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いた……
……ロザりん、さん……っ!?
[三人の姿を見つけ、白は大きく羽ばたいて速度を落とす。目に飛び込んできたロザリーの顔に浮かぶ邪悪な笑みに、瞬く]
[竦む様子に、刹那、きょとりとするものの]
っとに……。
床に転がって寝てる子があるか。
あんな寝方じゃ、節々痛めちまうだろうに。
[かける言葉は、ごく何気ない日常の話題。
口調には、無事である事への安堵が込められて。
それから、視線はロザリーの方へと向けられる]
しかしまあ……お嬢様が『堕天尸』とは、さすがに思いもよらなかったねぇ。
[ゆるりとした視線で、新たに現れた人々を眺める]
…あーやはこんなにエリカちゃんを心配してるのに。
もったいないな。
そういうの、全部気に止めない世界にいるなんて。
[眺める視線の中、最後映った、エリカに向け呟く]
[鼻に皺が寄せ、嗤うロザリンドを睨み付けた。
翼を苛立たしげに鳴らす。]
……そうだな、一日無駄にした様だ。
[ロザリンドの背に翼はない。油断なく距離を測る。
追いついてきたオーフェンの声を背で聞き、目を眇めた。]
[ 人がかなり集まった様子に、ケラケラ嗤い続ける。]
嗚呼…弱りましたね…。
もう少し、姿を隠せると思ったのですが…。
[ 背中の羽根を大きく広げるも、その色は金に輝く。]
さて、私にできることは。
多少無理してでもこの場を乗り切ることですね。
荒っぽいのは嫌いなのですが。
[ 綺麗な笑顔を浮かべて、小首をかしげる。]
[久しくされていなかった、呼び名。
瞬きと共に、そちらに視線を投げて]
……アタシも、バカだが。
アンタも大概……だね。
[呟きは、届くか届かないか。
届いたとて、意味をなせるとは、少し、思い難かったが]
……、
[ふる、と小さく首を振った。
何に対してか、不確かに。
或いは、何に対しても、拒絶するように。
淡い金は、以前よりもひかりを失って]
[ジョエルの言葉には、ふわ、と殆ど戻りかけている翼を揺らして]
どうするか、か。
…俺はとりあえずは…することあるけどね。
[自分の首の後ろをさすりながら、天井を仰ぎ見た]
[カレンの言葉には、首を傾けて。]
俺?
俺は…とりあえず、やるべきことをやって。
それから…
[ぼそぼそと口の中で何か言って俯いた]
……乗り切られても、アタシとしちゃ困るんだが。
アンタに乗り切られる、って事は、色々と崩れちまう事になるから、ね。
[翼を広げるロザリーの動きを伺いつつ、手に集わせるのは、紫星の力。
立ち位置は自然、エリカやオーフェンをいつでも護りに駆けられる位置へと定められ]
可哀相だと言われても、ね。
俺が、そんな風に言ってほしいのはロザリーちゃんじゃないし。
[顔を上げて浮かべるのは、やはり笑み]
どうだろう?ロザリーちゃんが俺の願いを聞いてくれるかは別だろうしねぇ。
[広げられた金の翼を眩しげに眺める]
……うそ、だ……よ?
ロザりんさん、何……で?
羽根、だって……綺麗、だよ?
[金に輝く翼を見ながら、ばさりと翼を羽ばたかせ、近づこうと]
[ラスの言葉に、ふっと口元が笑った]
やることが出来ただけ、進歩だな。今でも結界樹から出てこない、なんて言ってたら怒っていたかもしれない。
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