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―ノブの家―
[それは集会所の中継が流れて出してすぐだった。
唐突に響いた銃声と悲鳴。
騒ぎとなっているらしき一角を映し出した直後に、ガクンという衝撃が伝わってきそうな勢いで地面へと落ちていった]
先輩っ。
何か集会所の方がトラブったらしい!
[画面はその数秒後には砂嵐となって、驚きを隠せないままのキャスターが謝罪をしながら無理やり次のニュースへと繋げていった]
俺、ナターシャさんたち迎えに出てみるわ!
[反応を確かめる前から、外へ出ようと玄関へ向かった]
─住宅街─
[やや遅れ、たどり着いた玄関。
開いたその向こうに見えた景色に、言葉が失せる]
な……!
何故、火が……。
[とっさに浮かんだのは、その言葉。
耐火耐震、あらゆる災害を想定して造られたはずの建物が燃えている、という事実は、俄かには信じ難く。
知らず、その場に立ち尽くしていた]
何が……起きて……。
[聞こえてくる悲鳴も、どこか、遠く思えるが。
大気の運ぶ異臭は、それが現実のものと知らしめるかのようだった]
─集会所→アヤメの家の途中─
[それに気付いたのは、どちらだったろうか。
後ろの方が騒がしいように感じ、振り返る。]
─……え…?
[喧嘩だ。
遠く後ろにあるその光景を目に入れた瞬間そう思った、が。]
う、そ。
[人が、撃たれて。
ゆっくりと、倒れるのが、見えた。]
―住宅街・自宅―
そういえば、アヤねーさんまだかなぁ。
[一通り見終えてから、銃を懐にしまう。
ふと隣人の名を口にしたとき]
あれ?
[銃声、悲鳴。
聞き慣れないそれらは居間のテレビからのもの。
同時に後輩の声が響いた]
え、ちょっとレッくん!
[驚いて呼び止めようと部屋を出たけれど、声は届いたかどうか]
─交番前─
[住宅街へ向けて足を踏み出した時だった。
後ろから右肩を掠め光が前方へと飛んで行く]
………!
[常の無表情もこの時は崩れ、驚きの色を示した。
左手で右肩を押さえ振り返れば、そこには銃器を構えた人物が一人。
全身が震え、恐怖に駆られていることは一目で分かった]
見境なし、か…。
……そっちから手を出したんだ、死んでも文句は言うなよ。
[こちらの声は耳に届いているのか。
怯え叫びながら相手は光線を乱発して来る。
ち、と短く舌打つと、右手を上着の中へと滑り込ませた。
懐の銃はリボルバーであるため6発しか装填されていない。
ほぼ無尽蔵に近い武器相手に限られた弾数での応戦。
タイミングを計る必要がある]
(精度が低いのが救いかな)
[こちらを狙っているようでそうではない射撃を避けながら相手の隙を探る。
懐から大型のリボルバーを引き抜き、相手の手を狙い、まず一発。
動きが一瞬止まった隙を逃さず、心臓目掛けてもう一発撃ち放った。
二発の銃声が鳴り響き、一拍の間の後に襲撃者は地面へと倒れる]
―住宅街―
[どこか呆然としていたが、すぐ後に出てきたマイルズの声に我に返る。]
ぼっちゃま!とにかくここから離れないと!
あの火、何か変ですし…いつここにも来るか分りませんから。
どこか広い所…そうだ、公園の方にいけば…
[そう言うと、主の手を取り、軽く引いた。]
─集会場→アヤメの家途中─
[良く見ればそんな光景は一つではなく。
目を凝らせば、既に何人か倒れているのが見えた。
思わず、喉から叫びが漏れ出そうになり、口を押さえる。]
あ…アヤ、メさん…
逃、げ…逃げましょう、早く!
[固まっている暇はないと、そう思った。
アヤメの手を引いて走ろうとするが、彼女はどうしたろうか。
ともに走るなら手を繋いで逃げるが、走れないようなら彼女を引っ張るようにして逃げようと。]
―住宅街―
[先輩の声は届いたはずだが、静止するまでは至らず。
来た道を戻るように住宅街を走ってゆく]
ラッシュの言うとおりだったな。
余計な武器があると…いや。
これがPSI緊急事態ってことになんのか。
[中継画面に映った光景。
まだ幼くすら見える少女が両手に銃を構えていた。あの画面の流れ方はつまり、撮影者が撃たれ倒れたということだろう]
…信じらんねー…。
[口元を押さえて低く呟く。
理解はしている。本当は「信じたくない」の方だった。
用心のためと上着の下に吊っていた銃も片手に下げて]
─住宅街─
[我に返ったエリカに手を取られ、今度は自分が我に返る。
数度、瞬いて周囲を見回す。
確かに、あの火は常のものとは思えなかった]
……離れる、のは構いませんが。
どうやら、護身の術は所持した方が良さそうですよ。
支給品、持ってきますから、少しだけ、待っててください。
[あまり持ちたくない、などと悠長な事を言ってはいられない。
そう、思わせるだけの状況が、目の前に広がっていた]
―住宅街―
あ。
[そういえばその物の存在をすっかり失念していた。
とはいえそこはサイボーグ。銃が無くとも何とかなるのだが。]
…私も取ってきます。玄関で待ってますので!
[そう告げて、こちらも荷物を置きっぱなしの台所へと急いだ。]
─交番前─
…チッ、2発使っちまったな。
予備のカートリッジ置いて来たってのに。
[残りは4発。
この調子で何かしら騒ぎに巻き込まれてしまうとしたら、かなり不利な状況に陥る]
補充は集会場の端末から、だったか。
取りに戻った方が建設的、かな。
[騒ぎが起きていると聞かされた場所へ向かうのは勘弁、とばかりに足は住宅街の方へ]
―住宅街・自宅前―
[玄関の外まで出たけれど、既に後輩は走り出してしまった後らしく、姿は見当たらなかった]
もー……
なんだよトラブルって。
[未だ事態を把握できないまま、頭を掻いて]
……あれ?
[ふと一点に目が止まる。
住宅街の一手から煙が、否、火の手が上がっているのが見えた]
―― 回想・集会場前 ――
あー、ごめんね。
凄く助かる。 ありがと、ね。
[手配して貰えた台車と
押して来たナターシャを見て、彼女へ頭を下げた。
よいしょ、と荷物を乗せれば]
うん。 おっけい。
本当にねー? 何が入ってるんだろ。
……じゃ、行こうか?
[二人で共に、自宅の方へと歩き出した]
―― 回想・了 ――
―集会場前―
[認証端末のそばに行くとクローディアと言ったか、役所から来たというその者はすでに生きているとはいえない状態だった。
鼻をひくつかせるがあたりに血と硝煙と焦げた匂いとが入り混じり、あたりの様子は詳しくはわからない]
「せん…ぱい…」
[微かに聞こえた声に耳をぴくりと動かして、声の聞こえたほうを見ると肩から血を流して集会場の裏にうずくまっている姿が見える]
ドイ!しっかりしろっ!
[後輩に駆け寄り声をかけながら傷口の具合を見る]
すぐに手当てをすれば大丈夫そうだな。
集会場内に医療キットがあったはずだ。歩けるか?
[頷く後輩を連れて集会場の中へと移動しながら]
暴動か……、部長は…?
[首を横に振る様子にそうかと呟いて返した]
―住宅街―
[ほんの少し前まで静かだった一角も騒乱が押し寄せてきている。
炎のようなものが見える方角、方向もわからなくなりそうなほどあちこちで響く銃声と悲鳴。
先の方に二人連れの女性らしき姿を見つけて向かおうとした所で]
うあっ!?
[横道から飛んできた瓦礫に気がつき、大きく背を逸らせる。
どこかの家の壁に当たって落ちたのは顔の半分近くある塊だった。頭にでも当たっていたら大怪我どころじゃなかっただろう]
誰だっ!
[何とか体勢を戻すと横道に向き直り、眼を見開いた]
…カル…?
……忘れてましたね。
[短く声を上げるエリカの様子にぽそ、と呟いた後。
待っている、という言葉に頷いて、自室へと戻る]
まったく、面倒な……!
[珍しく、苛立ちを声に乗せつつ、支給された拳銃を付属のホルスターに収めて身に着ける。
銃自体は上着を羽織る事で外からは隠し、予備のカートリッジやマニュアルは、目に付いた鞄──いつも、楽譜を入れて持ち歩く気に入りの物に放り込んで持って行く。]
……帰れなくなるのは、御免なんですけどねっ。
[そんな呟きを漏らしつつ、再び、玄関へと急いだ]
―住宅街・自宅前―
……うそぉ。
[上がる筈のない火。
流石に事態の深刻さだけは理解できた]
『キンキュウジタイ』ってやつ?
……あれ、けどあのあたりってたしか。
[ふと気がついて端末を取り出した。
一つの番号を呼び出して、耳にあてる。
けれど電源が切られているのか、そこからは機械的な音声が流れるだけ]
―アコルデ家・台所―
[テーブルの上に置かれた袋を手早く開けて、中から支給された武器を取り出す。
出てきたのは、古いタイプのマグナムだった。型まで確認する時間はないが。]
弾は入ってる…わね。
[それだけ確認すると、一緒に入っていたホルターを手早く太股にくくり、マグナムはそこに入れた。]
あとはぼっちゃまと合流して―――
[と呟くと同時に、入り口側とは反対にある窓が割れた。]
――――!
[振り返ると、向こうも驚いたようにこちらを見ていた。
人がいるとは思っていなかった。そんな感じの印象だった。]
―住宅街―
カルくん、でないな。
[端末を閉じ、後輩の名を呟いて、眉を下げた。
当人が今何処で何をしているかなど知る由もない]
たしか家、あのあたりだとおもうんだけど。
……ん。
[記憶があっているかは定かではなかったが。
一つ頷いて、火の上がった一角へと駆け出した]
―住宅街―
[顔形は確かに友人のものだった。
しかし血走った眼と強張った顔はとても同じ人物に見えない]
なん、だよ、お前。
あにやって…?
[片手に投げつけられたのと同じような廃材か何かの塊を持っている。どこからあんなものを持ってきたのだろう。
それ以前に何故。重さを感じさせないように、ボールか何かのように手の上で跳ねさせているのだろう]
だ、ダメだ。
来るな…っ!
[声は友人に向けたものか、それとも先に見かけた人影に向けたものか。震える手はそれでも脇道に立つ男に照準を合わせた]
窓から入るなんて、礼儀のなってない方ですね。
お客様なわけありませんよね?何か御用ですか?
[ややキツめの口調で応対すると、向こうは舌打と同時に懐から銃を取り出した。]
ちょっ…正気ですか!?
[パンッっと乾いた音が鳴り、銃弾が後ろへ飛んだ。幸い掠める事もなかったが。
薄ら寒いものが背を走る。普通じゃない、そんな感覚。
脳が緊急事態を告げるアラートを鳴らすと、瞳がすいと細くなった。]
―――申し訳ありませんが、主の安全性確保の為相応の対応させて頂きます。
[何時もより低い声でそう告げると、太股に取り付けたばかりの武器は手にせず、ゆっくりと相手との距離を詰める。]
─アコルデ家・玄関前─
[たどり着いた玄関には、未だエリカの姿はなく。
まだ、手間取っているのか、と家の中を振り返る。
ガラスが割れるような音が聞こえたのは、その直後か]
……っ!?
何故、中から?
エリカ!?
[声をかけつつ、踏み出そうとした足が、止まる。
甲高い音と共に、足元に跳ねる何か。
はっと振り返った先には、銃を構えた見知らぬ男]
ちょっ……冗談キツイ、ですって!
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