情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[身体を支えるとなると、右手になる上、扉の先に人がいることは明白だった。
そんな判断が瞬時に出来ていたはずもないが、伸びてきた手に、右腕が捉えられる、……ものの。
勢いというものはそう簡単には停まらないわけで]
[触れ合った手から伝う熱。
それは共鳴するかのように酔いのような何かをもたらして]
もう一つの、花。
はじまりの、印。
[呟いたところでノックの音。
ピクリ、と手を離して目を瞬く]
あ、何…?
[朱色にしばし、見とれていたものの。
玄関の人雪崩れに気づけは、げ、と声をあげ]
ブリス!
治療の準備!
[とっさに声をかけつつていた]
[男が扉の前に着く前に、青年はバランスを崩して扉の外へと倒れ込む。そして開いた扉の外には、尋常ではない様子の二人の姿、更に追いすがるように黒服の神父がユリアンに手を伸ばす]
おいっ!
[止めるには一歩足りずに、仕方なく外へと駆け出る。恐らく下敷きになるであろう二人を、せめて救助しようと]
[人間、急には停まれない。
その言葉を身に染みて実感してしまうとは思っていなかった。
特に人間の中で一番硬い頭部同士が衝突するのだから、それはもう激痛と言って過言ではない痛みが全身をかける]
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
[悲鳴は声にならない。おかげでノーラの言葉にも反応できず、なみだ目のまま蹲った]
っと…!
[倒れこんではまずい]
[思うなり、体が動いた]
[片手はユリアンを支え]
[もう片手がすばやく壁に]
[ぴんと張った腕]
[ぎりぎりノーラに衝撃を伝えなかっただろうか]
[やれやれ、と天を仰ぎ]
なんかもう、ねえ。
まじめになったらいいのか、笑ったらいいのか。
……後者でいいんだけども。
大丈夫かしら?
あちゃー…
[幸い、人身プレスには至らなかったようだが、男は鈍い衝突音に顔をしかめる。ミハエルが腕に抱いた女性を取り落としはしないかと、少年の背と女性の身体を両の腕で支えようとした]
あ、ああ。シスターが来てくれたほうがありがたいといえばそうだが…
[血の臭い。というのに神妙な顔つきになるも、なだれる様子を見て少し気が抜けた返事をした]
[鈍い音。
……星が飛び散った。
ぐらぐらする。
視覚も聴覚も、触覚すらも、痛覚に上書きされて一瞬失う。
知らず、涙が滲んだ。]
だ、大丈夫ですか…?
[大袋を持ったまま重なり合ったに近づき。][血の匂いの元を自然と探す。]
怪我してるの、ノーラさん?
何処ですか、見せて。
何があったんですか…
[そうして傷の後を探そうと彼女を注意深く見て。]
ちょ、一体全体、何がどーなってっ……。
そっちもこっちも、大丈夫かよっ!?
[開いた玄関、折り重なる人。
血の臭いは、僅かに何かを思い出させるものの、今はそれは振り払い、そちらへと]
[前頭部がずきずきと痛むが、今はそんな自分に構っていられない。
一番大変なのはノーラなのだ。
...の右腕が丸々ノーラの血で真っ赤に染まりながら、それでも広間の中にブリジットの姿を見つけると、痛みで起きた火事場の馬鹿力よろしく、普段より大きめの声で状態を叫んだ]
ブリジットさん!
ノーラさんが自衛団に撃たれました!
見たところ致命傷ではないし、意識も回復していますが、至急手当てを……!
ああ…
ええと
…とりあえずユリアン君はこっちに
[体勢を普通に戻した]
[ぐいと引っ張る]
戻ってきなさい。
大丈夫ですか? …ええと、皆さ
[言いかけた言葉がとまった]
[血のにおいは、そこから]
――・・・・っ
[頭の芯が痺れるような感覚。
手が離れた瞬間、我に返った。]
ん、え?
[きょとんと周りを見渡し、玄関に視線が行った。]
偉いぜ、ぼうや、それでこそ男だ。
[蹲りながらも、ノーラの身体を落とさなかったミハエルに慰めだか励ましだか解らない声をかけながら、男は神経を逆撫でるような鉄の匂いの根源に視線を向ける]
撃たれてるな。
[声は低く沈んだ]
[ブリジットが来てくれて、ハインリヒがノーラを受け持ってくれたので、傷に触らぬように受け渡すとユリアンと同じく火花がちかちかとしている視界を抑えつつ、広間の椅子に深々と腰を下ろした。
そしてハインリヒの言葉に深く頷くと]
どうやら……ギュンター団長が殉職されたせいか、自衛団が若干暴走気味のようです。
[そうして、自分が見た全部と、その時の自衛団の対応を全員に語った。
ノーラが撃たれていた事。
自衛団がそれを悪だと思ってない様子である事。また集会所に居るメンバーを嫌悪している節が見て取れる事]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新