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―東部・湿地帯―
[広間を出て飛び立った後、彼女は東を目指した。
巨大烏賊に気付いた時に見た風景はこんな感じだったか。
羽ばたきを抑え、徐々に高度を下げると苔の生えた岩に降り立つ]
――臭、い。
[ユーディットによって屠られた烏賊の屍骸が異臭を放っている。
だが、その身は既に半分以上なくなっており、
屍骸を貪る者の存在を知らせる]
ナイフ、探さなきゃ――。
全くだわ。
アタシなんて上司すら敵よ。
[尤もそれは私怨なのであるが。
思い出して腹が立ったのか、少し難しい顔をしている。
相手が己の女優発言に特に反応しないのと同様、こちらも相手の表情が乏しいことは気にならないようで。
相手への興味が薄いようだ]
あの姿だと意外に便利なのよー?
相手を油断させられるしぃ。
シャッテンは表向きの姿。
執事の顔と、裏家業の顔も持つ。
本当の姿を欺くための二重の仮面とでも言うのかしら。
まぁこんなことしてる半分は暇潰しだけどぉ。
[どこまでが本気でどこまでが冗談なのか分からない笑みを浮かべる。
暇潰しの部分は本当っぽいが]
やーん、振り払われちゃうの?
つれないわぁ、出来るなら仲良くしたいところなのにぃ。
……ある意味、ここ自体が『娯楽施設』みてーなもんだろ?
ま、こっちにゃ迷惑極まりねぇがな。
[言葉は、どこかはき捨てるよな響きを帯びる。
が、それはすぐに掻き消えて]
そこまで柔な作りだったら、そっちの方がどうかと思うが……。
[ぽっくり、という物言いに、呆れたようにこう返す。
続いた疑問には、まあな、とどこか曖昧に返して]
じゃあ、貴女も奇遇ですね。
散歩目的で、全員が此方に来てるなんて。
[まぁ、確かに暑い所よりは散歩向きでしょうか。と
僅かに言いよどんだ言葉には、気を止める様子を見せずに。
小さく笑うと、触れる手を握って引き上げる。]
此処まで来るのに、危なかったでしょう。
怪我は、ありません?
[探し回る事、小一時間。
藍色の鞘を見つけたのは、生い茂る羊歯の中]
あった――。
[汗ばむ額を手で拭いながら、ほっと安堵の息を吐く。
烏賊の屍骸から北東にしばらく行った所、
恐らく、湖へ向かう途中で転んだ時に落としたのだろう]
ごめん、ね?
もっと大事に、持ってる――から。
[両手で鞘を包み込み、上着の内側へ仕舞う。
そして、満足そうに飛び立とうとしたその頭上に――
巨大な影が落ちた]
そんなものだろう。
[目の前の人物の場合、自身の行いにも問題がありそうに思ったが。
わざわざ口にする必要も無い。]
――確かに、あれだと油断もするだろうな。
ちなみに、実際の「腕」の方は?
主に、家事の。
[口調だけは、冗談めかしたもの。
敢えて、戦闘の方は問わなかった。]
「周りは全て敵」だよ、ルージュ。
[仲良くしたいと願う相手に向けて、簡潔に述べた。]
さて、他に用件は?
…あー、それはちょっと勘弁して欲しいですね。
暇つぶしには不向きですもん。
[へら、と何処まで本気なのか笑みを向けて。
続く言葉と、呆れた様子におや、と一度翠を緩く瞬いた]
いやー、世の中には居るかもしれませんよ?
見た者を心臓麻痺させるような風貌で、世の中をのし上がるツワモノが。
そうしたら、僕のガラスの心臓なんて間違いなく一発でぽっくりです。
[紡ぐ言葉は、至極真面目な響き。
返る曖昧な応えには、不思議そうに首を傾ぐも
深く追求することはせずに。]
北は、岩場。
東に湖があって、西に木があって。
南は、砂だからきらーい。
[ぷらぷらと、膝から下を揺らしながら呟く.
そのまま、いつしか*うとうとと*]
[見上げれば、鶏にも似た巨大な鳥。
探し物に夢中だったからとはいえ、その羽ばたきを
耳に入れなかったのは不注意にも過ぎたが]
鶏――?
[暢気に姿を見上げる彼女を何と認識したのか。
怪鳥の足が伸ばされ、大きな爪を持つそれが自分を
鷲掴みにしようとしているのだと分かれば慌てて地を蹴り、
後方へと飛び退る]
ご飯じゃないよ、ないよ。
食べるならあっち――っ。
[腐り始めた烏賊など、怪鳥とは言え食べないだろうが]
[エーリッヒに引き上げてもらい、パンパンと軽く服についた土を払うと]
ありがとうございました。そうですよね、暑いよりは涼しいほうがいいですよね。
[そう言ってにっこりと笑う。
だが、危なかったでしょうという言葉にふと思案する。
そういえば、中央部以外にはクリーチャーの類が放たれているという話。ぼんやり歩いていた間に遭遇してもおかしくはなかったはず。
だが、思考はそこで行き止まり、運が良かったという結論に。]
ええ、大丈夫です。幸い、危ない目には遭わなかったようですから。
[飛び立てば、怪鳥も追うように羽ばたく。
風圧で崩されるバランス。
振り向けば、再度伸ばされる足が見えて]
や―だ――っ。
[あんなものに掴まれては堪らない。
彼女の頭の中では更に、怪鳥の雛鳥が大量に口を開けて
餌を待っているところに放り込まれる己が姿まで連想され。
ふつ――と、一本何かが切れた]
ご飯じゃないって、言ってるの――っ!!
[振り上げられた翼、その羽先が怜悧に光を反射する。
硬質に、鋭角に、形を変えた無数の刃を備えて
叩きつけられた翼は次の瞬間には紅に染まっていた]
油断させる実績は折り紙つきよぉ。
裏家業の方もそれで何度も仕事こなしてるものぉ。
家事の腕?
さぁ、どうかしらぁ。
イイオトコにだったら振舞ってあげても良いわぁ。
[真っ赤な唇の両端を吊り上げて、はぐらかすように答える]
アタシの腕だったらそのうち分かるんじゃないかしら。
何せここは『遊戯』の場だもの。
[相手がぼかした問いの答えを曖昧に答えて。
全て敵と言われると大袈裟に肩を竦めた]
寂しい限りね。
けど、アタシ達が対立するのは得策じゃないわ。
こんなところで生を終わらせたくはないでしょ?
[少なくとも自分はもう少し人生を楽しみたいと思っている。
ここで途切れさせるのは、本意ではない]
そうねぇ、不安要素は無くなったし、後は良いかしらぁ。
[紅い唇に人差し指をあてて、少し考えるようにしてから答える。
答え終わると足元から影が布のように伸び上がり、ルージュを包んだ。
漆黒なる影が霧散した後、そこに立っていたのはシャッテン──オトフリートだった]
それではこの辺りでお暇すると致しましょう。
女性の部屋にあまり長く居ては失礼ですしね。
[その口調、物腰はルージュのそれとは異なる、今まで皆に接してきたものになっていた]
勘弁してほしい、って言っても、聞きゃしねーだろーが、な。
[ぼやくような物言いは、こちらもどこまで本気なのか。
続いた言葉には、何やら思案の素振り]
……お前、『狩り』系の仕事には向かんな。
[ぽつり、呟く。
突然変異で発生した暴走クリーチャーの中には、視覚破壊兵器も多いらしい]
……っていうか、それ、運だけの問題かね……。
[それから、ナターリエとエーリッヒの会話に、思わずぽつりと呟いてみたり]
如何致しまして。
ほら、暑いと気分転換に散歩に出ても…暑さでイライラしません?
寒くてイライラするって、あまり聞きませんし。
[女性が服を叩く様子を見つめながら、
向けられる笑みに、此方も薄く笑みを浮かべて。
続く言葉には、そう、と一つ頷いた。]
――それなら良かった。
あまり、安全な場所とは言えませんしね。
[ポケットにねじ込んだ端末を引っ張り出す。
半分黒く潰れた液晶を見やって、あ。と一言言葉が洩れる。]
一発で端末がいかれちゃう位には――
足場も、悪いですし。
そうですね。私も怖いのはちょっと。
[そう言って苦笑い。そして、アーベルを見やると]
でも、私もアーベルさんのその銀色の羽は美しいと思いますよ。
[そう言って、アーベルに微笑みかける。]
[耳を劈くような怪鳥の悲鳴に顔を顰める。
骨を切断するには至らなくも、力任せに刺さったそれは
めきりと音を立てて怪鳥の足を軋ませた。
両足を地に着け、左翼で眼前をさっと庇う。
相手に突き立てた右翼を引き抜き、
相手の血流が幾分収まったところで宙に飛び立てば、
勢いの良い羽ばたきに、浴びた血液が振り払われ周囲に散った。
痛みに気取られ動きが止まっている隙に、一気に高度を取る。
高さは力に変わる――両翼を一纏めに束ね、重力を乗せて
翼の全質量と全体重を乗せた一撃をその頭上へと振り下ろした]
それでは、私には無縁な話だね。
残念な事だ。
[家事の腕に関しては軽く答え、
「その他」の腕については頷きのみを返す。]
対立が得策でないのは、確かだな。
無益に敵対する気は、少なくとも今のところは無い。
生を終わらせたくも――ないだろうから、ね。
[まるで、他人事のような言い草。]
何かあれば、また来ればいい。
「ブリジット」ではなく、「私」の方にね。
それから――奴の方でも無いほうが、いいかな。
[目の前の相手を見て、思案げに言う。具体的に何を思ったかは、さておき。]
刺されそうだ。
[赤から黒へと変わる彼に眼を細める。]
そうだな。
異性の前で、このような格好でいるのも失礼だろうしね。
[彼女の口調は変わらない。
緩く首を傾げる仕草は、ブリジットに似ていた。]
…聞いてくれませんかね? 僕ら用の娯楽施設の導入。
暇なのは、あまり性に合わないんですけど。
――危なすぎる暇つぶしは、個人的には好みじゃないんです。
[趣味で時間を潰すなら、もっと平和的なのが良いですね。
とか、何だか論点がズレているが、気付くことはなく。
続く言葉には、きょとりと翠を瞬いた。]
狩り、ですか?
やった事ないので、向いてるか如何かは知らないですけど――
まぁ、貴方が言うなら、向いてないんでしょうね?
[けら、と笑う。然程気に留めてない様子。]
[それは相手を昏倒させるには十分な威力で。
怪我をした足の所為で千鳥足にもならず、
ばたりとその場に巨大な体躯は倒れ込んだ。
地に落ちる前に両翼を開くと再び上空に舞い戻り、見下げる。
ぐってりと伸びた姿にはふと同情を抱き]
――ごめん、ね?
でもでも、“せいとうぼうえい”だもの。
[物騒な場所からは早く帰ろう。
ひらり翼を翻し、紅を散らしながら少女は南西へと飛び去った]
―→中央部建物・玄関前―
……え。
[ナターリエの言葉に、惚けた声と共に、一つ瞬く。
いきなり言われて驚いたのか、素で言われて驚いたのかは、定かではないが]
ああ……それは、どうも?
[それでも、すぐにペースを取り戻し、冗談めかした口調で言いつつ、一礼してみせる。
ふわり、と。銀色の羽が舞った]
[そこで、はっと気がついたのか、エーリッヒの方を向き]
そういえば、自己紹介をまだしてませんでした、よね?
はじめまして、私はナターリエ・ヘルゼーエンと申します。
どうぞ、よろしくお願いします。
[そう言ってぺこりと一礼。もし、近い将来闘う運命にある相手だとしても、礼を欠いてはいけない。]
聞いていれてくれるくらいなら、最初っからあるんじゃねーの?
ま、廃墟ん中には、古いモンが色々と残ってるらしいから、探せばなんか出てくるかも知れんが。
[ピアノの話はしないものの、そう言って。
論点のズレには呆れたような表情を僅か、覗かせたが、突っ込みは避けておいた]
『狩り』系のターゲットには、ゲテモノ多いからな。
心臓にいいぞ、かなり。
[きょろりきょろりと周囲を見渡しながら]
――建物の近くは、何もいないの、ね?
[十分な高度を保ちながら地上を眺めれば、
帰りの道中でも怪物の類を発見する事はできたようで]
あまり――遠くには行かない方が、良いみたい?
[ふと、高い空を見上げて]
――でも、それってつまんない。
こんなに広い、のに。
こんなに高い、のに。
[何処か釈然としない様子で、今度は俯いた]
…ブリジット様は未だ戸惑いが多い様子。
相対する者は少ない方が良いですよ。
では何かあればまた。
そちらも何かございましたらお呼び下さいませ。
…折角あちらを出せる相手が居ると言うのに私でなければいけませんか。
その方が良いと仰るのでしたら、そのように。
少々残念ですが。
[苦笑の後に承諾するように頭を下げて。
未だ口調の変わらぬ目の前の相手には深緑の瞳を細めて]
『アタシは心は女性よぉ?』
[口は開かず、声だけが聞こえた]
それでは失礼致しましょう。
出るところを誰かに見られても面倒ですので…。
[そこまで言うと再び影がオトフリートを包み込んだ。
ズズ、と言う音と共に影は小さく床に沈んで行く。
影が完全に床に沈んでしまうと、そこには何も*残らなかった*]
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