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おや、皆さんお早いお集まりで。
[タン!と境内へと踏み込んだ。
先輩後輩達にシュタッと二本指で敬礼しつつ。
伝言をくれた少女の視線を追いかけ桜の枝を見上げて]
あ、やっぱ早かった?
まだ涼しいとは言えんもんな……あ。
[ミツクニの言葉に見当違いの声を投げる。
で、ようやく背後のなんかに気付いて、口が開いたまんま停止]
[ふわもこーず、置かれた黒い塊にちょっかいかけつつ。
集まる面々を見回し、きゅい、くるる、とそれぞれ鳴いて]
あー……ちなみに、これで全員?
[もう一回とか正直面倒なんだが、とか。
やれやれ、という感じでため息一つ]
[ まあ、そんなことはさておいて。
というか、さておかないと身が持ちません。
赤いフードだけを見れば苺かもしれないが、
もしもその場にいたのなら、
ヒビキが練乳は有り得ないと真顔で言ったに違いない ]
……ふむ。
[ とりあえず、本気で壁が壊せないか、見てみるか。
ぶつかったときとは“違う”のだし――などと考え、
地図に描かれていた円を思い出しつつ、に足を向けた。
途中でアイス購入&咥えながら。だって、暑い ]
[響の疑問には敢えて返さず。に、と笑みを浮かべるだけに留める]
ま、そんなに遠くもないしね。
早めに出てきたってのもあるけど。
[璃佳の言葉に軽く返す]
[Tシャツと半袖の重ね着に、ジーンズというラフな格好。
ポケットから携帯を取り出して、カチカチとボタンを押していく。
最後の決定ボタンを押そうとして、歩む道の先、見覚えのある背中に一度瞬いた。]
――あれ、
[確かに従妹が電話を(しかも長々と)していた記憶があるから、
あの友人はてっきり神社に向かうのだと思ったのだが。
しかし、あのフードは見間違えようが無い。]
…我妻君?
…まあ、人の趣味はそれぞれやんね。
自宅敷地内何やし脱いでるんやのうて着てる分には犯罪っつーわけでもないし。
[眼鏡の奥でミツクニから微妙に視線逸らし、ヒビキの声にこれ幸いとばかりに振り返る]
あれ、違うのん?
うち的にはイチゴには練乳よりミルクやけど。
でもチョコもええやんね。
[脳内にはかつて相伴に預かったイチゴチョコパフェがあったとか。
どっちがどっちでも美味しいからいいやんとか話しずれてます。
とりあえず、一緒に今は居てないのはわかったが居てる理由は判らない。なんか別件かなーとか思いながらも、まあいっかとかいい加減スキル発動]
あ、おケイはんもちゃんと話し行ったんや。
伝言の人におおきにゆうといてなー。
[二本指の敬礼に、真似して返してみたり]
居たな諸悪の根源。
やはりお前か、どこぞの老公っ!
[見えた姿をちゃんと確認したかどうかも怪しいところで、右手が何かを打ち上げるように振り切られた。
直線運動で飛んでいったのは、ピンポン玉大の金属球。
そんなの当たったら怪我じゃ済まないかもとか、そんなことはモチロン考えて無い]
ん?
[ 名を呼ぶ声に、くるりと振り返る。
変わらない日常を過ごす人々が疎らに行き交う中、
見知った――ついでに先日裏切った、私服姿の友人。
此方はと言えば相変わらずパーカーを羽織っているものだから、
制服時とそう印象は変わらないだろう ]
おー。ほーじょー。
[ がじがじがじ。
棒噛みながら喋るのは止めましょう。
抜き取り、乱雑に口許を拭った ]
買いモンかなんかか?
ちがう。
牛乳でも悪くはないが、苺の棚のそばに牛乳が置いてあるか?
[そういう問題でもない気がします。
おケイはんてあれだろうか。某電車に乗る人のことだろうか。
そんな修学旅行の記憶を思い出しつつ、ちらりとそちらを見てみれば。
なんか投げたのが、はっきり視認できて]
お、わっ。
[思わず短く声が上がる。
別に自分が狙われてるわけでもないのに。
妙な焦りというか、単純に驚いたというか]
[喫茶店での会話。でも、それもどこか上の空。原因は]
『壁とはあれか。鳳凰めが力加減を間違えおった結界のことか。
ならば、心配はいらん。魔の者を討てばアレも結界を解くだろうよ。』
[と、ともかく口煩いゲンブと名乗った肩口の亀。
彼女にとっては、壁とか旅行の話とかそんなことよりヒサタカと話している事が楽しいわけで。]
(…………連れてくるんじゃなかったヨ。)
[なんか後悔。]
まぁ、言うなれば散歩、――ですかね?
[ぱかん、と携帯を閉じて、僅かに肩を竦める。
こんな炎天下に散歩なんて、随分物好きだと思われるだろうか。
まぁ、然程事実とかけ離れていないのだし、仕方がない。]
というか、璃佳が…我妻君に連絡していたと思うんですが。
――行かないんですか?
[神社。
笑みを浮べたまま、しかしゆるりと首を傾いで不思議そうに。]
[そろそろ頃合か、と。
思った所に投げつけられる金属球。
す、と細められる瞳は刹那、鮮やかな紅に]
……相剋の理に依りて。
[小さな呟きの後に響いたのは、人の声とは異なる『音』。
軽く、前へと差し伸べられた手。
ふわりと舞うのは淡い色の焔。
それを纏った手は、容易く金属球を受け止めて]
……っつーか、ご老公じゃねえ!
[まず突っ込むのはそこなのか]
[イチゴの棚横に燦然と輝くのは練乳に相違ございませんが。
そう返すより先に視界を過ぎった物に意識が向く]
あっぶなーーー!
[見えたのは確かにピンポン玉サイズの金属球。
当たり所悪かったらますますいい加減になる!とかそんな心配に思わず声を上げた]
[しかし…と腕に巻きついてる蒼龍を見る。
ずっと無視してたからすっかり捻くれてるような気がする。そしてじゃあいいかと無視し続ける見事な悪循環がここに出来てたわけだが
少し撫でてみる。反応を返した。こちらを見るので同じように見返し…だから啓子が何かしたのは見てなかった]
タマキ>問題なっしん。
ヒサタカ>フリーダムに動かしてしまえ(無責任)
もっと日暮れてからにすりゃいいのに。
[ 熱中症になるぞ、なんて。
言う人間が間違ってはいたが ]
あー。いや、ほら。
面倒くさい。
[ 真顔で言い切った。奥底から、本心でした ]
後で、聞きゃいいかなと。
それに、午前に行ったし。あの石段長いし。
[ あ、外れだ。
何も書かれていない棒をちら見しつつ、答える ]
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