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分かった。じゃあ台所行こうか。
[寄ったままの眉に、コツ、と頭をぶつける。
顔を近づけたままそういって手を握る]
冷静でいろって方が無理だよね。
何だか嫌われるようなことしかしてないみたいだね。
[ローザのことも思い出し苦笑が深まる。
それもロートスを撫でるのを見て、鳴き声が返るのを聞けば緩む]
信仰は時に心も忘れさせてしまう。
そうならないでいたいんだよ。
[静かにユリアンを見て、笑みを交わす]
無理は、しちゃだめですよ?
[心配そうにブリジットに言って、他と一緒に広間へ歩き出した]
レベル?
[ゲルダにはこてんと首をかしげた後で]
ユーリにぃと、ダーヴさんですか?
ちょっと似てると思うですよ。
[ロミルダの視点から事を述べてみた。
根拠はないかも知れない]
……あら。
てっきり、何か現物要求されるかと身構えちゃいました。
キスとか。
[即答するダーヴィッドに、唇に指を当てながら口の端を上げた。
ちなみに、ブリジットの血に関する回答にはノーコメント。仕方ないと言った様子で、後からついていく形で、広間へと戻る]
うん、大丈夫だ。ありがとう。
[汚れた布を繋いだのとは逆の手に持つ]
あ、そっちも頼めるんだ。
カル、それでもいいかな?
僕も笛の手入れの仕方とかは詳しく知らないし。
[同じく普段の雰囲気に戻りながら、カルメンに尋ねる]
そのうち、は大分先になりそうです。
[微笑むブリジットに、これが母親の笑みかな、などと思いながら]
愛する、愛されるっていうのは……
曖昧なものですよね。
形がないから。
まあ。
愛されたことがない――なんてことは思いませんが。
[釣られて眼を細めながらも、口にする台詞の温度は若干低い。
それを、小さく笑って、掻き消した]
愛、愛って繰り返していたら、くすぐったくなってきちゃいました。
……。
[ゲルダのダーヴィッドの好感度が上がる発言に張り切った様子が見えたが、エーリッヒを心配してダーヴィッドを連れてくるというのを見ている限り、
エーリッヒ>>>(超えられない壁)>>ダーヴィッド
なので、少しぐらい上がっても意味無いんじゃないかと思ったが、人の身体にかかわるようなので、珍しく自重した]
[ロミルダの回答は不意打ちで。
広間に差し掛かったところで、思わず足を止め口に手を当てて、噴き出すのを必死に堪えた。そこまで笑いそうになった要因は、先のダーヴィッドとの会話――子供と同レベル云々、が原因だが]
……ロミルダちゃんは、お利巧さんですね。
そうですね、似ているかもしれないですね。
[額に何かがぶつかる。
声の近さからそれがクロエの額だと知ると、ようやく眉が戻った。
握られた手を、軽く握り返す]
うん、だい、どころ、いく。
[言って、にこりと笑みを浮かべた。
ユリアンからオカリナのことを聞くと、顔を少しそちらへと向けて]
ユーラ、おゆ、ありが、と。
オカリナ、おねがい、しても、いい?
[頼みながら、空いている手がオカリナを探した]
[カルメンとクロエの様子に、改めて仲いいなあ、と和みつつ、桶をひょい、と手に取る。
教会についての評価は、それ以上は口にしなかった。
否、できなかった、が正解。
否定的な言葉を紡ぐ事で、微かな痛みが走っていたから]
心無くせば、光なく
後は哀しき虚ろだけ
だから、心は失わず
先を見つめて、進み行こう
……って感じかな。
[ごく何気なく、母が歌っていた歌の一つ、その一説を口ずさむ。
歌い方も慣れたもので、それが以前、演奏を巡って交わした言葉を覆すものとは無自覚なまま]
[ゲルダの言葉を聴くと]
見えなくても、触れられなくても、形が無くても、そこにあるものだって存在するでしょう?
それを確かめようなんて思うから、難しくなっちゃうのよ。
例えるなら、愛は空気みたいなものだと私は思うかな。
ほら、山の空気は気持ちいいとか、水辺の空気は美味しいとか、そういう自分に合ったものを見つけるようなもの。
それぐらい簡単な気持ちで考えておいたほうがいいんじゃない?
[よいしょ、とばかりに腰を落として。
まずは改めての意識の確認(鎖骨叩き)と、呼吸の確認。
脈取ったり、外傷を服の上から確認したりなんだり。
出来うる限りに、エーリッヒを診断してみる。
それでも時に意識は、今までの会話の方へ]
…ロミちゃん。
俺は男前。あいつはしょーわる。
けっして、似ていませんのことよ?
[そもそもから間違っていることではなく、ツッコミはそっちに]
ん、ああ、任せとけ。
ちゃんと手入れしないと、こないだの約束も果たせないからな。
でも、今は両手塞がってるから、後でな?
[オカリナを探すカルメンにこう言うと。
とにかく、桶を片付けようと、*階下へ向かう*]
えへ。
いつまでも子供じゃないですよ。
[周りの大人たちの顔を代わりばんこのように眺めながら、大人だと言われたことにはちょっぴり偉そうな振りしてそう言ってみたり]
ふぇ。
お利口ですか?
[でもゲルダの言葉を単純に捉えて嬉しそうにしている辺り、やっぱりまだ子供だったりした。
そうこうしているうちに広間に着く]
―台所―
[水を流し捨てた後。壁に手を着き。大きい呼吸を幾度か繰り返す]
…最悪は…問答無用で筏ごと燃やされるとでも思っておきますか。
[冷徹に。そのようなことを考えながらも気分を落ち着けるために深呼吸を繰り返す
別に。むせ返るような血の匂いに今更気分が悪くなったとか。そういうわけではない]
…いっそ…誰でもいいから犯人に仕立て上げれりゃ一番楽なんだがな
[ぼそりと呟いたのは。真の意味での解決にはならないただの利己的な思考。そんな思考を紛らわすためにかしばし静かに目を閉ざし…]
戻るか
― →広間―
現物要求とか、明らかにそれは好感度下がるよねー。
してもらえるなら、拒む謂れもないけど?
ってなわけで、如何でしょう?
[唇を指に当てる仕草に眼を遣りながら。
拒まれることは分かりきった上で、尋ねてみた。
おそらく、ブリジットが考えている程度のことは理解できてもいるのだろうが。
そのうえでなお、この男は気にしないらしかった]
[ユリアンが口にした一節を聞き、色映さぬ瞳をぱちくり]
ユーラ、おうた、じょうずー。
[拍手しようと思ったが、片方手を繋いでいるのでそれは断念した]
[ちょっと離れた場所で、エーリッヒとダーヴィッドを心配気に眺めながら]
ほぇ。
男前と、しょーわるってどう違うですか?
[しょーわる=褒め言葉。
昨日ゼルギウスに言われたことを未だ鵜呑みにしているロミルダだった]
……。
[ブリジットの話を黙って聞いていた。
言葉を探すように視線を彷徨わせていたが、ふと目を伏せ、小さく息を吐くと]
つまり。
その空気がぴったり合ったのが、今の旦那様と。
[ある意味、地雷を踏みにいった。]
[約束、と聞けば顔には喜色の色]
うん、きょく、おしえて、もらうのー。
じゃあ、あとで、おねがい、ね。
[部屋を出て行くユリアンには、引き留めずにそんな言葉を向けた]
ダーヴィッドさん呼んで戻ってきたか。
とりあえず、少しはマシになったと思うぞ
[と床を見て言いつつ。そのおかげで自分も若干血に汚れているが、さほど気にしないのは。前回よりもスプラッタ度が低いからかもしれないやつ]
とりあえず、がんばれ。釣竿遠投師には難しい
[ゲルダが先程いった言葉を冗談のようにも皮肉るようにもいいつつ、診察してるようなので滅茶苦茶任せた]
ああ、今は僕が持ってるよ。
でもカルが直接渡すのがいいかな。
[表面だけは綺麗にした、布と一緒に持っていたオカリナを空いているカルメンの手に触れさせる]
…良い詩だね。
[カルメンの声もあってそれが歌詞であることに気づいた。
もしかして、とは思ったが、何となく尋ね損なう]
うん、じゃあ僕らも行こうか。
[手を引きながら部屋を出て下へと向かう]
ブリスさんも、しょーわるだったですか?
[やっぱり意味を取り違えたままなので、張り合うブリジットに素直に感心の目を向けた]
純粋さは一種の武器ですよねえ。
[嬉しそうなロミルダに、しみじみと頷いて]
なるほど、わかっていらっしゃいます。
そういう物分りの良い方は嫌いじゃありません。
[ダーヴィッドへと向ける口調は、やや偉そう。
遠回りな拒否だった。
レベルに関する反論をするさまには、指を下ろして]
そうですね。
一方的に、知りもしない人を嫌ったり、むきになったりしませんものね。
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