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…生きているのか、こいつ…あれを受けて。
本気で、殺しても構わない、というつもりで斬ったのだがな…。
[勝敗は決した]
[目から殺気は消え失せ、構えを解いていく]
[振りかえる]
…?
ゼル!?ゼルギウス、大丈夫か、その傷は!
[今ごろ、相棒の傷に気付く]
[戦闘中はそれどころではなかったのだ]
はぁ。何かこういうのを試合に勝って勝負に負けたっていうのかな?
[自分の脇腹に薄皮を張ったのを確認すると、引きつる痛みに顔をしかめながら、ヘルムートに治癒魔法を使い始めた]
あ〜……ちょっと意識がぼやけてきたかも。
[三白眼で口をだらんと開けながら、「え、えへへへへへ」とかなり危ない状態になりながらも、治癒は決してやめない]
[扉を開いた先の部屋。
そこはさながら『祭壇の間』という表現が相応しい。
その中央、重厚な鎧を纏った首なしの鎧ががちゃりと動き出す。]
なるほど。デュラハンですか。これは硬そうですね。
さっきのダメージもあるので早急に決着をつけましょう。
じゃあ、援護頼みましたよ!
[そう言うと、ダッとデュラハンに駆け寄る。]
[次元回廊を通って、真っ白なふわふわが四体、導師の元へと送られた]
その子達には私の魔力を供給して回復力を増幅しています。けが人の治療に使ってください。
[導師への伝令も一緒に]
ん、ああ。そうだな。光の象徴……オパール、かね。
[キーアイテム、という言葉に一つ頷き。
投げられた問いに、は、と息を吐く]
何となく、言いたい事はわかった……かも知れん。
連携する、って事の意味とか、それをやり易くする方法とか、な。
忘れないようにするさ……って、ところで。
……オパールのオーブとか、持つの辛いだろ。
そっちは俺に任せて、ちゃんと、治療してくれな。
……ヘルムート、人から、の、魔法、効きにくい体質、だって。
……軟膏、使ってた。
[ぐしゅぐしゅ言いながら治癒魔法を使っているゼルギウスに告げる。]
─二層A地点─
[バトルを終えた二組に近付く。
どちらも怪我が酷いのが一人ずつ]
随分と派手にやったな。
[ほんの少しだけ嘆息。
直後に男の周囲から四体のふわふわが空間から滲み出て来た]
了解です、学長。
ほれお前ら、一匹ずつ持て。
[出て来たふわふわを一体ずつ生徒へと渡す。
倒れているヘルムートには腹の上に乗っけておいた]
ぎゅん爺も、後はよろしく。
[きっちりとした治療はギュンターにより為される模様]
ええ、いきましょ。
[二人して笑みを浮かべたまま扉を開く。
そこに待ち受けていたのは、死を予言し魂を駆るという首なし騎士]
うん、力いっぱい行けそうな相手だわ。
全力で援護するわよ!
[駆け出したブリギッテの後ろで詠唱開始。
両手が緩やかに紋を描く]
―― Physical enchant - Strength!
[早期決着。まずはブリギッテの筋力を上げる補助魔法を紡いだ]
全く、君というやつは…
正気にもどれ!
<ばしんばしんばしんばしん!>
[ちょっと(?)強めのビンタ]
君も体力を消耗してるんだ!
しっかり休め!!
…にゅ。
……オーヴァンも。
[かむかむ。と手で自分の異界龍を呼ぶ。]
「俺、怪我してねぇよ。」
いいの。
いっぱい、がんばってくれたんだから。
「……しょうがねぇなぁ。」
[オーヴァンはベアトリーチェの膝に丸まった。]
そりゃあな。さすがに先ほどのような真似はせんさ
[と、簡単の言葉には男らしい笑みを返しつつも。さっきのD-4地点にいたときのことを言いつつ。それに光だらけで少しいらだって発散したかったとは内心でだけ呟く]
…しかし…この光はどうにかならんのかな。本当
[と全面同意。先ほどまでは闇の扉を開いていたためまだマシだったが。急速に闇が消えたので顔色が悪くしつつも、問いへの返答に頷く]
最初だからそんなもんでいいさ。
とはいえ、連携は下手したら足を引っ張り合って力を落とすことになるがな。ただ上手くかみ合えばよりやりやすくなる
…ま、一人のときと二人のときの戦いかたは違う。それだけわかれば後はなんとかなるものさ
…ああ、助かる。オパールを持つのはさすがに辛い。
[と、連携について思ってることをいい終えて。言葉に甘え、左腕の治療を始める]
[駆け寄る間、カルメンからの補助魔法が彼女の筋力を増強する。
そうして射程範囲内に入ると、牽制の一撃。
鞘から放たれた刀は弧の軌道を描き、風の加護を纏いて騎士の鎧を切り裂かんと襲い掛かる。
しかし、流石のフルプレートアーマーとでも言うべきか。
ガィンという音ともに、刀は僅かな凹みを生むのみではじき返される。
反動で痺れる手にチッと舌を鳴らすが、追撃を掛けることなく後ろに飛ぶ。
それに遅れて先程まで彼女がいた場所をデュラハンの剣が薙ぐ。]
[トンッと離れた位置に着地。ブンブンと軽く手を振って痺れを飛ばす。]
ふぅ、やっぱり硬いですねぇ。
……でも、どれほどかは把握しました。
[そう言ってニマリと笑う。]
予告しましょう。その鎧衝き貫いて倒して差し上げます。
[そう言って、ピッと刀を向ける。]
[ふわふわ二匹を受け取ると、それらを意識朦朧としたまま治療魔法をかけ続ける(はた目にはヘルムートを生け贄に暗黒儀式を実行中の)ゼルギウスへ押し付ける]
私は大したこと無い。彼らに比べればな…。
ほらいつまでやっている!
<ばしんばしんばしん!>
目を覚ませ!しゃっきりしろ!
あれも、何度もやるもんじゃねぇ気がするが。
[通路での事を思い返しつつ、ぽそり。
まさか苛立ちの発散だったとは思ってもいなかったりするのだが]
どうにもならんだろ。
だから、さっさと帰るに限る。
[光に関しては諦めているのか、きっぱりと言い切って]
そう、だな。
……すぐに実践できるかはわからんけど、心がけてみる。
[軽めの口調で言いながら、向かうのは奥の祭壇。
そこに静かに安置された蛋白石の球体はすぐに目に付いた]
さて、目的の物も手に入れたし、戻るとするか。
そんならゼルギウスに二つくっつけとけ。
問題はヘルムートだな…。
魔法が効きにくいとなると…ぎゅん爺、手はあるか?
[治療に勤しむギュンターに訊ねると、任せておけと返って来る。
流石は元大地学科と言うところだろうか。
その辺りの知識も持ち合わせている模様]
[空を凪いだ剣風は小さなカマイタチすら生んでいた。
髪が数本宙を舞う。頬に小さな熱も走るがやはり構わずに]
マナよ集え。
光は何よりも早く動き。
故に全ての動きを阻害する。
―― Flash bomb!
[勢い良く飛び出してゆく光は首なし騎士を翻弄するように取り巻き。鎧の上からも響く衝撃を伴い弾けてゆく。
小さくとも連続した衝撃は次への動きに遅滞を生じさせる]
なに?
…む?
[手元のゼルギウスを見る]
[いつの間に治癒魔法は止まって…というか]
[気絶している]
…
まぁ好都合だ。ゆっくりしろ。
[改めてふわふわを押し付けると、同時に治療を受けるべくその隣に座りこんだ]
[頬が痛い。次第に口から漏れる「うへへ」笑いがなくなっていき、ようやく意識が戻り掛けたとき]
ほぶ!?
[ゲルダのいい一撃が首をコキンと折り曲げた。結果]
『意識がない。屍のようだ』
『おいおい』
[と、精霊達が噂したとかしないとか**]
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