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誰か見つけた? 花。
つれておいで。
[呼び、そしてふと再び感じた森の中の人の事。]
――まだ、誰か迷子?
[再び根を放ち、土の下から地上を探る。
立ち上がり、少し考えて、飢えたばかりの種に力を注いだ。
この森とは違う、目と同じ紅色の花が咲いた。]
[囁くよに啼くは、索冥と呼ばれる白金の麒麟]
私の助力を必要とするなれば、そなたが望むまま導かれるが良い。
[白金の獣は蹄を地に付ける事なく、ふわりと乳白色へと駆ける。
背後で羽ばたきの音が耳に届いたは、気のせいや否や。
そを確かめるでなく、淡い菫色が追うは花びらの蝶。
ひらひら、はらり。
屋敷外の時空の歪みが機鋼王の賜り物に如何なる影響を与えるかは、未だ誰も知らぬであろう一つ]
え、僕あまりにも疲れすぎて、歩きながら寝てるとか?
そうだよね、まさかいきなり空間が変わるっていうよりも、
そっちの方があり得るよね!
[ぱちんと自分の頬を叩いてみると、きちんと痛みはあり]
痛みまで感じるとは、なんたるリアルな夢。
って――ん?
[何やら懐かしい気配を感じて空を見上げると、
ユリアンの頭上を飛ぶ、紅色を纏う三つ羽の蝶]
[その姿を見た瞬間、風がざわめき、
木の葉を揺らし、吹き飛ばす]
「はな」まで夢に出てくるとは…
って、風。そこで焼き餅を焼くな。荒れるな。
もう僕が「翠樹」の力を借りることはない。
お前だけだから!信じろよ。
[と何やら本命の彼女に浮気がばれた時のような
言い訳をしていると、突如麒麟が目の前に現れて]
え、あ、何だ、こりゃあ。
キミ、誰?一体、何?
[大根run…もとい大混乱中。
驚いてへたり、麒麟の前でへたりこんでしまった]
――っ!
[乳白色の霧に視界を阻まれ、棹立ちになって蹄で霧を掻く。
人であろうとなかろうと、誰も傷つけたくはない故に]
……あの、お怪我はありませぬか?
[白金の麒麟が口を利く様が、風人を驚かせるかなどは気付く余裕もなく。
ハイン殿に似た気配に長い首を傾けつ、へたり込んだ姿に問うた]
[どうやら花にも近付いているようだ。
伸ばした根を地面に手を当て、体内へ戻す。
それから再び歩いて、そちらに向かった。
"自分"ではない"前任者"の記憶に残った顔が、そこにあるなどとは考えつくわけもなく。]
[目にした光景に、少し離れた位置で足が止まってしまった。]
[見知らぬ獣(麒麟なんて生き物知らないので、
ユリアンにとってそんな認識)が突如喋り、頭が真っ白]
うわっ!僕の想像力、物凄く豊かなんだな。
は、はい!怪我はありませんでございます!
だから、食べないで!食べても美味しくございません!
それなら何か作ってあげるから、そっちを食べて!
[袖口を咥えられ、ますますパニック。言葉使いが滅茶苦茶]
[袖を咥えた状態では口が利けず、とりあえず立つ様にと促して。
やけに慌てる様子にそこはかとなく共感を抱きながら、首を振った]
……いえ、食べたりなどいたしませぬ。
お怪我がなければよろしゅうございました。
少々急いでいたとはいえ、申し訳ございませぬ。
[未だ花びらを追うつもりであった為、人の姿に戻る事なく。
深く首を垂れてから、再び蝶を探して視線をさ迷わせる。
そうして、捉えた微かに笑う声に、麒麟となっても長い白金の睫毛を瞬かせた]
[目の前の獣さんに謝られれば、ユリアンも少しは落ち着き
立ち上がって、頭を撫でようとする]
あ、ごめんね。驚いていろいろ叫んじゃったけど。
食べないんならいいんだ。うん、ごめん。
[そしてその麒麟の視線を辿り、目に入った人物をみて
ユリアンは目を見開いた]
――ティル。
[思わず自然に口にでた名前だけど。
よく見るとティルとは全然違う人で]
あ、ごめん。知り合いによく似てたから、
間違って呼んじゃった。こんにちは。
[心の琴線に何か触れつつも、ユリアンは
深く考えずにそのまま挨拶した]
似てるんだ?
うん、気にしていないよ。
[記憶との違いはなく思え、どこかほほえましい。]
迷い込んだの? 二人とも。
それとも、招待状を持って?
[姿を現した少年は、人とは異なる気配を宿していて。
翠樹王の眷属であろうかと、内心で首を傾けた。
伴侶の顔を怖いなどと言われては返事も出来ず、ただただ首を振るしかなかったことも走馬灯のよに思い出されたが。
故に、伸びてくる手に反応は遅れ。
撫でる手には滑らかな毛並みの感触と震えが伝わったろう]
――…?
[やがて流れる、知り合いのよなそうでないよな不可思議な空気。
なんとはなしに邪魔をしてはいけない気がして、私は花びらの蝶を探す。果たして蝶は未だにそこにあり、ひらひらはらりと舞っていた]
初めましてにござりまする。
なれど先を急ぎますゆえ、私はこれにて失礼いたします。
[待っている者もいるのであるからと、刹那の邂逅に暇を告げる]
[麒麟と呼ばれた獣さんを撫でると、
震える感触がして、直ぐに手を引っ込める]
あ、ごめんね。麒麟さん。突然触られたら、嫌だよね。
急ぐのに引きとめちゃってごめん。
[暇を告げる麒麟に謝ると、友によく似た少年を見る]
多分、迷い込んだ方なのかな?
夜道を歩いていた筈なのに、いつの間にかここにいたんだ。
正直ここがどこだか全くわからない。
ていうか、「招待状」ってなに?
[疑問だらけの顔で少年に尋ねる]
迷い込んだとはいえ、何か御縁あらば再びお会いできましょう。
いずれ、また――… ――…
[高く澄んだ嘶きを一音残し、消えぬ内に蝶を追おうとして。
その場に佇む蝶に蹄を向ける先に戸惑い、長い首を傾げる。
霧に濡れてやや重くなった鬣が、少し遅れて項を滑り落ちた]
……そなた…?
[問う声は、何処へか]
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