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[向かった先は『舞台』と称される『遊戯』の会場。端末には以下のようにデータが記録*された*]
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■名前:オクタヴィア=ナルバエス Oktavia=Narváez
■年齢:不詳(外見30代後半)
■通り名:Abeja Mariposa(アベッハ・マリポッサ/蜂蝶)
■武装:メインはハンドガン及びそれに伴う体術、サブにガトリングガン他銃器
■スタイル:武器の入れ替えによって様々。メインは近〜中距離。
■特殊能力:影使い(普段は武器に変化している)
■その他情報:足元にフリルスリットの入った紫のグラデーションのマーメイド型ベアトップロングドレスを着ている妙齢の女性。
露わになっている肩にはタトゥーが入っていて、右肩には紫のアゲハチョウ、左肩にはスズメバチの姿がある。
両手足には細かいチェーンのブレスレットとアンクレット、首元には放射状にデザインされたガーネットのネックレスをつけている。
外見からすれば上流階級の貴婦人なのだが、時折スラム街等の場末で見かけられる時がある。
無手のままで歩いているために、その地域の荒くれ者を束ねるトップである等の憶測が飛び交うも、本人は笑むだけで答えることが無いと言う。
仕事の依頼を出していたり、顔役の者と取引していたりと活動は多岐に渡るが、目的のためには手段を選ばないとも噂されている。
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3人目、黒耀鴉 ライヒアルト がやってきました。
[壊れた世界。
そこに生まれる新たな種。
『新種』と呼ばれるソレが、世界の望む新たな命の形なら。
ヒトの手により歪められた『自分』は。
一体、何に望まれ、ここにいる?
考えても意味なんてない。
けれど。
それは時折り考えて──すぐに、忘れることのひとつ]
……っていうか、さ。
無駄な抵抗、しないでくんない?
[崩れたビルとビルの隙間。
響くのは、どこか気だるげな声]
抵抗するのは勝手だけど、はっきり言って、イイコトないぜ?
[軽い口調で言いながら、一歩一歩、距離を詰める。
左の瞳はどこか眠たげだけれど。
右の瞳──爬虫類を思わせる、縦長の瞳孔を持つそれは、獲物を捉えた捕食者を思わせる光を宿し。
それが見据える者──小奇麗な身形の壮年の男は、がたがたと震えながらその瞳を見返していた]
……ま、アレだね。
立ち回りをしくじった自分の迂闊さを……。
[言葉の直後、右手が上がる。
指の間に挟まれた何かが、微かな光を放った。
追い詰められていた男も、反射的にか、動く。
懐から出された銃が、こちらも光を放った]
冥土とやらで、呪うといいぜ?
……あ、そうそう、
[言葉を遮るように引かれる、引き金。
しかし、その時には彼の姿はそこにはなく]
恨み言は、クライアントに向けてくれ。
俺はあくまで、『仕事』してるだけだからな。
[言葉の続きは、男の背後から綴られた。
いつの間に移動したのか、姿を消した彼は男の──自らの獲物の背後に現れていた。
右手の指の間に挟められていた細長いもの──煌めく針がくるり、と回った]
……って、わけで。
Gute Nacht.
[短い言葉。
直後に、針は男の首筋のある一点を捉える。
一瞬の静寂を経て崩れ落ちた男を見下ろす、そこだけ異質な右の瞳はどこか冷めていた]
……はい、お仕事終了、と。
[何でもない事のように言って、くるり、と針を回す。光が一瞬だけ瞬き、針はどこかへ消えた]
……で。
さっきからじろじろと人のお仕事観賞なさってるそちらさんは。
どんなご用件で?
[足元の骸には、既に興味はなく。
常盤緑の瞳が見据えるのは、物陰からこちらを伺う気配の方。
問いに答えるように現れた黒服の人物は、無言で一通の封筒を差し出す。
それに成された刻印を見るなり]
……見なかったことにして、帰っていい?
[こてり。
そんな感じで首を傾げつつ、彼はこんな問いを投げていた。
もっとも、その口元にははっきりそれとわかる愉しげな笑みが浮かんでいたのだが]
……ま、冗談はさておき。
名高い『総帥』閣下のご招待。
……無碍にするわけには、いかんよねぇ。
お邪魔させていただきますか……漆黒なる流星の、『遊戯』に。
[愉しげな声の後、彼──『黒耀鴉』は、封筒を手に取った]
[やがて、『遊戯』の舞台にたどり着く頃。
端末に記載されるのは、こんなデータ**]
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■名前:ライヒアルト=クレーエ Reichard=Krähe
■年齢:24歳
■通り名:黒耀鴉(コクヨウカラス)
■武装:特殊ニードル『モーントナーデル』
全長20センチほどの、漆黒の針。材質は不明。本数に限りなどはなく、一説によるとその場で生成しているらしいが詳細は企業秘密。
■スタイル:近接格闘メイン。針投擲による中距離対応。空中戦可
■特殊能力:飛行と中距離テレポート
■その他情報:『黒耀鴉』、もしくは『片翼鴉』などと呼ばれる、フリーの暗殺者。
有翼種型の『新種』であるが、幼い頃に生体兵器の研究施設に捕らわれ、生体実験及び生体改造を受けた。中距離のテレポート能力と異質な右目はその名残り。
翼による飛行も可能だが、普段他者の目に触れるのは、左側の翼のみ。右の翼を見たものは、大抵は闇に葬られているらしい。
暗殺業の他にごく稀にだが賞金稼ぎやストリートファイトへも参加しており、それなりに名は知られている。
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4人目、青の死神 アーベル がやってきました。
[とある街の廃墟、昼夜を問わず人気のないビルの一室、で二人の男が対峙している]
[一人はスキンヘッドの黒人。樽のような腹と丸太のような手足、一見スモウ・レスラーのような体格を、はち切れそうなシャツが包んでいる]
[細長いゴーグルのようなサングラスをかけ、その奥の殺意にギラギラした目を対峙する男に向けている]
[もう一人は、相手よりは細身だが肩、上背は鍛え抜かれた厚みを持っている。濃紺のコート姿、表情は見えない。顔をすっぽりと覆う仮面をつけていた]
[その白い仮面はシンプルだ。目と口の位置の3つの三日月模様がそれぞれのパーツを示す他は、右目上を額から頬まで走る、文様というにはあまりにそっけない一本の線しか描かれていない]
[まるで怒っている、あるいは悲しんでいる人間の表情を記号にして表しているだけのよう]
[対峙はごく短かった。大男が拳を振りかぶると、廃ビルの床へ叩きつける。拳には手袋さえつけていなかったはずだが、床はまるでダイナマイトで爆破したように弾けた]
[土煙が舞い上がる。仮面の男は音叉のように根元から二股に分かれた大型ナイフを抜くと、逆手に構え、土煙を避けて数歩あとじさった]
[土煙を目くらましに大男が殺到する、振われる両腕が、仮面の男が盾にした柱を、砂糖細工のように砕く]
[だが、]
[仮面の男の右手が一閃、大男は身を捻ってかわすが、その首に仮面の男が一拍遅れて放ったワイヤーが絡みつく]
『くっ…あああああああ!!』
[二人が対峙してから初めて発せられた声が、最後の声となった]
Pllllll...ガチャ
ミッション完了、標的もブツも始末した。これでクリップのクソどもはおたくの話を聞くだろう。
『時間通りだな』
『プロほど時間を大切にする。だが貴様は若すぎる…ドンはなぜお前のような若造、しかも混血に…』
時は金なりか、確かに若いやつの方が時間を多く持ってる。だが無駄話に費やす時間まで多いわけでもない。
『…いいだろう、仕事の話だ』
『≪遊戯≫が行われる。総統が姿を現すという確かな情報が入っている。接触して、消してほしい』
…高くつく仕事だ。
『無論、報酬は十分な額を用意する』
「十分な」の十倍だ。前金で10万、成功報酬は40万だ。必要経費は別でな。
『払おう』
ガチャ
[一人廃ビルに佇む男は、携帯電話のスイッチを切ると無造作にそれを放り捨てる]
[通話のために外していた仮面を被り直すと、その場を後にした]
[後には、焦げて煙を吹く携帯電話と死体]
[そして、何故か小石が4つ、東西南北を示す位置に規則的に置かれていた]
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■名前:アーベル=リー Abel=Lee
■年齢:20歳前後
■通り名:青の死神
■武装:音叉のように二股に分かれた、刃渡り30cm程の大型ナイフと、特殊繊維製のワイヤー
■スタイル:奇襲からの近接格闘を得意とする
■特殊能力:電撃を操る
■その他情報:
フリーランスの工作員、探偵、スパイ、殺し屋、その他。
経歴には謎が多い。大破壊、大異変、あるいは世界軸破砕と呼ばれる災厄の後に生じた無数の紛争の一つで従軍していたらしいという他に、家族、出身、その他詳しいことを知る者はいない。
遊戯には、自ら望んで参加した。その目的も不明。
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─中央エリア/四階建てビル・一階広間─
[『遊戯』の会場となった隔離されたエリア。ゴーストタウンと化した都市のほぼ中央にある四階建てのビルの中を、勝手知ったるが如くに歩み進め。一階にある広間へと足を踏み入れた]
……流石にまだ集まっては居ないかしら。
どのような者が集まるのかしらね。
[広間の片隅にある端末に指を滑らせ操作すると、口許の朱が弧を描いた。簡単に目を通し、今あるデータを自分の端末へと転送させる]
………しばらくは、暇潰しが必要かしら。
話し相手も居ないのは、手持ち無沙汰ですわ。
[広間の端末から鶸色を外すと、カツリと言うヒールの音は広間から遠ざかって行った]
5人目、野槌の娘 ロミ がやってきました。
――とある街の外れ・臨時試合会場――
[巨人の足音のようだ、と、遠くから聞いた者は思ったかもしれない。
実際、それと同等の破壊力は有しているであろう。
地面に減り込む槌。ひび割れ、隆起し、陥没する地面。
さながら大地震に見舞われたが如く、『会場』と銘打たれていた空間そのものが、注がれたエネルギーにより変化し続けていた]
これで――トドメだぁっ!!
[高い声が叫ぶと同時、一際重い槌の音が会場に響いた。
余韻が消えれば、静寂が空間を支配する。
戦いの余波に舞った土煙が、少しずつ晴れてゆき――そして、そこにただ一人立っていたのは]
『――勝者! ロミ=メーベルト!』
[審判が片手を挙げ宣言すると同時、周囲を囲む観客たちが一斉に沸いた]
やったー! 勝っただよー!
[赤いフレアスカートの裾を揺らし、ぴょんぴょん跳ねて喜びを露わにするのは、10代もようやく半ばに差しかかった頃と思われる少女。
訛りのあるのんびりとした口調が、田舎娘の風情を醸し出す。
しかしその彼女が両手で掲げ持っているのは、大の男が両足を踏ん張ってようやく持ち上げられるかどうかという、巨大な鉄槌であった]
『くそ……化け物かよ、こいつ』
[対戦相手であり敗北者である男の言葉が聞こえているのか否か、娘は軽い足取りでバトルフィールドを後にする。
後には呆気に取られた様子の男と、滅茶苦茶に破壊された試合会場だけが残された]
――とある街・宿――
[与えられた宿泊施設に辿り着き個室に入ると、流石に試合会場からずっと纏わりついてきた喧騒とも離れられた。
娘は通信機を取り出すと、己の属する『組織』――"フェー"の番号を呼び出した]
――ああ。オラの気持ちは変わってねえ。
明日の朝になったら会場に向かうよ。
取り分? いつもと同じ配分で構わねえだよ。
それだって、オラの望みにゃお釣りが来るもの。
[訛り口調は普段と変わらないが、しかし表情は真剣そのものであった。
それは『組織』の手駒でしかなかった彼女が、初めて自らの意志で参加を決意した仕事。
それはバトルイベントで名を上げていた『組織』が、唯一参加に難色を示した仕事]
『遊戯』で優勝したら――そうさねぇ……
[しかし少女は、遠くに明るい未来を夢見ているかのように、静かに目を細めるのであった]
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■名前:ロミ=メーベルト(Romi=Mebert)
■年齢:10代半ば
■通り名:野槌の娘(Erde Maedchen/エァデ・メートヒェン)
■武装:全長1mほどの鉄槌
■スタイル:近距離の武器戦闘メイン。特殊能力により中距離対応。
■特殊能力:土・岩石を操る(形状変化等)
■その他情報:
辺境の農家の生まれだが、異能に目を留めた"フェー(妖精)"という組織により引き取られ教育を施される。
"フェー"はバトルイベントの興行により利益を得ている組織であり、また賞金や知名度を目当てに他所のバトルイベントにも積極的に所属員を参加させていた。
しかし今回の『遊戯』に限っては、ロミが自ら参加を希望した。
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