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封印か……。
[ティルの言葉に、一つ、息を吐いて]
……彼女は、律を知らぬ竜。
即ち、皇竜の刻印は受けてはいないだろう。
どんな形で力を抑えていたかは知らんが……本来のものよりも、それは脆いもののはずだ。
[彼の養母が彼女を気にかけていたのにも。
その点が、含まれていて]
―墓地―
[そこの気配は酷く乱れていて]
なにが、あったの……?
[小さく呟いたけれど、誰も答える余裕はなかっただろう。
それでも目の前の状況から見えることは少なからずあって]
イレーネの力、いつもより不安定?
[そこでティルの言葉が聞こえた。
驚いてそちらを振り返る。どこまでも冷静な魔の姿を]
彼女の封印は…母親が。
…ひとりで子を産み、ひとりでその子の将来を案じて、刻んだものらしい。
[昼間見た、白い背中に刻まれた、つたない呪。
それを思い出して、小さく伝える。]
竜族は何をやっているのだ。
[ゆると目を向けるそれは。
怒りの色に、染まる。]
返せというても還らぬだろう。
わかっているから僕は殺さなかった。
何ゆえ命の属性あるものに、
それを教えられない。
母があるならその母が
違うのならば他のものが
教えてやらねばなるまいよ
……そうか。
[火炎の若竜の言葉に、呟いて]
何故、道を失したのか……。
竜郷への道標は、魂の内に。
それは、変わらぬはずなのに。
[...はティルの隣に行き、頭をぐしゃっと撫でた]
この状況で、どう見たら「大丈夫」といえるのか、簡潔に答えてもらおうか。
そりゃあ、僕は何も力を持たないし、
ティルから見たら頼りにならないのは重々承知だけど。
心配なものは心配なんだ!
[もう一度ティルをぐしゃっと撫でてクレメンスのほうを見た]
[困ったように、首を傾げる]
確かに私と、この娘は対なる属性ですから、不安定な様子が殊に気にかかって、様子を見てはいましたが、覚醒せぬ竜の子に不用意に力を分け与えたりはしませんよ。
私の司る力は、心の定まらぬ者には毒でしかありませんからねえ。
…………モンスターに出くわさない事を祈ろう。
[多分無理っぽいが。
ずんずん歩いていはトラップにひっかかりまくるギュンターをフォローしながら、迷宮内を突き進む。]
[こどもはひとり、いつものように、「Kirschbaum」へとあゆんでゆきます。桜の花びらは、はらはらと舞って夜闇をいろどって居りました。
扉をそっと開くと、カランカランというベルの音が聞えます。いつもより人は少ないようでした。今日はユリアンは居ないようでした。いいえ、他の皆も居りませんでした。
カウンターまでいって、せいの高い椅子によじ登って腰をかけますと、両の肘を突いて頬に手を添えました。外に居たせいか、少し冷く感じます。]
[冷静なのを装うことなどとうに慣れて。
高ぶりを抑えるも、すぐにできること。
竜の二人に、ごめんと小さく呟いて。]
……それでもかの子は、何故、死なねばならなかった。
たかだか力を試すためだけに。
[風の子に、コエを届けられる相手に、撫でられて。
ようやく、その瞳からしづくは溢れた。]
[そっと、イレーネを抱き起こし、乱れた衣服の狭間に刻印を見る]
ああ、これが封印の印ですか…幼い頃に施されたせいで、所々掠れている…どうやら、そのせいで、力の制御が出来なくなったようですねえ。
─墓地─
[2人とともに墓地へ駆けつけると、そこは混迷とした気配]
これはまた……
[血を流し、倒れ伏すイレーネ。右腕が無く、眼に亀裂の入ったティル]
凄惨ですねぇ
[そう呟いた彼女の口許は僅かに笑みの形に歪んでいた]
[翠樹の魔の瞳に宿る、怒りの色に。
紫と翠の双眸は、僅かに伏せられるか]
……返す言葉もない。
輪転を司るものが、その理を失した事。
その事実が確とここにあるのだから。
それにより、俺にとって慈しむべき世界が傷付き。
……俺を育てた竜王の想う、いとし子も傷付いた。
[その場の空気は力を受けてひずみ始めていて。
けれど下手に手を出すと逆に均衡を崩してしまいそうで]
…………。
[無意識のうちに、そっと近くにいた人物に触れた。
すなわち、対たる存在であるナターリエの手に]
[ティルの問いに、ああ、と頷き]
ですから、あれは私の使い魔。様子を見ていたと申し上げたでしょう?
何の力も持たぬ、ただの夢魔ですがイレーネは時折夢にうなされていたようなので。
[暗く湿った回廊の中に響くのは自分のブーツの音と、水が流れたり落ちたりする音。
歩くリズムでゆっくり理性を取り戻しながら状況は空く、それから自分がいま何を持っているかを思いだす。
バイオリンのケースにしては聊か大きすぎるそれには万が一を懸念した最低限のものが入っている。
ぱっと思いだせるのは乾板と干肉と水筒、薬代わりのジンの小瓶と路銀、手袋と包帯。
まさかこんな状況になって使うとはつゆほども思っていなかったわけけれど]
…いやぁ、備えあれば憂いなしってこのことだよねぇ。
[まずは灯りをどうしたものかと足を一度止めた]
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