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……助け?
[イレーネの呟きに、そちらを見やり]
……ただ、望むものをあたえるだけじゃ。
本当の意味の、助けには……ならない。
それは、目を閉じさせることだから。
………だが、そんな事はもう、どうでも良いのだ。
[辺りの気温が下がるだろうか。]
[冷気は、ベアトリーチェの足元へ収束してゆく。]
いまは、それを元の通りに封じること。
そして元の日々を取り戻すこと。
[アマンダは首を振る。長い髪が揺れる]
ちがうよ。それは、ちがうよ。
それはやりかたであって、欲しいものじゃない。
・・・・・・・
私は、ベアトリーチェに、聞いているの。
[それはフィロメーラに向けてなのか、腕に抱かれた書になのか。ただ、アマンダが聞きたいのは、子どもの答え。
それによってアマンダも、心を決めようと思っているから]
新しい世界が得られるなら、それでもマシだがね。
書は……何も、与えはしないものだから。
[アーベルのため息に、こぼれるのは、ただ、苦笑]
[鍵はまだ、扉を開くことはありません。けれども渦巻く力はだんだんに高まって来ていて、それは時間の問題のようにも思えました。今のベアトリーチェに、力なきものはそばに近寄ることすら出来ないでしょう。]
……そうだったんだね。
[それは誰へと云った言葉だったでしょうか。]
―→遺跡―
[気配を探りながら、そちらへと近づく。
きらきらと光るかの女を、
冷たい空気をまとうかれを、
見たとき、少し、寂しそうな顔をしたかもしれない。]
[アマンダはとっさにミハエルの冷気に抵抗しようとした。
昨夜、目の前の小さな少女を貫こうとした霜柱は記憶に新しい]
ミハエル、待って!
[思わず背に庇ってしまったのは、自分と千花の関係を重ねてしまったからだろうか]
もう遅いんだよ、アマンダ。
ベアトリーチェの望むものは、手に入らないから。
[迫る冷気に逃げるそぶりも見せずに、ベアトリーチェは微笑います。]
わたしはただ、望みのために動く。
それじゃ、結局助けにもならないの?
フィロメーラも、それを知らないの?
[書の使い方を間違えれば。
全ては無に帰してしまうのだ。
皆の言葉でそれを改めて思い知る]
どうすれば良かったの?
[ハインリヒの言葉を繰り返す]
[アマンダは叫ぶ。言葉遊びは好きじゃない]
ああ、もう! わからないわからない!
遅いって、手に入らないって、聞いてるのはそれじゃない!
何が欲しいのかも教えてくれないんじゃ、わかってあげる事も助ける事も手伝う事も出来ないんだよ!
[それでも背には庇ったまま]
[氷の精と地の精。
ふたりの動きに、ため息を吐く。]
……書を前に他の争いか。
[ため息を吐いて、]
そんな悠長なことをしている暇はないだろうに、精霊は愚かしいな。
[言の葉は小さく、それから、ひかりをまとう、書を持つかの女に近づく。
かの女と、精霊に。]
救いたいと言う気持ちは……間違いじゃないよ。
[俯くイレーネに、静かに告げて]
……書の真実を知ってるのは、恐らく混沌の王。
そして、秩序の王。
それ以外だと、ある意味本質的に近い、我が王……虚の御方。
そして、その知識を押し付けられた、俺くらいのもんだろうな。
天聖なるものとはいえ、一介の精霊の知る所ではあるまい。
知らなければ、よかった。
知りたいことは、知れなかった。
[それきり、アマンダから眼を逸らすと、歩みを進めるティルへと向けます。]
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