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― 回想/大広間→洗面所 ―
あっ、水が出るんですか。
少しだけ、顔洗わせてもらおうかな。
[眠った青年を見ておくといった手前、
あまりそこを離れる気はなかったけれど、
砂埃のついた顔は洗っておきたいという欲求が勝った。]
僕は、エーリッヒ=A=エンツェンベルガーです。
よろしくお願いしますね。
ふうん?
モーニングコールなら、起きる人には優しく声をかけたほうがいいと思うわ。
[ハインリヒに頼まれると、声のするほうを振り向く]
名前を聞いてくるのはいいけど。
ツヴァイさんに説明するのは少し難しいかな。
私は声で判断できるけど、その声の説明なんて難しいもの。
[そう口にしてハインリヒの傍を離れ、声のするほうへと歩きはじめた]
― 大広間 ―
[戻って一番に目に留まったのは、壁際に積み上げられた、
人だったものの残骸。
紅い花が見えれば、それをした人が誰か知れる。
胸の前で、十字を切り、
視線を眠っている青年の方へと移すと]
おや。はじめまして……ですよね。
おはようございます。
[青年の傍に座っている、初めて見える女性に気が付き、
柔らかく笑みを送った。]
―大広間―
[水色の寝巻の裾を揺らしながらその場に立ち上がる。
足がやはり上手く動かないようだった。]
…
[この病は人によって症状がどこに現れるかは異なると昔書物で読んだことを思い出す。まだこれは初期症状だとしてもあまり良い予兆だとは思えなかった。]
あのこは 大丈夫なの。
[ひとり歩いていく金の少女は
眼に光を映さない。
少しだけ少女を見遣り、
また違うカプセルを覗きこんだ]
[蔦のない開いたところに腰掛けた。壁にもたれて、ぼんやりと、眠る前のことを考える。
しっかり治せよと見送ってくれた同僚とか、少し付き合ってただろう女性のこととか、思い出した。
そして、その画面を細かなところまで思い出そうと、目を閉じる。
そう、そんなことが今は愉しい。
あまりに非現実な今と比べれば]
[頭に触れる、白く細い指。
小柄だからか、いろんな人に良く撫でられた。
悪い気は、しないんだけど。
カプセル一つ一つをノックして歩く男の姿を、ぼんやりと眺める。]
リーチェの説明なら頑張って聞いちゃうんだがなぁ…。
[笑って見送ると、少女の助言には
笑みが苦笑へと変わり、カプセルの中の住人を覗き込む。]
優しく…ねえ。
つれなく返されそうだ…。
[ばらばらに砕けた石には、茨が絡みついていた。]
― 大広間 ―
[返らない笑みに、頓着した様子は見せず。
変わらずに穏やかな微笑を湛え、頷く。]
はい。先程目覚めたばかりですよ。
あ、僕はエーリッヒ=A=エンツェンベルガー。
エーリッヒと呼んでください。
僕の名字、舌噛みそうでしょう?
[ちゃめっけを乗せて、
柔らかく細められた医大生の眸もまた緑。]
[ゲルダの頭から手を離し、自分の右手を撫でる。痛みは感じないが動かない。右手は利き腕だから困るな、とぼんやりと思う。一時的に麻痺してるだけだと考えてやり過ごす。]
[ハインリヒの声を背後に聞きながら、別の声を探す。
声はいくつかの方向からか聞こえてきた。一つは、ハインリヒに話しかけていた女性。少女は、彼女が呼ばれていた名を思い出した]
あの人は、ツヴァイさんも知ってるみたいだったからいっか。
知ってるだけなら、名乗りあってる声が聞こえてくるから知ってるけど。
[女性二人の声を頼りにそちらへ歩き出す。杖の先は所々でカプセルへと当たり、その度に小さく回り道をする]
[手を振るおじさんにコッチも片手を上げて。]
玄関は茨が沢山で埋まってたよ。
あれ引っぺがしてたら…軽く半年はかかるかも。
[あまり喜ばしい事ではない知らせ。眉をハの字にして答える。]
あとは…、
あ、剣があったよ。おとぎ話の王子様が使うような。
でも…そんなのあっても、しょうがないよね。
助けに来てくれる王子様なら、大歓迎なんだけど。
―大広間―
同じね。
[名前を名乗られれば、自分にも名前があったのだと思いだしたような面持ちになった。
先刻会った2人の名も知らぬままだ。面識さえあれば何とかなると思っていた故ではあったが、自らも名乗ろうと彼の緑を静かに見詰める。]
ノーラ=Z=アストリアスよ。
ノーラで良いわ。
…
[長い名字と聞けば、細い唇が僅かに揺れる。]
ふふ…、そうね。
[こちらへ少女が来るのを見つけ>>392、様子から目が見えないのだと気づく。動こうとするが、声をかけるだけに留めた。]
止まって。正面、装置が。右。
[ハラハラしてるのが声からもわかるだろうか。誰かが少女を助けるなら、ほっと胸を撫で下ろして黙るが、そうでないなら口頭で無事な方向を伝える。]
─安置所─
[名乗った直後、少女がもらした呟き>>386。
『変人』は自覚もあり、自称すらするものの。
『学者』と続けられた事で不機嫌の度合いが増した事に気づいたものはいたかどうか。
いたとしたなら、直後になんだ、とでも言いたげな天鵞絨の瞳を向けられた当の少女だけやも知れないが]
[そんな、意識が泡沫に沈む前の事はさておき]
……いばらで埋まってた、って。
どんな状況なんだ、それ。
[聞こえてきた、状況を告げる言葉>>393に、思わず呆れたような声を上げる。
同時に働くのは、ほんの少しの好奇心、なのだが]
…そうね。他の方も、いるし
[カプセルに手を添え、少しの間沈黙した]
…じっとしているよりは
マシだと思ったのよ。
[動きはハインリヒに比べれば
遥かに緩慢だった。
時おり立ち止まる。
声がするならそちらを向いて]
…剣?
[聞こえた言葉を聞き止め、
怪訝そうに繰り返した]
そんなものがありますの。
前時代的な―――装飾かしら。
[王子様という表現には少しばかりあきれたように]
石?
[こつん、と音がして、けれども杖の先はそれを乗り越える。伸ばした足の先に当たる感触は、少し大きめの石。なだらかな面が、足先に伝わった]
嫌な感触ね。
[たどり着くのに苦労していると、>>383別の方から声が聞こえてそちらへと杖を伸ばす]
あなたも新しく起きた人?
[声をかけると、先ほど向かっていた二人の片方から声がした]
杖が教えてくれるから、大丈夫、だよ。ナターリエ、さん?
[聞こえていた名前で呼びかける]
― 大広間 ―
ノーラさんですか。
ノーラさんの、名字も……結構長いですね。
[表情が薄く見えた相手の、唇が微かに揺れた。
それに気を良くしたように、揶揄するでなく、
そう云って笑みを深めた。]
あ、でもアストリアスってどこかで聞いたことがあるけれど、
なんだったかな……。
[少し首をひねった。
語幹に何か引っかかりを覚えた理由は、
彼女の名字と同じ名の曲を、
いつだったかギター演奏で聞いたことがある。
というだけのことだったのだけれど。]
[呟きに反応してライヒアルトが不機嫌の度合いを増したことを読み取る。]
……ふぅん。話には聞いていたけど、本当に変わってるな
[口元に手を当てる様は、愉しげな色を滲ませるか。]
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