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困っている人のために……?
[漠然とした言葉に、娘は眉を寄せる]
んな事言われたって。オラに何が出来るんだか。
「んなもん。何だって出来るんでねえの?」
「んだ。良くわかんねえけど、ロミの力は凄いんだって、皆が認めてくれたみてえだし」
オラの力……。
[少女は思い出す。自分が戦った、或いは戦いをその目で見た人間の事を。
確かに皆、凄い能力者で――信じられない事だけれど、自分は彼らの頂点に立ったのだ。
しかし、その遥か高み。『総帥』と呼ばれる存在。
彼は、一体何を見据えていたのか――その一端すら、結局は量り知る事は出来なかったのだけれど]
あんなに凄い事を考えてる人が、世の中にいるんだ。
だったら、オラだって……オラにも、何か……。
[その夜、少女は旅の支度をした。
最低限の荷物を詰めたリュックサックと、勿論大事な相棒である鉄槌。
そして翌朝、娘は帰って来た時と同じ格好で、村の出口に立っていた]
オラ、色々考えたんだけども。
もう一回旅に出て、世界の色んな所を見に行って来るだ。
んで、もしオラの力を使う時が来たなら……今度は、『壊す』んじゃなくて、何かを『創る』ために使いたいな。
[そう語る少女の顔は、『遊戯』に参加する前夜と同じ。
遠くを見詰め夢見るような]
……うん。勿論、時々は帰って来るだ。
これからは今までと違って、好き勝手に動けるでね。
じゃあ、行って来るだよ!
[見送りに現れた村の人たち全員を、記憶に焼き付けるようにゆっくりと眺めて。
少女は背を向け、麓への道なき道を辿り始めた。
その小さな体は、あっという間に斜面に遮られ見えなくなる]
[それからしばらくの後、世界各地の辺境から、まるで御伽噺のような出来事が報告されるようになった。
その名も、靴屋の小人ならぬ『畑の妖精』。
――その妖精さんがゴロツキどもをハンマーでぶっ飛ばしていたという噂もあるが、果たして、どこまでが真実やら**]
/*
>>428 オクタ
多分、そうだろねw
根っこがわりと暗い方面だから、反動お気楽も少しはありそうだけど。
うん、まあ、流れ流れるままに、という事でw
>>429 ローザ
なんかえらく拘ってますw
何か、ぴん、と来るかなんかしたんだねw
にゃ、そちらも楽しみにしてるのですよ、と。
>>430 カルメン
や、まあ、知り合いつながりはそだけどね。
企画人が気合示すのが、一番人集める原動力になると思うんよね。
なんで、SNSで細々広報して、目に付くよにした方がいいと思うのですよ、俺は。
/*
〆……うん、そのために入ったようなもんだから(ぇ
ちょっと潜って書いてくるわ。
投下明日とかなるかもしれないけどな。
/*
>>440 ロミ
エンドお疲れ様ー。
『畑の妖精』て、なんかいいなw
ちなみに、ver1の突破者というのは。
ifエンドに出てきた、四翼銀狼のベオウルフなのですよ。
ある意味、凄く悲惨。
─どこかの路地裏─
……交渉って、なんですかと。
[肩を竦める様子に、ため息一つ。
涼やかな音と共に降りてくる姿に、一応は一定距離を保ちつつ。
向けられた言葉に、一つ、瞬く]
ま、確かに色々と面倒な事にはなってますがー?
そちら様の『イベント』のおかげもありまして。
……ってのはともかく。
『仕事』?
ま、話だけなら。
[ほんの少し、嫌味を交えて言い放つものの。
『ビジネス』という言葉に、僅かながらも険しさは薄れた]
/*
>>446 カルメン
[くろねこ、ぽふった]
にゃ、時間の都合とかもあるだろし、そこらは無理なしで、ね。
ゆーてる俺も、演戯のために気合入れてかんとなー。
今のままでは、5月すら危ういのだし。
/*
>>448 ロミ
なるほどー。
『遊戯』自体が、世界的に有名なバトルイベントだから、突破した、というのはネームバリューになる、という感じかなー。
でもって、孤狼の場合は、その後にやらかした色々が原因なんだけどね!
あそこまで行くのは、そんなにいないはず。
─どこかの路地裏─
勿論ビジネスの交渉の材料ですわ。
[隠すでも無い言葉はそれ以外の意味も無く。保たれた距離のまま、両腕は胸の下で組まれる]
ええ、ですのでその面倒を削って差し上げようかと。
完全に無くすことは難しいですけれど、頻度を落とすことは出来ますわ。
これがこちらが提示する条件の一つ。
もう一つはわたくしの依頼の斡旋。
貴方に優先的に仕事を回すことを約束致しますわ。
そうですわね、何か情報が欲しい時は、提供しても構いませんわ。
それに見合う仕事をして頂くことにはなりますけれど。
[話しながら、右手を宙に出し、一本、また一本と指を立てて行く]
それともう一つ。
この『ビジネス』を受けて頂けるのでしたら……わたくし達は貴方を捕らえ研究対象にしないことをお約束致しますわ。
[相手の顔色を窺うように鶸色を向ける。それから一拍の間を開けて、更に口を開いた]
この条件に対し貴方にして頂きたいのはただ一つ。
わたくし達と”共闘”して頂けないかしら。
何かあった時にわたくしに手を貸して頂く。
それだけですわ。
─どこかの路地裏─
おや、ま。
ま、生憎と、交渉カードになるようなシロモノじゃあなかった訳ですが。
[軽く肩を竦めつつ、返す言葉は冗談めく。
条件が提示される毎、常磐緑に宿るのは思案のいろ]
……正直、自分のレベルも把握してない連中に追い回されるのは鬱陶しいし。
あの一件から、受けやすい『仕事』が減ったのも事実なんで、優先斡旋は助かる、かな。
[名が通るようになったが故の弊害の軽減。
大本の切欠を考えると、それはそれでどうなのか、という気がしなくもないのだが]
……は。
何でかんで、『漆黒』さんも、俺の事は覚えたんだよな。
でなきゃ、わざわざ招待状なんざ送り付けないだろうし。
[伺うように向けられる鶸色を見返す常磐緑は、冥い。
『獣神』の『呪縛』から解き放たれる切欠を与えたのは、漆黒なる流星。
そして、『遊戯』の中で見せた力が、彼らの興味を引くのも予測は出来ていた]
……『共闘』、ね。
とはいえ、そちらさんがやりあう相手って、色々なんじゃないですかねぇ。
具体的には、『何』とやりあうための『共闘』なわけ?
俺が関われるものっていうと、限られるような気がするんだけど。
/*
>>453 ロミ
通ると思うよw
バトルイベントの前歴もあるだろし。
そも、『準突破』で、この有様ですからw
[鴉は単純に敵が多いだけ、とも言うけど]
スカウトとかは多そうだねー。
ていうか、痕跡バレバレ、てwww
そして、世界の枢軸に嵌められそうになったら、きっと通りすがりの蒼髪のおにーさんが止めるんじゃないかな、とか思った。
─どこかの路地裏─
[立てられた三つの指を戻しながら、ライヒアルトの挙動を見詰める。鶸色は冥い常盤緑を見返し、口許の朱は弧を描く。覚えたと言う言葉には、敢えて何も返さなかった]
ええ、色々ありますけれど……具体的な対象はそちらの想像の通り、とだけお答え致しますわ。
そちらが承諾して頂けるのでしたら、他の対象の時もお手伝いして頂きたいところですけれど。
[対象を口にしないのは誰かが聞いて居るのを警戒してのこと。警戒するならばこのようなところで交渉するのは間違っているとも思えるが、そこはわざとらしい]
条件としては悪くないと思うのですけれど……如何かしら?
[再び窺うように鶸色が向く]
─どこかの路地裏─
……想像通り、ねぇ。
[ぽつり、呟く。
求められているのは、いつもの『仕事』とは違う関わり方なのは察しがつく。と、なればある程度の荒事、含むもの。
その相手として考えられるのは、自らの過去にも関わるものたちか]
……それならそれで、個人的にもイロイロとあるし。
引き受けるのも、悪かない……ですかね。
[がじ、と言う感じで頭を掻きつつ、は、と一つ息を吐く]
とはいうものの。そちらさんと組んであちらこちらと事を構えるのは、俺としてはやり難いんで。
対象は、一点集中にさせてもらいたいんですが。
[こちらも、周囲は気にしているのかいないのか。
態度から、その辺りは読みきれず]
……それでも問題ないなら……ってとこですかね。
─どこかの路地裏─
[返された言葉にはにこりとした笑み]
勿論、元より対象は一つのつもりでおりましたもの。
こちらに否と言う答えはありませんわ。
それでは交渉成立、ですかしら。
[す、と伸ばされるのは細い指が並ぶ右手]
何かしら連絡を取りたい場合はわたくしに直接か、わたくしの会社を介して頂くとよろしいですわ。
組織に直接、は避けたいところでしょう?
[左手には二つの連絡先を記したチップ。ライヒアルトが受け取るならば、差し出すことだろう]
/*
>>460 ロミ
まあ、色んな意味で手放したくはなかったろうね、組織さん。
なるり、それは目立つ痕跡w
色んな噂が立ちそうだ。
うん、そうあってほしい、とか、勝手に思ってるからにゃ、ベオウルフ。
望まない限りは、引き込まれはしないかと。
お休みですよー。
─どこかの路地裏─
[返された笑み、対するのはやれやれ、という嘆息]
『あの連中』相手のみ、って事なら、お受けしましょうか。
安眠のためにも。
[冗談めかした口調で言いつつ。
差し出された手に、こてり、と首を傾げて見せ]
……申し訳ないけど、右手は『企業秘密』搭載なんで。
握手はご勘弁いただきたくー?
[にこり、と笑う。
力の集中する右の部位は、他者との接触を避けているもの]
……ま、組織に直接繋ぎを取るのは避けたいとこですか。
建前上は、そちらさんとの個人契約、って事にしといた方が、何かと通りもいいでしょうし。
[それから、一転真面目な口調でこう言って。連絡先のチップの方は、受け取った]
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