情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
─…私は、平気。
レッグくん、は、怪我…してない…?
[レッグから大丈夫かと問われれば、緩く頭を振って逆に問いかけ。
そこに被せるように響いた機械音声に、知らず唇を噛んだ。
今奪った命が、サイキッカーであってもそうでなくても。
こんなものが義務だなんて、思えるわけがなかった。]
[ジョエルを抱いたまま、主を探しに視線を上げれば、主の方も様子がおかしい。
負傷している――駆けつけなければならないのに、その場から動く事は出来なかった。]
ぼっちゃま!
[代わりに声をかけ大事ないか確かめる。
そうしている間に、腕の中の熱はゆっくりと流れ溶け落ちてゆく。
主が近づいてくるのが見えれば安堵はする、するが。
―――違う痛みは治まらない。]
ぼっちゃま、ジョエルさん、が…!
[治療しなければと傷口を押さえるが、貫かれたのは胸の真上。
どんなに押さえても血が止まる事はない。
青い顔、今にも泣き出しそうな表情で主を見上げた。]
─集会場・広間─
[告げられる、無機質な声。
まだ終わらない、という事実に、ぎ、と唇をかみ締める]
……いっそ。
先に死ぬなとでも、命じておけばよかった……ですか。
[吐き捨てるような低い呟きは、近くのエリカには届いたか**]
─集会場・広間─
血が。止血しないと。
[とりあえずはハンカチを取り出して、司書の傷口を押さえようとする。背後をちらりと振り返る。倒れている執事と傍に駆け寄る伶人とメイド。
聞こえてきた言葉に司書へと顔を戻す]
各々が命を狙った。
ナターシャさんも狙われた。
結果がどうなっても…同じだよ。
[同じだ。自分に言い聞かせたように。
司書に向かってもそう言った。気休めにしかならなくても]
……………。
[気付けばそこは自分の骸の傍。
倒れ伏す自身を見下ろす]
…は、はは、はははははは…。
[流れる赤、血の気の引く自分。
常の無表情が崩れ、驚愕と困惑の色が浮かぶ。
翠が見開かれ、引き攣ったような笑いが零れた]
なん、だよ。
何あっさり死んでんだよ、俺。
嘘だろ…?
[ひゅ、と息を飲んだ。
同僚が駆け寄り自分を抱き起こすのが見える。
動かぬ躯、それを見詰める自分]
─集会場・広間─
[泣き出しそうなエリカの様子。
感じているであろう痛みは、わかる。多分、共有しているから。
けれど、それを表に出す事はなく]
……こうなって、は。
医療システムを使っても、無理、です、よね。
[途切れがち、短く、言葉を綴る]
……とにかく、空き部屋を一室借りて、そこへ。
ここに転がしておいたら、恨まれそうですし、ね。
[告げる表情は、乱れた露草色の影で、はっきりとは伺えそうになかった**]
[現実を受け入れられず、両手で頭を抱えて狂ったように叫び声を上げた]
[生き抜くことだけを考えていた。
そのために主を護ることすら放棄した]
[それなのに]
ちく、しょう。
ちくしょう。
ちくしょうちくしょうちくしょうちくしょう!!
生き抜くと決めたのに!
他を屠っても生きると決めたのに!!
何で俺なんだ、何で他の奴じゃねぇ!!
[今まで押し込めていた感情が爆発したかのように喚き散らす。
自分の声で、主が呟いた声は掻き消えてしまった]
良い、よ。
汚しちゃうから…ね?
それに、これくらい…痛くない、もの。
[レッグの手をやんわりと抑えて、止血しようとするのを止めた。
罪滅ぼしというわけではないが、命を奪われた者、大切な人を失った者の痛みに比べれば大したことではないと。]
―集会場・広間―
[銃を構えて対象に向き直る。
相手の銃口がこちらを向いているのは見えていた。
思わず首を竦めたが、そこから放たれた銃弾が身体を貫くことはなく。
指先に力を籠めようとしたその時、
右腕に鈍い衝撃]
……あ、れ
[意図せず引かれた引き金、発射された熱線が何処へ行ったかを目視することはできなかった。
銃が手を離れ、地面に落ちる。
その音を遠く聞きながら、崩れるように座り込んだ]
─集会場・広間─
大丈夫。俺の方には来なかったから。
[一度横に首を振って頷く。
無機質な音声には一瞬だけ眉を顰めた]
…なら、医務室に行こう。
痛くないわけは、ないだろ。
生きてるんだから…。
[やんわりと止める手に眉を寄せて言った。
それは残酷な言い方かもしれなかった。けれど生き残った者には生き残った者の為すべきことがあるはずだと]
―生前 集会場・広間―
[自分の撃った弾はナターシャを掠めるだけに、最後に引き金を絞る瞬間生まれた躊躇。
それが狙いをはずした原因なのだろうと思いながら、
レッグの視線を受ければ見返すままに、そのままリボルバーを腰のホルスターに戻し]
ああ、俺はそう判断した。そのつもりだった……。
[小さく呟くような返答は誰の耳にも届かなかっただろう。
自分がはずしたことは事実であり、その原因は躊躇からうまれたもの。
ナターシャが撃った光線は、ジョエルを狙ったものらしく、ジョエルが倒れている姿が見える。
そこに駆け寄る主と、同じ主に仕えるメイドが駆け寄る姿が見える]
この方法は…どう考えても……
[馬鹿げている、最後に続く言葉はでず。その前の言葉の今の喧騒の中聞き取れたものはいないだろう]
―集会場・広間―
[弾自体は外れたようで、けれどそれに抉られた傷は深い。
熱を持つ傷を押さえる指の隙間から血が零れて行く。
下唇を噛んで痛みに耐えながら、意識の外にあった銃弾の元を辿れば、そこにいた人物は]
……。
[己よりも多量の血を流して倒れていた]
―集会場・広間―
[レッグに怪我はないと知れば、良かった、と微笑み。
医務室に行こうと言われると、自分には必要ないと首を振り]
私は良いわよ、本当に…
これくらい、平気。
[それでもハンカチを手に握らされれば、むげに断ることも出来ず感謝の言葉を向けて]
[一頻り叫ぶと感情が抜け落ちたかのように放心状態に陥る。
翠は生者の様子を見詰めていた]
………………。
[動く生者を追い、翠が小刻みに動く。
自分は死に、彼らは生きている。
その事実に徐々に擡げて来るのは、羨望と嫉妬の念]
…………ハッ。
───全員死んじまえば良い。
[ぽつりと呟かれた呪詛の言葉。
無表情の仮面が剥がれた顔には、壊れたような笑みが*浮かんでいた*]
─集会場・広間─
[兄がメイドに、そして先輩達に話しかけてゆく。
その内心は知らない。けれど場を冷静に取り仕切るような、撃った者撃たれた者の間に混乱が起こさないよう気を使うような言動は、流石警察官だと賞されるだろうものがあった]
…分った。これ以上は言わない。
[短い黙祷を終えると、司書に向けて*頷いた*]
―集会場・広間―
[無機質な機械音声は、目の前の人の名を呼ばない。その事が、自分でも驚くくらいに痛かった。
主の声は聞こえたが、逸れに応える事はできず。
次に届いた『無理』という言葉には、びくりと身体が震えた。
促すような言葉にようやくのろのろと立ち上がり、まだ温かな同僚の身体を正面から抱えるように肩に乗せる。上手く抱えることが出来ず足はひきずってしまったが。
広間に残った人らに何を言う事も出来なかった。
空き部屋に運ぶと、寝台に横たえる。主の手伝いは拒んだが、頑として受け入れられなかった。
シーツを胸までかけ、傷口は隠す。
それで、出来ることは、おしまい。]
……………さっきまで、生きてたのに。
[寝台の隣に立ち、二人でジョエルを見ていた。
自分の服は血で染まったままだったが、拭うこともしなかった。]
―集会場・広間―
[誰かが倒れていると、認識できたのはそこまでだった。
視界がぐらりと揺れる。
首はかくりと後ろに曲がり、天井を仰ぐ。
遠く近く安定しない聴力は、無機質な音声だけを拾い上げた]
まだ――……
[うわ言のようなその先は紡がれず。
パトラッシュか、もしくは他の誰かの案ずるような声も届かず。
仰向けに倒れ込むその直前、意識を*落とした*]
―翌日・集会場入口―
[兄の姿を探していると、風が何かの臭いを運んできた。
昨夜も嗅いだのと同じ鉄錆の臭いを]
…ラッシュ!?
[ぐったりと伏せている身体は全体に黒っぽい色をしていた。
思わず止まってしまった足を慌てて前に出す。
近寄れば深い傷と共に焦げたような痕も見えてくる。
そしてピクリとも動かない]
一発だけじゃない。
完全に動かなくなるまで撃ち込まれたのか。
それに、この火傷はどうにも不自然な付き方だよな。
…殺られる前にってか。
だからって、こんな。ここまで……!
[強く唇を噛み締めた]
―集会場・広間―
[パトラッシュが個々に話し掛けているのを見。
彼が自分にはどのように話し掛けてきただろうか、銃を向けたことを言われれば緩く頭を振ることでそれを受け入れただろう。
そのことに触れられなくても、穏やかに話をして自分よりも他の人達を気遣ってあげてほしいとお願いした。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新