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[ふと、名を呼ばれたような気がして振り返る。
目に入るのは、何か探すような仕種のオリガ。>>15]
お、あれ、綿菓子?
ホントになんでもあるなあ。
[その手にあるふわふわとした物に気づいて呟いた、直後。
……物凄く、嫌な気>>8を感じてそちらを振り返り]
……ちょ、まてぇぇぇぇぇっ!!!!!
[炎が見えた瞬間、絶叫と共に、先ほどよりも高く飛び上がった。
それでも、タルトの乗ったプレートは保持しているのはさすがというべきか]
……あっぶね……ちょっとアレ、シャレにならんぜ。
[はあ、とため息一つ落とす。
『金』の属を宿す身にとって、相剋の関わりにある『火』は大の苦手だったりする。
なので、グレゴリーへの警戒レベルがちょっと上がったのは、多分已む無し**]
― 回想 ―
[泣き濡れた眸に、ぎょっとしておろおろとうろたえ]
あ、わ、私、何か失礼をしてしまったかしら…?
[自分が泣かせてしまったかと勘違いしている様子]
ドミニカさん、ね。
あの、宜しくお願い致します。
バンシー…お屋敷の本で一度読みました。
[本物を見るのは初めてだった。微笑みは見せないとの記述を思い出しつつ]
ああ、笑顔になられるときっと可愛らしいのに…
[独り言をぽつり]
― 回想終了 ―
[ユーリーの挙手>>18を見]
あ、こ、今日はミスタ。キリルと申します。
[スカートの端を摘み上げ、御辞儀を]
はい、喜んで淹れさせていただきますわ。
…ミスタ、砂糖は御入よ…ぅうううう?!
[目に映る炎>>9に、メイドとは思えないような声を上げて]
なん、ななな…ひ、火?
[ぎしぎしと音が成りそうなくらい、機械的な動きでグレゴリー>>10に近づき]
み、みみみミスタ、はっ、拝見いたしました所火の御方かと存じますがっと、とと突然噴かれると、お、お、驚きますったら!
[挨拶も吹き飛んで、思わず語気強めに詰め寄る。
普段ならばだんだんと音を立てているような仕草でも、鳴るのは衣擦れの音のみ。
…少し、迫力に欠ける。]
─ 中庭 ─
うんまぁあの人が落ち着いてるとこって俺も想像つかねーけど。
って、また?つーか今度は魚?
こないだ狼男と結婚するとか言ってたのは破談?
[ニキータがどこかに向かい歩き出す少し前。
>>0:128彼の母親の近況に目を丸くした。
彼女と出会ったのはどれほど前だったか、その美しさは一目見ただけで神の宝認定するに相応しいものだった。
すぐさま守らせてくれないかと声をかけたのをプロポーズと誤解されて頬叩かれたというのは余談、だが。
そういう経緯で知り合って以来、結婚だの付き合うだのという話はもう何回聞いただろうか。
そのたびに護るだけじゃなくてちゃんと恋愛しなさいよと説教食らうのも、まぁ、余談。
そんな恋多き女性の息子の災難?を目の当たりにしつつ、口に出したのはある疑問。]
なぁ、あの女の子ってさっき本だったよな?
精霊…とも違うみたいだけど。
[感覚的に自分とは違う系統の人外だと判断し、横にいるユーリーなら知ってるか、と問いかけた。]
[炎を吐いた本人は、前方など良く見ておりませんでした。
ペロリと真っ赤な舌で唇を舐め終え、初めて各種余波に気づいた有様です。
まずは直撃を避けたニキータとその黒コートの向こう>>13へ肩をすくめて見せました。]
いやー、失敬。
ちょっとばかりとろ火が零れてしまったよ。
[熱さなど欠片も感じぬ顔は反省してる風には見えません。
ポットに封印され願い事を叶える願いの魔力を抑えられている状態の魔人としては、こんなのマッチの火と変わらぬ感覚だなんて誰がわかってくれるのか。
おっさん呼ばわりに細い眉が片方、わざとらしく上がりますがそれについて文句が出る事はありませんでした。
その代わり、]
ま、役得だったろボウズ。
[ニンマリ口の端を引き上げてその体勢の揶揄を口にします。]
― お菓子の木の傍 ―
[移動する前にキリル>>20に挨拶したとき。
勘違いにはちがうちがうと首を振った。
改めてよろしくと頭を下げて。
最後の独り言は聞き取れなくて首をかしげた。
皆がつくる笑顔は見ているけれど、それが自分で作れるものだとは思わないから、うらやましいとも感じない。
嬉しければ泣き、悲しければ泣き、怒っても泣くのがバンシーだった。
そんなやりとりのあとお菓子の木の傍にいって。
レイス>>11と会釈しあったり。
グレゴリー>>7に飲み物を勧められて泣き腫らした目をまたたかせたりした]
あ……ありがとう、ございます……
[勧められた運動用飲料をものめずらしげに受け取って。
飲んでみれば美味しいのかどうか微妙な感じで。それでも親切の結果なのだから文句などいうはずもなくありがたく飲んでいる]
―中庭・木の傍―
なはは…よろしくね?に、ニキ。
[愛称呼びはあんまりしたこともされたこともなくて、
若干頬を染めているのはご愛嬌。]
まぁ、おにーさんも楽しむっていうんならいいけどね。
………わぁ…
[パンプキンプリンを渡されてきらきら目を輝かせる姿は、
単なる年頃の娘さんなのでした。]
南瓜ってこんな小さいのも育つんだねー…
[感動する点はズレておりましたが。]
─ 泉の水が溢れる前後/その辺 ─
あー、確かに本だった、が。
精霊……とも、違うかねぇ。
年代重ねたモノが、霊格を得て力と意思持つ存在に転じる……とか。
確か、そういう変化をする、付喪神ってのがいたはずだ。
[ベルナルトの疑問>>23には、大雑把な知識を動員してこう答えていた。
なお、跳び上がった後、再び水も滴る〜状態になった彼から向けられたジト目>>27と文句>>31には、へら、と笑って]
いやあ、お前の飛行速度なら避けられると思ったからさー。
[さらっとこんな事を言ってみたり。
それならそれで、異変を教えろって話だが、そこを突っ込まれたとしてもけらけら笑うだけ]
ま、ここは前向きに考えろ。
挨拶ラッシュがはけてから、ゆっくりサシでお話しすりゃあいい、と思えば悪くねーんじゃね?
[挨拶にいけない、という言葉に冗談めかしてこう言って。
自分はさくっと行ってしまったわけなのだが。**]
― 回想 ―
[自分の起こした小さな騒動にも気づかずに、虎視眈々とお菓子の生る木を口説く算段を立てていたときのこと。]
……ほ?
おぉ、あれかい、お前さん、アナちゃんのセバスちゃんかい。
そうじゃのぅ、せっかくじゃ…し……
[男から問い>>7を受け、誤った認識を抱きながら悠々と注文しようとして――けれど、声が半端に止まったのは男の内包する気を感じ取ったが故の事]
……あ、あちらのお嬢さんに水をいっぱ、
いや、駄目じゃよ駄目じゃ、お菓子の生る木に近付いちゃ危ないんじゃ!
そんなこと、お父さんは許さないんじゃよぅぅぅ!
[途端にまたもや震え出し、一人勝手に混乱の極みに至った。]
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