いやー。だって俺そもそも流民だし、ちょっと気分転換にコミュニティと筏とを繋いでいる縄を外しちゃったらいつの間にか流されちゃって
[当たり前です]
…うん。ごめん。でもローザも元気そうで
挨拶は…こっから解放されたらってことになるけど、皆も元気かな
…いやいや、ちょっとまて、ローザもここにきてるってことは?…ことなんだよな?
[俺ならともかくなんて、胡散臭そうにみられるとおもってしまう不思議だが真っ当な感覚を抱きつつ、今更気づいたように言う]
うん。聞かないほうがいいと思うよ。
私の頭の中で結構とんでもないことされていたから。
[ゼルギウスにいともあっさりとそんなことをにこやかに言い出した]
わ、ゼルさんも楽団にいたですか?
すごいです。
[楽団にいた=ローザと同じようなことをしていたと思ってるらしい。
そっちに全意識が行っていたおかげで、ブリジットの推理が聞こえなかったのは多分幸い]
そだな。ざっと見。地元の人間も最近来た人間も。少し前から定住しはじめた人間も…子供も大人も。…ブリジットさんもカーラもいると……
見事にさっぱりだな。
[と肩を竦めていうクロエに同意を返した]
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