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[カップを口許に寄せてふぅふぅと息を吹きかける。
そっと口に含むと熱と共に広がる芳香。
カップもつ反対の手が広げた包みへと伸びた。
中からクッキーを摘み、頬張る。
馴染みの店で買ったお気に入りの茶葉と、甘いクッキー。
それさえあればカルメンにとっては幸せな朝。
昨夜も仕事が長引き帰りは遅かったけれど
朝のささやかな幸せで今日も一日頑張れそうな気がした。]
さて、と。
[席を立ち、テーブルの上を片付けて
椅子の背に掛けてあったストールを取り肩に掛ける。
家を出て向かう先は、独り立ちするまで過ごした丘の上の旧修道院。]
― →聖堂 ―
[暫く歩いて辿り着いた丘の上の聖堂。
ドアを叩いて声をかける。
暫くしてドアが開かれれば中へと入り]
こんにちわー。
あ、借りてた本、返しに来たんだけど……ライヒさん、いる?
[迎えに出た老尼僧にとりあえずの要件を告げて、問うのは図書室を管理する青年の名。
どうやら図書室で仕事中らしいと聞けば、それもいつもの事と受け取って]
ああ、時間あるし、ある程度片付くまで待たせてもらっていいかな?
また借りるかもしれないし。
そうだ、これ。
[そう言って、もって来たバスケットを差し出す]
パイ、焼いてきたんだ……お茶菓子にと思って。
って、もしかして、先客?邪魔しちゃ拙い?
[ドアの向こうの部屋に気配を感じてそう問えば、暫くは部屋の外で待って欲しいと返事が返る]
ん、わかった。
それじゃ、庭でも見てくるから、終わったら教えて?
[雪が降った後で、庭に見るものがあるかはともかく、老尼僧の様子が常にはないものだったから。
とりあえずその場を離れ、辺りをうろつくことにした**]
6人目、読書家 ミリィ がやってきました。
[住民票には勿論、彼女の名前も記載されていた**]
―――――――
■名前:エミーリア・フォルマー Emilia=Vollmer
■年齢:19
■職業:――
■経歴:村娘。実家はもとは宿屋であったが、旅人のほとんど来ない今はほぼ廃業状態。
読書好きで、聖堂へは本を目当てに度々訪れる。
口が悪く、男性に対して厳しい。女性や、男性でも老人子供にはそれ程ではない。
―――――――
[玄関にはまだ誰の足跡もない真新しく降り積もった雪。
さく、とそれを踏みしめて女は楽しそうにわらった。
無邪気な顔をみせる女も舞台に立てば艶やかな歌声と舞を披露する。
村役場にある住民票には下のように記されていた。**]
――――――――――――――――――――――――――――――
■名前:カルメン・フォレスティ Carmen Foresti
■年齢:21歳
■職業:娼妓
■経歴:21年前の冬、修道院の前に産着に包まれ置き去りにされていた。修道院育ち。両親は見つかっていない。現在は自立して酒場などで歌や舞を披露する事を生業としている。
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7人目、雑貨屋 エルザ がやってきました。
― 村内 ―
はぁ……さむ。
[さくさくと真新しい雪に足跡を付ける。
背には商品を積んだ背負子。]
……聖堂に持ってく商品数点忘れるとか、どうかしてるわ、あたしも。
[両親が切り盛りしていた店を、最近受け継いだはいいものの。
小さなポカをやらかしたり、今回のような事をやらかしたりしていて。
はぁ、とため息を吐いて、聖堂へと向かう。]
[村役場の住民票には、こう書かれていた**]
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■名前:エルザ・ベルトホルト Elsa・Berthold
■年齢:22歳
■職業:雑貨屋
■経歴:村に一つだけある雑貨屋の店主。
最近、彼女に代替わりした。
家族構成は、両親、妹、弟
両親は健在で、東の国へと温泉旅行に。
妹と弟が一人ずつ、妹は別の村の人の所に嫁ぎ、
弟は医者になるために別の国へ留学中。
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8人目、湯治客 アーベル がやってきました。
[湯煙に沈むは男が一人。
既に何れ程の時を過ごして居るのか、赤く染まる頬が茫洋と空間を仰ぐ]
[緩く長く吐き出す呼気と共に落ちる視線は自身の左腕へ。
対より明らかに劣る其れに小さく苦笑を零すけれど。
それを聞くのは、今は溢れる水音ばかり]
[男の素性は村役場に収められた滞在票に記されている**]
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■名前:アーベル・イルクナー Abel Illgner
■年齢:21
■職業:――
■経歴:物心ついた時から左腕の動きが鈍く、湯治の為に毎年雪に包まれる時期に村を訪れている。
初めて村を訪れたのは3歳の頃らしいが、本人は一切覚えていない。
普段は街で暮らしている。以前は母親と村を訪れていたが、15の頃から一人で過ごすようになった。
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― 聖堂の近く ―
[ざくざくと新雪が積もった大地を踏みしめ、
途中、村の人と挨拶を交わしながら聖堂へと向かう。
背負子は重いが、仕方がない。]
……あれ、エリィ兄ぃ?
シスターの所に遊びに来たの?
[聖堂の近くまで来た所で見えた人に、声をかけた。]
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